ツール・ド・フランス(2017年)とブエルタ・ア・エスパーニャ(2016年)の両大会でのステージ優勝。プロとして12勝を挙げたリリアン・カルメージャヌは、自転車競技のキャリアに幕を下ろすことを決めた。
かつてはフランス自転車界の有望株であったカルメジャーヌは、良いキャリアを積んだが、コロナ感染以降、かつての勢いを取り戻すことはできなかった。
まだ、31歳だが、早すぎる引退の決意だ。
キャリアの新たな章に
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リリアン・カルメジャーヌの投稿
この10年間は、このビジネスで出会ったさまざまな人々、とりわけ私の雇い主たちとの出会いによって彩られてきた。
ジャン・ルネ・ベルノードーをはじめ、Vendée UやDirect Energieのみんなだ。 レ・エッサールのマナーハウスを訪れたとき、そしてそこに住んだとき、そこはいつまでも心の家族であり続ける。
また、私のキャリアの重要な時期に私を信頼してくれたヴァンサン・ラヴヌと、Intermarché – Wantyで過ごした素晴らしい2年間を支えてくれたジャン=フランソワ・ブルラールに感謝したい。
後者のチームでは、特に2023年と2024年のジロ・デ・イタリアで、トップレベルの味を再発見することができた。
ご想像の通り、この章を閉じることができてうれしく、ほっとしているし、次の章を始めるのが待ちきれません。 私の食欲は旺盛で、親しい人たちや愛する人たちと一緒に夢を追い求めるつもりです。 それではまた。 愛😘カルメジ
リリアン・カルメジャーヌは、2016 ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージで逃げ切り勝利がプロ初勝利。2017ツール・ド・フランスでは、初出場で第8ステージで優勝をしている。ツールは、5回目の出場。
最後の勝利は2019年のリムザンでのステージ優勝。2021 ツール・ド・ラ・プロヴァンス第3ステージでは山岳賞を着たままリタイヤ。
2022 ツール・ド・レンでは山岳賞を獲得。だが、コロナ感染からは、トップフォームは戻ってこなかった。
プロデビューから10年弱、31歳という若さでの引退という驚きの発表から1週間後、リリアン・カルメジャーヌは、これほど早く予想されていなかった決断についてCyclism’Actuに語っている。
自転車を手放すに至った理由、今後のプロジェクト、大きく変化した現代の自転車界におけるやり甲斐のなさ、彼の真の個性、タデイ・ポガチャルの支配に対する意見、そして彼を取り巻く疑惑……。
この中で、リリアン・カルメジャーヌは
「もちろん、サイクリングはここ数年で根本的に変わったが、変化したのはハイレベルなサイクリングに対する私のビジョンだと言いたい。ここ数年、私は窮屈で充実感を感じていなかった。私の結果というか、むしろ私のパフォーマンスではもう満足できないんだ。」
ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャとステージ優勝すれば、ジロ・デ・イタリアでも勝利したかったはず。夢を早くに実現すると、さらに成績をあげようとして無理もあったのかもしれない。
リリアン・カルメジャーヌは、自転車界から離れるつもりはなく、なんらかの形で携わる予定だ。
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