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Black Incから史上最速といわれるBlack Inc ZEROカーボンディスクホイールがジロ・デ・イタリアでデビュー

機材情報
Image credit: Black Inc
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Factor BikeのコンポーネントブランドであるBlack Incは、ハンガリーのブダペストで開催されるジロ・デ・イタリアの個人タイムトレイル第2ステージで、新しいBlack Inc ZERO Carbon Disc Wheelを発表した。

Israel – Premier Techのメンバーは、これまでで最速のカーボンディスクホイールであると語るZEROを初披露した。

これは、エアロダイナミクスの利点を最大限に引き出すために、自転車の機能的・実用的なクリアランスの限界に挑戦した革新的な新しいデザインによる。

 

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Black Inc ZERO Carbon Disc Wheel

Image credit: Black Inc

 

Black Inc ZEROカーボンファイバーディスクホイールは、Israel – Premier Techとの共同開発により、過去1年間に3種類のプロトタイプが作られた。

そして、路面や風洞でのテストを経て、最終的に完成したのがこのホイールだ。

そのユニークなレンズ状の形状は、ヨーイング時に20ワットの推力をライダーに与えると言われている。

 

Image credit: Black Inc

 

ドライブトレインのスムーズな動きを損なわないよう、ドライブサイドとノンドライブサイドで極端に非対称な形状に開発したと言う。

ドライブサイドでは、フラットなセンターセクションを持つ「バーチャル100mmリム」デザインが採用されている。

 

非ドライブ側 Image credit: Black Inc

 

一方、非ドライブ側には、レンチキュラーディスクプロファイルが採用されている。

新型ZEROは、2022年のFactor Hanzoを念頭に開発されている。Factor Hanzoは、アレックス・ダウセットがアワーレコードに挑戦した時にも使用していた。

 

UCIの新しいエアロダイナミクスルールのもとで初めてスーパーエアロを実現した彼らのインテグレーテッドTTバイクだ。

 

しかし、Black Incは、このホイールの汎用性により、ライダーが最速の個々のセットアップを実行し、他のブランドのフレームセットと組み合わせた場合でも大幅なエアロゲインを達成できるはずだと述べている。

 

Image credit: Black Inc

 

ZEROホイールは、従来のスチールスポークやスポークホールを持たないプリテンションディスクで、チューブレス対応の21mm内径リム幅を採用し、26.2mmタイヤに空力的に最適化されているのが特徴。重量は1,188g。

 

アレックス・ダウセットは次のように述べている。

Black IncとFactorの皆さんとの関係は素晴らしいものだ。私と同じように細部にまでこだわりを持つエンジニアやデザイナーに支えられていることは、本当に素晴らしい。

トップレベルでは、こうした小さなディテールが積み重なっていくんだ。

新型ZEROは、そのような素晴らしいエンジニアリングの塊だ。多くのライダーがライバルと同じようなものを見ている中、私たちはこのモデルがテクノロジーの境界線を押し広げていることを知っている。

大胆なデザインは、空気を切り裂くようなアドバンテージを感じることができる。

 

Image credit: Black Inc

 

Black Incは、ZEROカーボンディスクとHEDCyclingおよびRovalComponentsの同等のホイールの抗力係数を示している。

ほぼ、全てのヨー角で効果を発揮しているのがわかる。

Black Inc ZEROカーボンディスクホイールは、現在Black Incより直接購入可能で、価格は2349ドル(約30万円)。

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