2023 ティレーノ〜アドリアティコ第7ステージ　最終ステージのスプリントを制したのは?

ティレーノ〜アドリアティコも最終日。

プリモッシュ・ログリッチが力を見せつけて3連勝を飾り、総合2位のジョアン・アルメイダ(UAE Team Emirates)まで18秒差をつけている。

総合はほぼ決定しているので、最終ステージはスプリンターの戦いの日となる。

 

第7ステージ サン・ベネデット・デル・トロント～サン・ベネデット・デル・トロント　154km  

 

コース前半には登りがあるけれど、後半はフラット。前半の山岳にはポイントが一つしかない。逃げは、これを目指すしか目標がないかも。

最後は、15kmのローカルラップを5周。スプリントポイントは、残り3周回目。ゴール前3kmは直線。今回は危険なラウンドアバウトなどないように願いたい。

154kmのラストステージを制するのは誰だ?

 

1. 山岳ポイント　Cossignano   2.6km・8.6%
   
2. スプリントポイント　San Benedetto del Tronto　残り3周

 

スタート前

注目は、フラットスプリトンに強いSoudal – Quick Stepのファビオ・ヤコブセンだ。欧州チャンピオンは第2ステージに続いて勝利をおさめるか。

 

ジャスパー・フィリップセンのコメント

1.2kmの最終コーナーでは必ず前に出なければならない。マチュー・ファンデルプールは今日も重要な役割を果たすことができるだろう。

脚に少し酸がある。後で良いスプリントをするために、まだ十分な量があることを願うよ。

 

第7ステージのスタート時の4賞ジャージは

• 総合　プリモッシュ・ログリッチ　Jumbo-Visma
• ポイント賞　テイオ・ゲイガンハート　INEOS Grenadiers
• 山岳賞　ダヴィテ・バイス　EOLO-Kometa
• 新人賞　ジョアン・アルメイダ　UAE Team Emirates

 

8人の逃げ

8人が逃げている。

1. ナンズ・ピーターズ (AG2R Citroën Team)
2. サミュエル・ゾッカラート (Green Project-Bardiani CSF-Faizanè)
3.  ロレンツォ・フォルトゥナート (EOLO-Kometa)
4.   ミッケルフレーリク・ホノレ (EF Education-EasyPost)
5.  ブルーノ・アルミライル (Groupama – FDJ)
6. VANDENABEELE Henri　(Team DSM)
7.  ヴァランタン・フェロン (TotalEnergies)
8.  KLUCKERS Arthur (Tudor Pro Cycling Team)

 

山岳ポイント　Cossignano   2.6km・8.6%

ここは、EOLO-Kometaのロレンツォ・フォルトゥナートが1位通過。

 

集団はAlpecin-DeceuninckとSoudal – Quick Stepが引いてる。残り92.8kmで3分15秒差。

 

残り83.3km。集団先頭はジュリアン・アラフィリップ。

 

先頭がフニッシュラインへ。

 

残り5周

2分17秒差で先頭が通過。

 

マーク・カヴェンディシュは後輪パンク。

 

すぐに走りだした。

 

集団先頭はジュリアン・アラフィリップでフニッシュライン通過。

 

残り49.9kmで1分2秒差に。

 

集団はTeam Jayco AlUlaも先頭交代にはいる。

 

スプリントポイント　San Benedetto del Tronto　残り3周

スプリントポイントは争うことなく通過。

1.  ミッケルフレーリク・ホノレ (EF Education-EasyPost) 5ポイント・3秒
   
2. ブルーノ・アルミライル (Groupama – FDJ)　3ポイント・2秒
3. VANDENABEELE Henri　(Team DSM)　2ポイント・1秒
4.  KLUCKERS Arthur (Tudor Pro Cycling Team)　1ポイント

 

集団も通過。

 

マチュー・ファンデルプールは、ジャスパー・フィリップセンと一緒に集団最後尾にいる。

 

残り2周

先頭が残り2周に。

 

ワウト・ファンアールト、プリモッシュ・ログリッチは集団先頭付近で通過。

 

残り23.1kmで18秒差に。

 

Jumbo-Vismaも先頭に上がってきた。

 

