2024 ツール・ド・フランスの落車リタイヤはプリモッシュ・ログリッチに大きな失望を与えていたようだ。
まあ、誰だってそうだろう。とくにかくツール・ド・フランスとは相性が悪いのか完走さえできないシーズンが続いている。
プリモッシュ・ログリッチはスロベニアの新聞Deloに、ツール後にスポーツから永久に離れようと考えていたことを明らかにした。
落車の影響
💔 “Después de todo, sólo soy humano”
😬 El momento en el que Primoz Roglic se planteó dejar el ciclismo…https://t.co/2RvCkmKdzB
— Eurosport.es (@Eurosport_ES) September 16, 2024
結局のところ、僕はただの人間なんだ。以前自分に起こったことがまた自分に起こったとき、僕は自分に何が必要なのか、という方向に考えが向かった。
もうサイクリング界の一員である必要もないし、こんなことに苦しむ必要もない、と思ったんだ。
自分でさえ、それがどんな怪我なのか、結局どこかが壊れていることがわかったのは数日後だった。
その時は、自分の健康に気をつけなければならなかったし、ごく普通の感覚を取り戻さなければならなかった。
イエロージャージ獲得への3度目の挑戦がクラッシュで挫折し、引退を決意したにもかかわらず、取り消したのは?
前を見据えて、新たな挑戦は尽きないということを実感した。
もちろん痛みは感じるし、楽しいものではないが、その一方で、私のキャリアの中で起こって欲しくなかった不愉快な出来事は、私に多くのポジティブなことももたらしてくれた。
転倒して起き上がるときに感じる家族や愛する人たちの支えは格別だ。
このサポートにもかかわらず、痛みを抱えながらペダルを漕ぐのは簡単なことではないが、このサポートがあるおかげで、どう進むべきかの決断がずっとしやすくなった。
だから、ツールで転倒した後にブエルタに再出場するという決断は、最終的にはとても簡単なことだった。
プリモッシュ・ログリッチが再び、サドルにまたがったのは、やはり家族の支えがあったからだ。
ログリッチは、ツール・ド・フランス以外では、ジロ・デ・イタリア制覇、ブエルタ・ア・エスパーニャは4度の制覇を達成した。
5回のグランドツアーを制覇したプリモッシュ・ログリッチにかけているのは、ツール・ド・フランスの勝利だけだ。ツールさえ、勝てれば全てのピースは完成する。
キャリアが終わった時にわかるかもしれないないが、10年早く生まれているか、10年遅く生まれていればプリモッシュ・ログリッチの時代となっていたかもしれない。
来シーズンこそは….。
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