第3ステージでは、ニュートラルからトラックが侵入。あわや対向で衝突という場面だった様子。さらに何台もの車が交通整理員の指示を無視してコース内に侵入。
やはり、警察官の配置がないとレースの進行は難しいということが浮き彫りにされた。
第4ステージは人口が少なく交通量が少ないので大丈夫ではないかと言われている。
第4ステージ エメン~コル・デュ・ヴァム 159m

コースプロフィール photo Holland
エメンのマルクト広場からスタート。11のセクションがある。最後の40kmは、VAMベルクを周回する8kmのショートサーキット5周。
200mの登りとなっているけれど、石畳もあり厳しい。オランダ選手権もここで開催されたことがあったと思う。マチュー・ファンデルプールが優勝した時ではなかったかな。
7人の逃げ
7人が逃げている。
大きな落車。救急車が呼ばれた。
残り6周
先頭は残り6周に。
残り32.3km。タイム差は1分29秒。
追走は4人。
- ダヴィデ・バッレリーニ XDS Astana Team
- バティスト・ヴェストロッフェ Lotto
- エミルス・リエピンス Q36.5 Pro Cycling Team
- アンドレア・ピエトロボン Team Polti VisitMalta
残り4周
追走は1分50秒だけど集団も迫っている。
集団が追走に追いついた。
クリストフ・ラポルトが追走に。
- クリストフ・ラポルト Team Visma | Lease a Bike
- ダヴィデ・バッレリーニ XDS Astana Team
- ルカーシュ・クビシュ Unibet Tietema Rockets
残り3周
追走からダヴィデ・バッレリーニが切れた。
先頭は20秒差。
クリストフ・ラポルトの後ろに集団が15秒差で見えている。
クリストフ・ラポルトが先頭集団に追い付く。
残り2周
残り2周に。
さあ、クリストフ・ラポルトが先頭に立った。
リーダーのイーサン・ヘイターは、スタートして数キロで病気のためにリタイヤ。このままいくとクリストフ・ラポルトが19秒差なのでリーダーとなる。
もう、残り11.3km。クリストフ・ラポルトが先頭を引き続ける。さすがに疲れたか腰を伸ばしてストレッチ。
残り1周
集団と46秒差に。
これは決まりだ。
この中でプロ選手は、TDT – Unibet Cycling Teamのルカーシュ・クビシュと、TotalEnergiesのラヤン・ブーラホイテしかいないので、クリストフ・ラポルトが先頭で引き続けるしかない。
先頭は6人に絞られた。最後の登り勝負とするか。クリストフ・ラポルトが逃げ切るか。
まずは500mの登り。
ここが最後の登りではない。
まだある。
石畳の登りを上がる。
ここでTDT – Unibet Cycling Teamのルカーシュ・クビシュがアタック。
クリストフ・ラポルトが遅れる。
まだだ。残り200m。
残り100mでルカーシュ・クビシュがスプリント開始。
だが、まくられた。
先頭で上がってきたのは、ティモ・デ・ヨング。
なんと、コンチネンタルチームのVolkerWessels Cycling Teamのライダーがプロを破ってしまった。
ティモ・デ・ヨングは、26歳のオランダ人。
これは大金星だ。この逃げ切りで総合でも7位に。ただ、単なるマアチュアではない。現在Team Picnic PostNLのtrainee(研修生)なのだ。これでプロ入りは間違いないのでは。
クリストフ・ラポルトもあれだけ引いたら脚がなくなるということか。クリストフ・ラポルトは、8月に復帰してやっと勝利かなあ~と思ったけれど、中々上手くいかない。
ただ、総合は固いかな。
リザルト
優勝したVolkerWessels Cycling Teamのティモ・デ・ヨング
今朝のエメンでのスタートで考えていたことは?
あと2レース走ったらオフシーズンだ。後ろから、彼らが来るのはわかっていた。あの瞬間から、僕は何もする必要がないとわかっていた。僕はホイールの中にいた。
石畳では、ルカーシュ・クビシュがアタックに出た。僕はついていくことができた。その後、脚はまだ大丈夫だとわかった。最後の上りでラインを越えるまで、すべてを捧げなければならなかった。幸運にも、もう誰にも追いつかれることはなかった。とてもハッピーだよ。
決勝で、自分が勝てると信じていたのだろうか?
優勝は考えていなかったけれど、3位以内に入ることは考えていた。でも、勝つこととは別のことなんだ。これは本当に特別なことなんだ。
プロレベルで勝つことは素晴らしいことだけど、オランダで勝つことはもっと素晴らしいことだ。家族もオランダにいればなおさらだ。
明日、大きなチームから声がかかるだろうか?
そう願うよ。でも、それについては何も言うつもりはない。
2位 Team Visma | Lease a Bikeのクリストフ・ラポルト
優勝はできなかったけど、ジャージは手に入れた。明日はこのジャージをキープできるといいな。
今日はステージ優勝を狙っていたけれど、最終的には両方のカードを使わなければならなかった。クビスはチームメイトが前にいたので、彼にとっては良かった。最終ラップ前で、あまり動きがなかったから、ジュリアン・ベルモートとオラフ・コーイで加速するようにチームに頼んだんだ。
彼らはとてもよくやってくれた。それからクビスと交代した。いい動きだったが、差を縮めるのは難しかった。
ファイナルではさらにいくつかのアタックがあったが、私にはステージ優勝とクラス優勝の両方を勝ち取るだけの脚力がなかった。ベストは尽くした。ステージでも勝ちたかったけど、ティモ・デ・ヨングはとても強かったから残念だ。
VAM山の石畳の上りで、最後の1キロでギャップを残さなければならなかった。そこではデ・ヨングとクビスが強かった?
強かったとは言えないけど、ルカーシュ・クビシュとはハンドルが逆側だった。彼らは石畳でスピードを上げたから、僕はその差を縮めなければならなかった。それは問題なかった。下りでギャップを縮めたから、ギャップを縮めるためにエネルギーを浪費する必要はなかった。でも最終ラップは大変だった。
デ・ヨングも、しばらく車輪の中にいた。僕らが前を走っている間、彼には少し回復する時間があった。彼はとても賢明だった。このようなステージでは常に厄介なことだ。2つのことに注意しなければならない。そうだね、明日に期待しよう。
日曜日にはアーネム周辺のグラベルステージが予定されている。
明日はリーダージャージを守れるかどうかわからない。明日のステージはわからない。砂利道になるのは分かっている。パンクは避けたい。それでレースを失うのは残念だ。でも僕らには良いチームがある。明日は何ができるか見てみよう。
第4ステージ リザルト
総合
ポイント賞
新人賞
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