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2026 世界選手権男子エリート トム・ピドコックは決勝に残れるか?

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9月27日に開催される2026年UCIロード世界選手権男子エリートロードレース。

273.7km、獲得標高約3,803mという長丁場のモントリオール決戦で、トム・ピドコックは英国代表のリーダーとして世界王者を狙う。

メンバーは8人おりワールドツアーライダーで占められている。

 

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英国のメンバー

 

トム・ピドコック
マーク・ドノヴァン
オスカー・オンリー
フィンレイ・ピッカリング
ジェームス・ショー
カラム・ソーンリー
フレッド・ライト
アダム・イェーツ

 

トム・ピドコック Pinarello Q36.5 Pro Cycling Team

 

ピドコックにとって、今回の世界選手権はロードで初めて世界王者を狙う大きなチャンスとなる。

ピドコック自身も今回を自身のキャリアにおける「最高の機会」と位置づけている。

さらに、今回の世界選手権について、最後まで力を温存し、一度の大きな動きに備えることが重要になるという考えを示している。

その走り方を考えると、重要になるのは「どこで攻撃するか」だけではない。

最後の勝負まで、どれだけ脚を残せるか。

モントリオールのコースは、最初の112kmあまりを走った後、モン・ロワイヤル周辺の13.4km周回コースを12周する。カミリアン・フードなどの登りを何度も越えるため、終盤に向かうほど集団は少しずつ絞られていく。

ここでピドコックがどこまで生き残れるかが、勝負の第一関門となる。

 

登りでは強烈な脚を持つ

 
 
 
 
 
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ピドコックの武器は、短い登りで発揮される強力な加速力だ。

過去にはストラーデ・ビアンケなど、急勾配とアップダウンが連続するレースでタデイ・ポガチャルと渡り合う走りを見せてきた。

今回も、モン・ロワイヤルの登りで世界トップクラスのクライマーに食らいつくことができれば、勝負に残る可能性が出てくる。

ただし、世界選手権は一発の登坂力だけで決まるレースではない。

273kmを超える距離を走った後に、最後の登りでどれだけの力を残しているか。ここが通常のワンデーレースとは大きく異なる。

 

アダム・イェーツとオスカー・オンリーが重要な存在に

英国代表にとって大きな武器になるのが、アダム・イェーツとオスカー・オンリーだ。

アダム・イェーツは2023 GPモントリオールを制しており、このコースでの経験も豊富。ピドコック自身も、イェーツについてモントリオールでの経験が非常に豊富だと評価している。

一方のオスカー・オンリーも、2026 ブエルタ・ア・エスパーニャで総合6位に入るなど、厳しい山岳を越える力を示している。

したがって英国の戦い方としては、ピドコックだけがすべての攻撃に反応する必要はない。

アダム・イェーツやオスカー・オンリーが前方で動き、ライバルに対応を迫ることで、ピドコックが最後まで力を温存する展開も考えられる。

 

セイシャス、デル・トロの攻撃にどう対応するか

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最大のポイントは、フランスのポール・セイシャスやメキシコのアイザック・デルトロが終盤に仕掛けた場合だ。

デルトロはすでに同じモントリオールで開催されたGPモントリオールを制覇。セイシャスもそこで2位に入り、世界選手権コースへの適性を示している。

 

この2人が登りで強烈な加速を見せたとき、ピドコックが自ら追うのか。

それともアダム・イェーツやオスカー・オンリーを使って追走し、最後の勝負まで待つのか。

あるいは、ライバルの攻撃に反応するのではなく、ピドコック自身が決定的な場所で先に仕掛けるのか。

ここが英国代表の最大の戦術ポイントになる。

 

ピドコック自身も動くのか

 

ピドコックは、単純に最後のスプリントを待つタイプではない。

今回のコースでは、集団が大きく残ったまま最終局面に入る可能性は高くない。だからこそ、最後の数周で形成された小集団から、さらに人数が削られていく展開が予想される。

そこでピドコックが温存を続けるのか、それとも自ら攻撃を仕掛けるのか。

英国にはアダム・イェーツ、オスカー・オンリーというカードがある。ピドコックが最後まで残ることができれば、英国は一枚だけで勝負する必要はない。

そして何より、ポガチャルがいない今年の世界選手権では、最後まで勝負の行方を読みにくい。

ピドコックにとっては、「どの攻撃についていくか」だけでなく、「どの攻撃を見送るか」も重要になる。

シクロクロス、MTBで世界タイトルを獲得してきたピドコックが、ついにエリート男子ロードの虹色ジャージを手にするのか。

その答えは、9月27日のモン・ロワイヤルで決まる。

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