タデイ・ポガチャルを第8ステージの落車で失ったUAE Team Emirates – XRGに、またしても痛いニュースが加わった。
第9ステージでは、20歳のパブロ・トーレスがレース途中でリタイア。今季、膝の手術から復帰したばかりで、初のグランツールに挑んでいた若手クライマーだった。
さらにチームには、肋骨を骨折した状態で走り続けているケヴィン・ヴェルマーケもいる。
わずか1日でチームを取り巻く状況は、さらに厳しくなった。
膝の手術から復帰したトーレス、今度は脚の痛みでブエルタを去る
❗ Otro palo para UAE: Abandono de Pablo Torres.#LaVuelta26 #LaCasadelCiclismo pic.twitter.com/KOie29AzUR
— Eurosport.es (@Eurosport_ES) August 30, 2026
トーレスは2026年シーズン序盤、膝の手術によって長期間レースから離れていた。
6月にはツール・オーヴェルニュ=ローヌ・アルプで復帰後初の本格的な山岳ステージを走り、4位に入るなど、少しずつ本来の状態を取り戻していた。
UAEも「長い負傷離脱からの復帰」として、その走りを高く評価していた。
そのトーレスが、今回初めてグランツールに出場。
❌ Unfortunately, @pablotorres_22 has been forced to withdraw from #LaVuelta26 🇪🇸 due to knee pain.
👨⚕️ Adrian Rotunno (Medical Director, UAE Team Emirates-XRG):
“Pablo began to experience acute pain in his knee yesterday, and unfortunately the discomfort worsened during… pic.twitter.com/CyAdMOBnD6
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) August 30, 2026
ポガチャルを支える役割を担いながら、プロとしてさらに成長するための大きな経験になるはずだった。
しかし、第9ステージではスタート時点から身体に問題を抱えていたと報じられている。
レースを進めたものの、脚の痛みが悪化し、最終的にはレースを続けることができなくなった。スペイン紙ASによれば、今回の問題は以前手術した膝とは別の箇所の脚の痛みだったという。
ポガチャルを失った翌日。
今度は、そのポガチャルを支えるはずだった若手のトーレスまでチームからいなくなった。
ケヴィン・ヴェルマーケは骨折を抱えながら走る
この投稿をInstagramで見る
UAE Team Emirates – XRGを苦しめているのはパブロ・トーレスだけではない。
ケヴィン・ヴェルマーケは、ブエルタ開幕前の落車によって肋骨に小さな骨折を負っていた。
それでもレースを続けており、本人は自転車に乗っている時には幸い大きな問題を感じていないと説明している。
つまりUAEは、エースのポガチャルを失っただけではない。チームの一人が怪我を抱えながら走り、さらにパブロ・トーレスまでリタイアした。
ポガチャルへの敬意を胸に、パヴェル・シヴァコフが175kmの逃げ
¡Pavel Sivakov busca la ‘revancha’ de UAE desde la escapada!
El francés descuelga al español Camprubí y buscará desafiar al pelotón en solitario.
🚴♂️ El desenlace de la #VueltaRTVE30a en @La1_tve y https://t.co/F3t68jW5De pic.twitter.com/IGUzgvBVKL
— Teledeporte (@teledeporte) August 30, 2026
翌日にはパヴェル・シヴァコフが逃げに。もう、ステージ優勝するのかなと思っていたけれど、さすがに失速ぎみ。
最後は捕まってしまった。それでも、UAE Team Emirates – XRGはあきらめないだろう。
Pavel Sivakov: “He was just putting his bidon back, that’s why he lost the balance so quickly.”
“I was just in his wheel when it happened. I could avoid it, but there was nothing I could have done there.”
“We are devastated. The most important thing is that Tadej is not badly… pic.twitter.com/2Um2oBaZI6
— Lukáš Ronald Lukács (@lucxsronald) August 30, 2026
別件だけど、パヴェル・シヴァコフはタデイ・ポガチャルの落車について以下のように語っている。
パヴェル・シヴァコフのコメント
彼はちょうどボトルを戻していたところだった。だから、あっという間にバランスを崩してしまったんだ。
それが起きた時、僕はちょうど彼の後輪について走っていた。避けられたかもしれないが、あの状況ではどうすることもできなかった。
私たちは打ちのめされている。最も重要なのは、タデイが重傷を負っていないことだ。彼がグループにメッセージを送ってきた。かなり怪我はしているようだが、そういうことなのだ。
簡単ではないが、考え方を切り替えなければならない。タデイはもうここにいない。今は私たちに任されており、仕事をこなし、ステージ優勝を目指さなければならない。
2026 ジロ・デ・イタリアでは序盤の大落車によって総合候補を次々に失ったが、残った選手たちがステージ勝利へ目標を切り替え、最終的にUAEは4勝を挙げた。
今回も、総合優勝という最大の目標は消えてしまった。しかし、ブエルタはまだ終わっていない。ポガチャルのために。そして自分たちのために。
UAEは残された選手でステージ勝利を追い続けることになる。






コメント
メルカトーネウノは、エースが去ったら全員いなくなるといういわば「君臣共連れ」のようなチームでしたね。
これは良くわからないです。
パンターニの事です。ちゃんさんはパンターニ全盛期をご存知の世代だと思っていましたので。分かりにくくてすいません。
ポガチャルがいなくなった今、1番チーム力があるのはデカトロンだと思います。
しかし、打つ手が裏目に出ているような気がしますね〜
昨日のステージでも仕掛けタイミングが早くて、ガルがついていけなかったりしてましたから。
私もDecathlon CMA CGM Teamのチーム力が強いと思ってましたけど、作戦がね~。
ただ、まだブエルタ・ア・エスパーニャは続くので何があるかわかりませんね。
まあまだ何が起きるか分からない。
今回のポガチャルの事故によるリタイヤ以前に、グランツール総合首位で棄権した人は、おそらく2023年ジロのレムコではないでしょうか。序盤でコロナ陽性で去ったと思います。
ちゃんさんはどう思いますか?
まあ、第18ステージまでの動きですね。これはプリモシュ・ログリッチの記事に書いてます。昨日オールステージを見ていて、わかりました。