ロードバイクや、ホイールでは風洞実験でエアロ性能をテストして優位性を見出す作業が行われている。
過去には、ソックスとか、スキンスーツなども風洞実験されているが、シューズのエアロ性能を風洞実験で比較した例は知らない。
今回のVeloVettaのMonarchサイクリングシューズは、風洞実験でエアロを追及されて作られている。
Monarchには、君主、王者という意味がある。
VeloVetta Monarch
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CEO兼メカニカルエンジニアのエド・オマリー氏は、アスリートは空気力学を考慮したシューズを探すのに多くの時間を費やしているが、エンジニアリングツールを使用して分析的な方法でシューズを設計しようと真剣に取り組んだ人は誰もいないと感じていた。
Monarchは「自転車のフレーム、ヘルメット、そして航空機と同じテクノロジーとテクニックを使用して設計された最初のシューズ」であると主張している。
この革新的なサイクリング シューズはロードおよびトライアスロン市場向けであり、高速でありながら快適であることを目指している。
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かかとのレバーを操作すると、瞬時に靴を閉じたり開いたりすることができる。かかとのダイヤルで希望の張力を事前に設定する仕組みだ。こうすると、いつでも完璧で快適でぴったりとしたフィット感が得られるという。
エアロを追及しているので、BOAダイヤルのような突起物は作っていないということだろう。
公式サイトにも、最速のトランジッションを追及と書かれており、トライアスロンでの使用も意識して作られている。
アッパーの素材や職人技も、46年間靴を作り続けているイタリアの工場だけあって品質にはこだわりがある。
風洞実験結果

Image credit: VeloVetta
風洞実験テストでは、時速48km/hでシューズサイズは44で比較。ヨー角-12.5 度から +12.5 度で実施された。
比較されたシューズは以下の通り。
- 赤 VeloVetta Prototype
- 灰 Specialized S-Works Road 7
- 青 Bontrager Ballista
- 黄 Shimano TR9
テスト結果から、VeloVetta プロトタイプは、ほぼすべてのヨー角にわたって抗力が最も低かった。
典型的な風のパターンのコースでレースする場合、他のシューズを使用して時速48km/hで走るライダーは、より多くのパワーを生成する必要がある。
これを比較していみると。
- 赤 VeloVetta Prototype 0
- 灰 Specialized S-Works Road 7 8.6w
- 青 Bontrager Ballista 11.5w
- 黄 Shimano TR9 14.2w
単純に、サイクリストが S-Works 7 ロード シューズを履いて 40kmのタイムトライアルを 1 時間で完走できる場合、VeloVetta シューズを履くと、同じパワーで32秒速くコースを完走できることになる。
また、Shimano TR9 を履いてアイアンマンのバイクパートを5時間で完走できるトライアスリートは、4分20秒速く走れる計算となる。
まあ、あくまで計算上の話だが、BOAダイヤルの突起や、エアロに特化した形状で、それほど違うのかという結果だ。
重量については情報がない。価格は$405.00(約5万6千円)。
ちなみに、世界最速のシューズと豪語するのはLore Oneカスタム3Dプリントカーボンロードバイクもある。




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