第6ステージのスタート前から今日は逃げにイエロージャージのチャンスがあると言っていたタデイ・ポガチャル。
逃げは2時間たっても出来ないほど激しい展開。8人の逃げが決まったのは残り120kmあたり。最大7分までタイム差は広がったけれど、最後はTeam Visma | Lease a Bikeの追い込みもあり、マチュー・ファンデルプールのリードはわずか1秒というタイム差。
それでも、タデイ・ポガチャルが逃げに譲ったのは非常に珍しいことだった。過去には2回しかない。マチューがマイヨを受け取ったことは喜んでいるが、Team Visma | Lease a Bikeの走りには意味がわからないと発言している。
Team Visma | Lease a Bikeは何をしている?
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タデイ・ポガチャルのインタビュー内容
あなたはイエローを目指していたのですか、それとも違う?
Team Visma | Lease a Bikeがどのような戦術を使ったのかは分からないが、僕らは自分たちのペースで走り、ニルス・ポリッツとマルク・ソレルもチームの他のメンバーと同じように仕事をこなした。
それから Vismaが最後の2人のキッカーを前に出て、全力で走っていた。もしかしたら、ファン・デル・プールが前で苦戦してタイムを失っているという情報を得て、僕にイエロージャージを着させ続けようとしたのかもしれない。
Team Visma | Lease a Bikeは最後から2番目の登りで非常にハイペースを記録し、最後の登りではマッテオ・ヨルゲンソンがスプリントを開始した。
あれはちょっと無意味だった。もはやトップ10をかけたスプリントではなかったからだ。彼らは1、2秒のタイムアップを狙ったのだろう。Vismaが何をしたのか分からない。
タイムトライアルの後、彼らは道に迷ったのかもしれない。彼らが遅れているのは分かっているが、今日の彼らの行動は全く滑稽だ。
まあ、彼らは僕を黄色いジャージに留めようとしていたのかもしれない。でも、僕はあまり気にしていない。黄色いジャージを着て走るのは構わないんだ。
明日もまた良いフィニッシュになるだろう。もし今日、マチュー・ファンデルプールと同じポジションに他の誰かがいたら、私たちは今ほど喜んでいなかったかもしれない。彼はイエローフラッグをもらって喜ぶだろうし、私も彼のために喜んでいる。
タデイ・ポガチャルとチームは大きくタイム差がついても良いと前の日から考えていた。これはあくまで第3週を考えてのこと。エネルギーを消費せず、メンバーの疲労も考えてのことだ。
そして、なによりもヨナス・ヴィンゲゴーを最大限に恐れている。
Team Visma | Lease a Bikeがティシュ・ベノート、マッテオ・ヨルゲルソンで最後に追い込まなければ、マチュー・ファンデルプールのリードはもう少しあったと言うことだ。
ただ、リードが多いほうが見ている側も面白いのだけど~。間違いなく第7ステージの最後の登りはマチューにとっては厳しい。さらに逃げたことで疲れもあるはず。どんな展開となるか第7ステージを見守ろう。
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