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世界選手権のミックスドリレーに怒っているクイックステップのGMパトリック・ルフェーブル

海外情報
Image by ThePixelman from Pixabay
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世界選手権に今年から採用されるミックスドリレー。

男女3人が14kmのコースを1周する。

これまで、チームの威信をかけて走っていたチームタイムトライヤルに代わる種目だ。

これに異を唱えるのはクイックステップのGMパトリック・ルフェーヴル。

パトリック・ルフェーヴルは、何を訴えているんでしょうか?

 

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ミックスドリレー

ミックスドリレーは、男子が先に走り2番目の選手がゴールすると女子が走り出す。

女子の2番目の選手がゴールした時にタイムが決定するという種目。

このイベントは、8月にアルクマールで開催されたヨーロッパ選手権で初めてテストされた。予想された通りにオランダチームが8チーム中で最速のタイムをだして優勝。

ミックスドリレーは、2018年の世界選手権のあとに廃止したチームタイムトライヤルに代わるもの。

だが、2012年から2018年まで実施されたチームタイムトライヤルを廃止する決定は一部の人々を怒らせた。

 

Deceuninck-Quick-StepのGMパトリック・ルフェーヴル

自分なら、イベントをボイコットしてやるさ。

チームタイムトライアルは素晴らしいイベントだった。4回優勝したからといって、それを言っているのでない。

最高のチームが最高のライダーと並んでおり、自転車メーカーはそれを気に入っていた。そして今、UCIは私たちからそれを奪うんだ。

さらに、12カ国が異議を唱えており、アメリカなどはチームを編成していない。

 

 

自転車レースは、これまで男女が独立したイベントを開催してきた。このミックスドリレーはサイクリングをより平等にし、男女が同じイベントに参加するチャンスを増やすものだとUCIは考えている。

UCIの目的は、レースが人気を博した場合、2024年までにオリンピックの正式種目として採用して貰おうというもの。

男女のサイクリストが同じ数のイベント、メダルを楽しむことを目的とした2024パリオリンピックの完全な男女平等という目標と一致することにもなる。

このミックスドリレーの採用は、新たに選出されたUCIの会長であるDavid Lappartientの意見による所が大きい。

ナショナルチーム専用のミックスリレーチームタイムトライアルは、サイクリングの男女平等の拡大に向けた重要なステップです。

ミックスリレーは、チームと主催者の予算にもプラスの効果をもたらします。

これは、世界選手権の魅力を高め、女性のサイクリングを発展させ、全国連盟を促進するというUCIの主要な目標を達成するための重要なステップです。

と、2018年に述べている。

 

これで困ったというか、アピールの場がなくなったチームは異を唱えている。

チームタイムトライヤルは、プロライダー6人が走り、その技術を披露したい自転車メーカーの間では人気があり、チームもアピールの場でもあった。

私はこのコンセプトをまったく信じてないね。

私たちは何を見ますか? オランダは5分差で勝つだろう。最高のライダーは興味がなく、連盟は良いチームをまとめるのに苦労している現状をみたらどうだ。

UCIはアイデアが成功すると考えているようだ、そうは思わないね。

とパトリック・ルフェーヴルは語っている。

ただでさえ、毎年金欠で予算がカツカツなのに、世界選手権でチームが優勝するという絶好のアピールの場も奪われるのではたまったもんじゃあないですよね。

さて、ミックスドリレーは人気が出てオリンピックの正式種目となるんでしょうか? 

今後、この競技がどうなっていくのか見てみる必要がありそうだ。

 

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