嬉しいニュースが飛び込んできました。
春のクラシックシーズンで爆発的活躍をしたマチュー・ファンデルプール(コレンドン=サーカス)が、マウンテンバイクに集中する前に、もう一度ロードレースに出場することになったようです。
また、彼の爆発的スプリント! または、アタックが見られると思うと楽しみです。
彼の出るレースはPuivelde Koerse
Puivelde Koerseはベルギーのレース。第54回目の開催で、169kmのレースです。
昨年はベルギーのDennis Coenenが優勝し、Sep Vanmarckeが4位、Mathieuの兄弟David van der Poelが8位になりました。
伝統的に、このレースはシクロクロスの選手がクロスシーズンの準備のためにも使うレースです。
主催者によると、マチュー・ファンデルプールは昨年このレースに出場する予定でしたが、手首の故障のために出れませんでした。
ちなみに、彼の父親のアドリ・ファンデルプールもこのレースで勝利しています。
昨年のダイジェストを見ると、ベルギーの住宅街や町中の通るベルギーならではのレースに見えます。
マチュー・ファンデルプールは、5月19日にドイツのAlbstadtで開催されるワールドカップレースでマウンテンバイクシーズンを始めることにしましたが、準備の最終日に追加されることになりました。
ひょっとして全て取る?
2018年シクロクロス世界チャンピオンのロードレースへの本格的デビューしてからの活躍は、素晴らしいの一言。
- GPドゥナン優勝
- ノケーレ・コールス DNF
- ヘント〜ウェヴェルヘム4位
- ドワーズ・ドール・フラーンデレン優勝
- ロンド・ファン・フラーンデレン4位
- ブラバンツペイル優勝
- アムステルゴールドレース優勝
マチュー・ファンデルプールは、アムステルゴールドレースで今シーズンのロードバイクレースは終了すると計画していました。
再度、ロードレースを追加したのは、これまでの活躍が関係していると思われます。
独走でも勝てる。スプリントでも勝てる。こけても勝てる。
このまま、彼を今シーズンロードレースで走らせないのはもったいないと思うのは誰しもが思うところ。
オランダのナショナルコーチ、Koos Moerenhoutは、今年の後半にヨークシャーで開催される世界選手権にマチュー・ファンデルプールが参戦することを望んでいると公言しています。
Koos Moerenhoutは、トム・デュムランやステーフェン・クラウスヴァイクなどの経験豊富なプロよりも24歳のマチュー・ファンデルプールがチームリーダーとして責任を負っても良いと。
彼に完璧に合ったコースだと語っています。
ライダーの何人かがそれに眉をひそめているかもしれません。しかし、一方で彼の実力は疑う余地がありません。
彼は、マウンテンバイクで東京オリンピックを目指しますが、ひょっとすると
- マウンテンバイクで東京オリンピック金メダル
- 2019シクロクロス世界選手権で優勝
- 2019ロードバイク世界選手権で優勝
これらを達成してしまうかもしれません。そうなると歴史的な快挙です。
誰もこれまで達成してないです。当たり前か~。
それを可能にするには、ロードバイクの世界選手権に彼が出場することが絶対条件になってきます。
あまりにも才能と実力があると、なんでも出来てしまうのでスケジュールも大変です。ぜひ、ロードも続けて欲しいところです。
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