チーム・イネオスの使用するホイールは通常ShimanoのDura-Aceホイール。
ツール・ド・フランスがブリュッセルで開始する数日前に、チームイネオスのライダーの何人かが軽量カーボンホイールを使用しているのを確認。
なんと、この軽量ホイールは935gの Lightweightのマイレンシュタイン・オーバーマイヤーではないかと思われる。
Lightweight Meilenstein Obermayer
これについてはチームイネオスやLightweightlからのアナウンスはなかった。
Lightweight wheelを使用していたのは、
ただ、次の日のトレーニングの時にはLightweightsは使ってなかった。
チームIneosが、使用しているホイールは、LightweightsのMeilenstein Obermayerだと思われる。
ドイツのLightweightsは、最も軽いホイールを作ることで有名。
チームが使用していると思われるMeilenstein Obermayerは、重量わずか935gのペア(フロント395g、リア540g)。
フランジ、スポークとリムを持つハブシェルも完全にカーボンから出来ている。
しかし、現状ではLightweightsはチームとスポンサー契約をしている所はない。
だから、プロレースでLightweightsのホイールを使用して走っているチームはないのだ。
想像すると、チームイネオスがLightweightsのホイールを買ったのではないかと思う。
過去には、スポンサーの提供するホイール以外を選択したチームもあった。
チームスカイの時代に、特別なホイールを使用しているのを確認している。
ブラッドリーウィギンズが2012年ツール・ド・フランスを獲得したとき、彼は軽量クライミングホイールの特別なセットを使っているのが発見された。
ホイールは、軽量サイクリングコンポーネントのもう1つのドイツのスペシャリストである超軽量Tuneハブを使用し、HED S3カーボンチューブラーリムと組み合わせていた。
選手が好みで使う場合には、名前を消して使ったりしてますね。
しかし、Lightweightsがレースで使用されているのは、ここ最近は見られたことがない。
Lightweightsのホイールが非常に特別で、最高のライダーのバイクにしか見られなかった1990年代に遡らなければならない。
1990年代には、ほとんどのホイールが特に軽量ではなかった。だから、1,000gのホイールは特別に軽かったのだ。
ヤン・ウルリッヒは1997年にTour de Franceで優勝し、ランス・アームストロングも数年後にそれらを使用した。
回転質量の問題については、多くの議論がある。
そして、実際に使用している人の話の中では、軽いのは軽いが慣性の法則が働かないので進まないという話も聞く。
優れたカーボンホイールだと、一旦スピードに乗ると維持するのが容易になるのは誰しも知っている所。
これがLightweightsの場合には、感じられないというのだ。このホイールを手放した人も結構いるのも事実。
問題は、そう簡単な話ではないようだ。
バイクエンジニアのKraig Willettがホイールにかかる力を分析し、次のように結論付けている。
いずれの場合も、ホイールの慣性の影響は非常に小さいため、それらはおそらくわずかなものである。
レースの場合には、一瞬の加速で決まることが多くあるので、軽さによる加速のアドバンテージを受けることは出来る。
加速のアドバンテージを受けるということは、スプリントだけではなく、登り坂のアタックや反応する時にも使えるでしょう。
普通に考えたら山岳で使用するがベストだと思いますね。ただ、バイクの重量が6.8kgの制限があるので、あまりに軽いホイールをチョイスする必要ないようにも思える。
とても、高価なホイールなので資金が潤沢にあるチームイネオスでしか出来ない選択ではありますけどねえ~。
さあ~、山岳でチームイネオスはMeilenstein Obermayerを使うのでしょうか?
注目して見ておきたいと思います。
マイレンシュタイン・オーバーマイヤー
重量 フロントホイール | 395gr |
重量 リアホイール | 540gr |
リム高 | 47,5mm |
リム幅 | 20mm |
スポーク数 (フロント/リア) | 16/20 |
タイヤ幅 | 19-27mm |
最大システムウェイト※ | 90kg |
¥690,000(税抜)/ フロント+リア
¥290,000(税抜)/ フロントのみ
¥405,000(税抜)/ リアのみ
前後で、69万円! チーム全員が揃えると552万円!
チームの自腹で買っているとしたら、凄い資金力です。
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