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2023 ヨーロッパ選手権タイムトライヤルのシュテファン・キュングの落車によりルール変更の可能性

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Photo credit: Sum_of_Marc on Visualhunt
この記事は約3分で読めます。

2023 ヨーロッパ選手権男子エリート個人タイムトライヤルでスイス代表で走ったシュテファン・キュングがまさかの落車。

下を向いて走っており、コース変更されたフェンスに気が付かなかった。

 

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ルールが変わるかも

 

動画をみてもわかるようにシュテファン・キュングは、前にあるフェンスに全く気づいていない。

下を向いていたことは間違いなく、エアロを意識してタイムアップを目指していた。ただ、自転車に乗っている時に前を見ないのは自殺行為となる。

これについて、元UCI会長のクックソン氏がルール変更の提言をしている。

「この事故はキュン選手の頭を下にしたライディングスタイルの結果であり、自転車競技の世界統括団体はこれを禁止すべきだ。

タイムトライアルで頭を下にしてライディングするというクレイジーな傾向が再び襲いかかっている。UCIはこれを阻止するために技術的なルールを本当に検討する必要がある。」と主張した。

 

UCIは今年の初めにタイムトライヤルバーの長さについてルール変更している。ただ、これは身長に応じて長さの上限が変わっただけで、角度とかポジションについては言及されていない。

 

しかし、頭を下げて走るのはタイム短縮には必要なこと。完全に下を向いてはいけないけれど、これを監視するのも難しいのでは。

レムコのように非常に低い位置でも、しっかりと前を向いて走るポジションを確立しないといけない。

実際に、ルール変更となると多くのライダーが失格となってしまう可能性も多い。さて、どうなるでしょうね。

 

【追記】

当初、良好とされていたれど、情報では顎の骨折。手の骨折などが報告されている。更に脳震盪の症状も。通常は脳震盪プロトコルで検査されるはずだけど、現場には医療スタッフはいなかったようだ。

ヘルメットもグチャグチャだったけれど、それでも1分29秒遅れの11位。av52.208km/h。

第1計測、第2計測まで3位だったことを考えると完走していたら表彰台だったのでは。ただ、ケガのためにシーズンは終了と思われる。

コメント

  1. rute5 より:

    先に謝っときます。意表をつくコメントでごめんなさい。

    …下を向いたところに鏡があればいいんですよね。たぶんほんの小さな鏡でも、ハッとさせるには役立つと思うので。

    • ちゃん より:

      シュテファン・キュングは、結局手術しており今シーズンは終了。UCIはスイス自転車競技連盟に調査をしているようです。
      脳震盪プロトコルを行っていないいのは、大変危険。あれだけの出血をして顎を骨折し、手も数か所骨折。走らせるべきではなかったですね。
      ほんと、下に鏡があれば良かったのでしょうけどね。

  2. 毎日読者K より:

    ヘルメット粉砕して血まみれでしたが、タイムがすごくよかったので、骨折などは無いのかと思ってましたが。顎やら手やら骨折してたんですか、、、よく完走しましたよね。それも上位で。

    • ちゃん より:

      ほんと凄い精神力ですよね。落車した後は、アドレナリンが出ているので痛みもなかったのかもしれませんが、脳震盪の症状も出ているので危険でしたね。

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