高級自動車ブランドのアストンマーティン(ASTON MARTIN)とチタンのスペシャリストであるJ.ラベラック(J.LAVERACK)が共同開発。
「世界で最もオーダーメイドで先進的かつ細心の注意を払って設計されたロードバイク」と言われるJ.LAVERACK ASTON MARTIN .1Rを発表した。
このコラボレーションにより、一体型ブレーキキャリパーや視覚的にボルトレスのデザインなど、主張される世界初のデザイン要素詰め込まれている。
フルバイクで 7.5kgからのオーダーメイドパッケージに収められている。
J.LAVERACK ASTON MARTIN .1R
J.LAVERACK ASTON MARTIN .1Rは各オーナー向けに完全にカスタマイズされたビルドを提供している。
アストンマーティンは「バイクのほぼすべての要素からライダーの正確な測定までゼロから設計および製造する」というアプローチを強調。
英国の2つの高性能ブランドが共有する価値観を相乗して、革新的なデザインとエンジニアリングプロセスを適用し、比類のない美しさの純粋さと細部へのこだわりを備えた完全に統合された「視覚的にボルトレス」デザインを生み出した。
J.Laverack はチタンフレームセットを専門としているが、.1R の手作りフレームは3Dプリントされたチタンラグとカーボンファイバーチューブを組み合わせて作られており、F1 カーでよく見られる製造技術が表れている。
これにより、レスポンスと快適性の優れた融合を実現するフレームが保証されるだけでなく、二輪のエレガンスと美しさの新たな基準も確立される。
この構造により、チューブの長さとフレーム角度を「マイクロミリメートルの精度」で正確にカスタマイズできる。
フレームにはボトルケージ用のボルトが見えない「ボルトレス」デザインも採用されている。
各ステムはライダーの微細な寸法に合わせて 3D プリントされ、非常に複雑なステンレススチール製のアストン マーティン ウイングのロゴで飾られている。
これは、F1車のフロント スプリッターに適用されるのと同じ技術を使用して、フレームと「ボルトレス」で統合され、ブレーキ ホースを完全に隠し、カーボンファイバー ハンドルバーとシームレスに融合する。
カスタマイズはクランクの長さにまで及ぶ。通常は2.5mm単位だけど、1mm以下の長さまで調整可能。
クランクアームはカーボンファイバー製で、3Dプリントされたチタンチップを備えており、クランクの長さを完全にカスタマイズ可能。
完全オーダーメイドなので、間もなくオーナーになる人には、英国にあるアストンマーティンのゲイドン本社への完全なフィッティングのための招待状が届くことになる。
世界初の一体型キャリパー
キャリパーは自転車専用に設計され、スイス時計のような厳格な公差で作られている。
そのため、油圧ケーブルやボルトを完全に隠すことができ、フレームやフォークと一体化している。4つのピストンが比類のないモジュレーションを提供し、自信に満ちた制動力を発揮する。
コンポは電子シフトのみをサポート。
- Shimano Dura-Ace Di2
- Campagnolo Super Record Wireless
- SRAM Red eTap AXS
特注チェーンリングはアルミ削り出しでサイズ指定も可能。
ホイールは、AERA Components Æ|55 カーボン チューブレスリム。 幅30mmのステルスブラックバージョンのカスタムContinental GP5000S TRタイヤが装着されている。
サドルは特別注文のブルックス C13 サドルで、シートクランプに目に見えるボルトはありません。
サドルとハンドルバーはアルカンターラまたはレザーから選択。外観を仕上げるために、アストンマーティンの車両で提供されている同じ配色とトリムオプションを選択するオプションがあり、車とバイクを組み合わせる機会が提供される。
航空宇宙グレードの 6AI/4V チタンラグは、比類のない強度対重量比を備え、究極の精度を実現するために入念な30ミクロン層で 3Dプリントされている。
価格は、2017年にStorckと共同開発したFascenari.3バイクが15,777ポンド(約290万円)だったので、それ以上となりそう。
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