エスデバン・チャベス(Mitchelton-Scott)は、FUNという名称のエステバン財団を立ち上げている。
エステバン財団は、スポーツ(サイクリング)と医学(整形外科)の2つの主要な柱で機能。
FUNエスデバン・チャベスのサイクリングチームとClásicaエスデバン・チャベスの若者のレースにより、スポーツと健全な競争を通じて不可欠な人間の形成に努めている。
また、医療プログラムにより、子どもたちの不自由な生活を変える活動もしている。
彼の財団への意識を高めるために、SCOTT Sportsは、ヨークシャーで開催されるUCIワールドチャンピオンシップと、イル・ロンバルディアへの復帰のために、エスデバン・チャベス用の特別なAddict RCフレームセットを設計した。
11月から市販され、フレームセットあたり200ユーロの寄付は、エステバンの基金FUNに直接寄付される。
SCOTT Addict RC Frameset
フレームのカラーは、エステバン財団FUNのデザインカラーを採用。
ブルーとシルバーのペイントには、太陽の下で輝くユニークな高級感のある仕上げが施されており、自転車に優しい感触を与えている。
トップチューブの7色のデザインは世界選手権に向けてレースするエスデバン・チャベスを表す。
シートチューブには、Esteban Chavesの名前が入っている。
実際に市販されるフレームセットには、こちらは入っていない。
エステバン財団のFUNマークも、市販のフレームセットには描かれていなく、エスデバン・チャベスの特別仕様だ。
エスデバン・チャベスは、2013年レース中の事故で右鎖骨の複合骨折、頭蓋骨の骨折、右頬骨、上顎洞と蝶形骨、穿刺された肺、肋骨骨折の重症をおってしまう。
サイクリングキャリアが終わってもおかしくないケガで、この時の不自由な生活が財団を立ち上げることにつながっており、子供を整形外科的に救う活動をしている。
2017年には膝のケガ、肩の骨折。2018年には、伝染性単核球症にかかってしまいジロを総合73位で終えたあとからレースを走ることはなかった。
長い治療のあとに、2019年ジロでのステージ優勝で復活を果たしている。
2020年シーズンは、アダム兄弟と共にグランツールの制覇に向けて再びリーダーとなることを期待したい。
SCOTT Addict RC Frameset 仕様
- フレーム : HMX SLカーボンディスクメインフレーム
- フォーク : ディスクブレーキ用HMX SLカーボンフォーク
- 付属品 : カーボンSteertube用 アディクトRCヘッドセットエクスパンダー
Syncros Duncan SL Aeroシートポスト
Syncros ROADプラグインSLスルーアクスル - フレームセット重量1,110g
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