ロードバイクの情報を発信しています!

ロンド・ファン・フラーンデレンでマチュー・ファンデルプールは観客の妨害を受け警察が動く

海外情報
Photo credit: ctankcycles on VisualHunt.com
この記事は約5分で読めます。

事前にフランダースクラシック主催者と知事からもファンの節度ある態度を求められていたが、またも悲しい出来事が起こっている。

まず、残り82kmで起こった落車は観客との接触だった。女性は救急車で病院に搬送されている。

そして、独走を開始したマチュー・ファンデルプールにまたも悲劇が。ビールを浴びせられ、ブーイングにつばも吐きかけられている。

何故、そのような行為をしないといけないのか。理解に苦しむ行動だ。

 

スポンサーリンク

マチュー・ファンデルプールは、ビールをかけられる

 

オウデクワレモントの3回目の登りを単独で走っていたマチュー・ファンデルプール。上記画像でもわかるようにビールを浴びさせられている。

こんなことがあって良いのだろうか。また、ブーイングしたり指を立てている観客もいる。

 

 

フェンスがあるのに、中に入って進路を塞いでいる。これもひどい。

そして、最後のゴール前の直線でも、マチュー・ファンデルプールはつばをかけられている。なんで、こんなことをするのか。

警察は動画からビールをかけた犯人を割り出す作業をしており、主催者は民事訴訟を起こすことになっている。

以前、女子レースでマリアンヌ・フォスがビールを浴びさられた時にはも民事訴訟となって犯人が特定されている。

 

マチュー・ファンデルプールは、この件に関しては雨だったから気にならなかったと言っている。残り20kmからは眼があかないほど疲労していたとも言っているし。

ただ、勝利に水を差す残念な出来事であるのは間違いない。

 

シュテファン・キュングらが観客と接触

 

残り82kmで、コース内に入っていた観客とAstana Qazaqstan Teamのケース・ボルが接触。シュテファン・キュングなど多くのライダーが巻き込まれた。

  •  シュテファン・キュング (Groupama – FDJ)
  •  アレッサンドロ・コーヴィ (UAE Team Emirates) 病院へ。骨折なし
  •  ケース・ボル (Astana Qazaqstan Team) 打撲・擦過傷
  •  ブレント・ファンムール (Lotto Dstny)
  •  ファビオ・クリステン (Q36.5 Pro Cycling Team)

 

シュテファン・キュングのコメント

あのクラッシュを避けるチャンスはなかった。その後レースが終わったので、ギアを切り替えなければならなかった。これからは、パリ~ルーベに全集中したい。

 

ゴール手前128kmでは女性と接触、こちらも落車している。

  •  ベン・スウィフト (INEOS Grenadiers)
  •  ブルーム・レヴィ・ウィリアム (Uno-X Mobility)
  •  ライリー・シーハン (Israel – Premier Tech)
  •  ギヨーム・ボワヴァン (Israel – Premier Tech)
  •  ニコ・デンツ (BORA – hansgrohe)
  •  DE TIER Floris (Bingoal WB)

 

女性は救急搬送。重度の脳震盪と鎖骨骨折。頭部を数針縫っている。一時は重症と伝えられていたが、無事とのこと。観客が道路中央分離帯の中に入ったり、コース内に入ったり危険極まりない。

 

【追記】
検察庁は現在捜査を行っており、プロトンの後ろにいた救急車の運転手を含む数人の目撃者が、転倒の原因は彼女ではなく、道路上にいた別の観客によって引き起こされ、そのためにライダーが脇道に逸れたと明言している。

 

ブーイングするならば、家にいればよいし、見るならば節度ある態度で見ないといけない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました