ローハン・デニスはチームイネオスとの契約をついに発表。
デニスが、チームイネオスに移った主な理由の1つに、特にタイムトライアルの革新によるものだと述べたいた。
バーレーン・メリダとの歴史を考えると、彼の機材に関する不満はかなりあったようだ。
すべてが納得いく水準

Photo Rohan Dennis instagram
特に、タイムトライヤルバーについては、ローハン・デニスの要望で3Dスキャンして作られていたが、フォームパットなどはメカニックが手作りで作成していた。
チームイネオスでは、タイムトライヤルバーは各個人に合わせて3Dスキャンされた腕の形に合わせてオーダーされている。
既に空洞実験室で最適なフォームに合わせてタイムトライヤルマシンも細部に渡り作成されているのかはわからないが、必ず突き詰めて納得行くまで追求するはずだ。
チームイネオスのメンバーは、一人ずつSilverstoneにある風洞実験室で空力テストを行い、最適なフォームとバイクのセッティングをしてタイム向上に努めている。
これにより、フィリッポ・ガンナなどは著しくタイムトライヤル能力が向上。
4キロ個人追い抜きで世界新記録を出し、2019世界選手権個人TTでは3位になるなど飛躍的に能力を上げている。
ローハン・デニスのタイムも更に向上する可能性は多いにあるだろう。

Photo Rohan Dennis instagram
トップチューブに印刷されたデカールには、2019世界選手権での記録が印刷されている。
ローハン・デニスは連覇を狙い、更に来年も違うデカールを刻むつもりだろう。
Let’s take a closer look at the details on the world champion’s skinsuit of new @TeamINEOS signing @RohanDennis 🔎🌈 pic.twitter.com/1se2XIFPOI
— Team INEOS (@TeamINEOS) December 9, 2019
Kaskヘルメット、Castelliスキンスーツも世界チャンピオンのレインボーカラーで彩られており、ローハン・デニスの満足のいく仕上がりのようだ。
ローハン・デニスの乗るPinarelloバイクについては、まだ彼のインスタグラムでしか画像がない。
これから詳細に出てくるだろうが、更に突き詰めた仕様となって登場してくるはずだ。
そう、彼は完璧主義者なのだから。彼を満足させるにはチームイネオスの豊富な予算しか賄いきれるチームはないだろう。
彼のレースの予定として、既にジロ・デ・イタリアがセットされている。これで困るのはタイムトライヤルで勝利を狙っている、ヴィクトール・カンペナールツだ。
彼に取っては寝耳に水ではないんだろうか(^^;
世界最速の男が完璧な装備でタイムトライヤルを狙ってきたら相当なライバルと言わざるを得ない。
彼がジロ・デ・イタリアを走ることについては、色々と問題も出てくるだろう。彼がTTのために走るのか、エースをアシストするために走るのか。
まあ、簡単に考えるとTTで全て勝利。山岳でもエースをサポートしジロの後にはオリンピックに備える。
チームにとっては難しいが見る側に取ってはともてオモシロイ。どうなるのか見ものだ。
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