AG2R Citroën Teamのグレッグ・ファンアーヴェルマートが後輪パンク。これは痛い。

 

残り1周

先頭が残り1周に。

 

集団も通過。

 

プリモッシュ・ログリッチは、しっかりと先頭付近にいる。

 

残り10.4kmでタイム差26秒と頑張っている。

 

ジュリアン・アラフィリップも先頭で追う。

 

残り7.2kmで13秒差に。

 

残り5kmのゲートをくぐった。

 

先頭集団は、残り3.2kmで捕まった。

 

残り2.5kmでCofidisが先頭に。

 

残り1.8kmでTeam Arkéa Samsicが先頭。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭にたった。

 

コーナーをマチュー・ファンデルプールが先頭でクリアー。

 

残り900mからマチュー・ファンデルプールが全開だ。

 

残り700mでフィリッポ・ガンナでさえ、外れていく。

 

マチュー・ファンデルプールは、後ろを確認してから全開でスプリントに。まだ600mもゴールまである。後ろは、Soudal – Quick Stepのダヴィテ・バッレリーニ。ファビオ・ヤコブセンは残り2kmで解放されている。

 

マチュー・ファンデルプールのスプリントが止まらない。

 

マチュー・ファンデルプールの引きが終わり、ダヴィデ・バッレリーニが残り150mからスプリント開始。

 

ダヴィデ・バッレリーニの後ろは、ジャスパー・フィリップセンだ。

 

ダヴィデ・バッレリーニの後ろから、ジャスパー・フィリップセンがまくりにはいる。

 

  

ジャスパー・フィリップセンが先頭にたった。ダヴィデ・バッレリーニは足を止めている。

 

ジャスパー・フィリップセンとディラン・フルーネウェーヘンの戦いだ。

 

ディラン・フルーネウェーヘンが追い込むが。

 

ジャスパー・フィリップセンが速かった!

第3ステージに続いて、マチュー・ファンデルプールの長い引きでジャスパー・フィリップセンが勝つというAlpecin-Deceuninckの必殺パターンがさく裂した。しかし、900m以上も先頭を引き続けるとは凄いマチューのパワーだ。

これで、Alpecin-Deceuninckは今シーズンの2勝目となった。総合優勝はJumbo-Vismaのプリモッシュ・ログリッチ。ブエルタの落車から見事な復活劇だ。

 

リザルト

ジャスパー・フィリップセンのコメント

最後の2kmはかなり落ち着いていた。私はマチューのホイールの中にいて、彼は私を理想的な位置に置くために完璧な仕事をしてくれた。

ラスト700mでマチューが早めに先頭に出たので、私はダヴィデ・バッレリーニの車輪に忍び寄った。彼はチームメイトではないし、私のために働いているわけでもないので、これはリスクだった。結局、すべてうまくいったよ。

マチュー・ファンデルプールは、正規のリードアウトになるべきでしょうか？

そうしたいですね、はい(笑う)。彼がいれば、もう数勝勝てるだろう。

来週土曜日のミラノ～サンレモの優勝候補の一人となったのだろうか？

今週はとにかく、かなり苦しんだ。レースのコースが自分に有利になるように、また、上り坂があまり早く始まらないように祈るしかない。

第7ステージリザルト

総合

プリモッシュ・ログリッチのコメント(チーム公式サイトより)

このような形でプロトンに戻ることができたのは素晴らしいことだ。私の主な目標は、ここでレースのリズムを獲得し、見送ることだった。その両方を達成することができた。

ステージ優勝3回、総合優勝1回というのは予想外だった。

僕は一人で表彰台に上っているかもしれないが、本当はチーム全員で表彰台に上るべきなんだ。みんな、僕が優勝するために一週間頑張ってくれたんだから、僕と同じように優勝に値するよ。彼らとともに過ごしたこの時間は、とても楽しかった。

毎年、1歳ずつ年をとり、賢くなっていくものだ。先週、自分が正しい道を歩んでいることを確認できたが、だからといって、すでに自分が望んでいる場所にいるわけではない。

常に向上し続けなければならないし、それが私のモチベーションにもなっている。努力することはたくさんある。

ポイント賞

山岳賞

新人賞