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UCIは安全調査の数字を共有するがスプリントではライダーのミスが多いと指摘

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Photo credit: Chelsom Tsai on VisualHunt.com
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UCIは、サイクリングをより安全にするために講じられた取り組みに関する最新情報を提供した。

UCIは、重大な転倒のリスクを大幅に軽減するプロジェクトである SafeR と協力して、これらの取り組みを実施。 SafeR の最も重要な原則の1つは、競技会で収集されたデータに基づいて対策を行うことだ。

今回のプレリリースでは以下の項目が発表された。

  • スプリントフィニッシュ調査
  • イエローカード
  • イヤホンの使用
  • 給水ゾーンの規制の変更
  • レースバリア
  • ライダーエアバッグの使用
  • ホイールリムの高さ
  • ハンドル幅に関する規制
  • 最高速度を抑えるためのギア制限も検討

ここではスプリントフニッシュとイエローカードについて紹介。

 

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スプリントはミスが35%

 

2024年にワールドツアー、女子ワールドツアー、UCIプロシリーズ(男女)で合計497件のインシデントが記録された。

この497件のインシデントの内訳は

  • 35% ライダーのミスによる「原因なし」
  • 13%    登りや石畳、スプリントなど、レースの重要なポイントでの緊張によるもの
  • 11%   濡れた路面や滑りやすい路面など、危険な路面コンディションによるものも
  • 9%      道路インフラ
  • 4%      悪路
  • 1%      車両の原因

この調査では、コース設計やライダーの行動など、174人のライダーからフィードバックが得られた。 その後、ライダーを含むワーキンググループを結成。

ここから得られた主な教訓は、スプリント到着時に危険な行動をとったライダー、スプリンターだけでなく、リードアウトのライダーも含むに対してペナルティを科す際、審査員に一貫性を持たせてほしいということだ。

ただ、同じケースはないので難しい判断となる。上記にはないけれどゴールの設定位置も関係あるのでは。ラウンドバウトが近かったり、カーブがゴール前にあれば当然危ない。都市部では難しい問題でもある。

 

イエローカードの本格導入

UCIはプレスリリースの中で、イエローカード制度にも言及した。 8月1日からはテストされていた。

 

2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージでは、4枚のイエローカードが出ている。

 

2024年には、66レース日で合計31枚のイエローカードが出された。

  • 52% ライダー
  • 32%     チームスタッフ
  • 16%     メディア会社の役員

 

2025年1月1日より、テスト段階は終了し、イエローカード制度が以下のレースで正式に施行される。

  • 男女ワールドツアー
  • 男女プロシリーズ
  • ワールドカップ
  • 大陸選手権
  • オリンピック

UCIによれば、新たに追加されるのは、危険な走りをするリードアウトと、補給ゾーンで危険な走りをする選手に対してイエローカードが出されることである。

  • 1日のレースまたはステージレースで2枚のイエローカード:失格+7日間の出場停止(最後のイエローカードの1日後からスタート)
  • 30日間にイエローカード3枚:14日間の出場停止(最後のイエローカードの翌日から起算)
  • 1年間にイエローカード6枚:30日間の出場停止(最後のイエローカードの翌日から起算)

 

一方、エアバッグの使用、ディスクブレーキのサイズやハンドルの幅に関する規則など、安全問題に対する他の解決策も分析されている。

 

また、最高速度を下げるためにギア制限も検討されている。

 

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