第19ステージは、逃げが決まるまで非常に高速でレースが展開。
その後も、雨もありコンデションはあまり良くない状態。メイン集団はチーマ・サッパーダの登りで絞り込まれた。
ゴールまでの神経質な戦いの中、 INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマンが総合勢のグループをリード。
しかし、後方でゲラント・トーマスが落車してしまった。
ゲラント・トーマスの落車
クラッシュが起きたのは、ゴールまであと6km弱、この日最後の上りの直後だった。ゲラント・トーマスは15人ほどに減った集団の中にいた。
先頭から、テイメン・アレンスマン、ロマン・バルデ、アントニオ・ティベッリと続いていた。ゲラント・トーマスが落車したのは、後ろを振り向いた瞬間だった。
落車の時の様子は?
ちょっと肩越しに見たら、目の前で方向転換したんだ。アントニオ・ティベッリのホイールを叩いてしまったけど、幸いすぐにスペアバイクを用意できた。BORA-hansgroheのスリップストリームのおかげで、集団に復帰することができた。
肉体的なダメージはそれほど悪くない。以前のクラッシュの古傷が少し開いてしまった。
18年もプロをやっていれば、いくつかそういうことがあるものだ。でも大丈夫。ただ愚かなミスだった。
かなり慌てていたように見えましたが?
パニックになったか?新しいバイクが必要だと無線で叫んだだけさ。マシンが何キロも後ろにいると思ったけど、ほんの数秒だった。
最終的には、優勝候補たちが沈黙を守ったステージを終え、直接のライバルたちとゴールラインを越えてますね。
予想通りのステージだった。良い天気が続くことを願っていたけど、もちろんそうはならなかった。明日は大事な日になるだろう。
テイメン・アレンスマンのコメント
Thomas behandelt ‘kritiek’ op kopwerk Arensman: ‘Geen diss naar Thymen, maar hij heeft zijn eigen race kunnen rijden’ https://t.co/l4FGeNZy94
— In de Leiderstrui (@IndeLeiderstrui) May 24, 2024
今日は決して楽な一日ではなかった。集団が逃げ切るまで、とても長い時間がかかった。集団のみんなはとても苦しんだと思う。最後はMovistar Teamが登りでフルに引っ張った。とてもタフな1日だったけれど、順位に差はなかった。
最後の登りで、リーダーのゲラント・トーマスが一瞬地面に叩きつけられましたが?
ちょっと怖かったよ。彼は後ろを振り返ったと思う。幸いなことに、そのあとすぐにみんなが『彼を待とう』と叫んでくれた。リスペクトしてくれてありがとう。
総合勢のグループは、加速せずゲラント・トーマスが戻ってくるのを待っていた。スポーツマンシップだ。
通常はリーダーが遅れた場合によくあるパターンだけど、総合3位のゲラント・トーマスを待つというのはリスペクトされている証拠だ。
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