2024 ツール・ド・ワロニー第5ステージ　秒差の最終ステージ

第4ステージでは、Tudor Pro Cycling Teamのベテラン、マッテオ・トレンティンがステージ優勝。

これによりリーダージャージをIsrael – Premier Techのコービン・ストロングから奪っている。二人のタイム差は、6秒。

さらに1分以内に17人いるので、Tudor Pro Cycling Teamは逃げを警戒しつつ、コービン・ストロングよりも、前でマッテオ・トレンティンをゴールさせないといけない。

もしくは、コービン・ストロングが2位以下ならば逆転されない。最終ステージのゴールで総合優勝が決まってくる。

 

第5ステージ  ムスクロン～チュアン 192.15 km

 

最後のレースはガール広場からスタート。オウデクワレモントを経由して、フランドル地方に。

チュアンの12キロのローカルサーキット3周でゴールとなる。

 

1. 2級山岳　モン・ド・ランクリュ峠 (0.9 km à 6.9%)
2. 石畳　オウデクワレモント (1.5 km)
3. 2級山岳　オウデクワレモント (2.1 km・4.3%)
4. 石畳　ボーシット峠 (0.45 km)
5. 1級山岳　ボーシット峠 (1.4 km・6.5%)
6. 石畳　ティエンヌ・デュ・ドラゴン (0.4 km)
7. 2級山岳　ティエンヌ・デュ・ドラゴン (0.4 km・5.3%)
8. スプリントポイント　チュアン　残り3周
9. スプリントポイント　チュアン　残り2周
10. スプリントポイント　チュアン　残り1周

 

16人の逃げ

山岳賞のジミー・ヤンセンスを含む16人の逃げが出来ている。

 

残り56.1kmで1分40秒差。Tudor Pro Cycling Teamのヤコブ・エリクソンが引いている。

 

逃げには、2024 シクロクロスワールドカップリーダーのエリ・イーゼルビットも乗っている。

 

先頭ではアタックがかかっていて伸びている。

 

残り44.1kmで1分49秒差。

 

集団は横一線。Tudor Pro Cycling Teamはジミー・ヤンセンスのタイム差だけ考えていればよい。

 

エリ・イーゼルビットは最後尾に。逃げ切り勝利したいので、ずっとアタックがかかっている感じ。

 

Movistar Teamのゴンサロ・セラノが先頭。

 

Red Bull-BORA-hansgroheのフィリップ・マチエユクが先頭に。

 

Bingoal WBのヨハン・ミーンズが先頭から抜け出した。

 

ミールの石畳の登りを上がる。

 

スプリントポイント　チュアン　残り3周

残り3周に。

1. ヨハン・ミーンズ　Bingoal WB　5ポイント・3秒
2. ルーン・ヘレゴッツ　Intermarché – Wanty　3ポイント・2秒
3. コール・ケスラー　Lidl – Trek　1ポイント・1秒

 

集団は2分4秒差で通過。

 

残り30kmで2分4秒差。しかし、先頭は協調性がない。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのドリース・デポンドが仕掛ける。

 

集団はLotto Dstnyが引き出した。

 

4人が抜け出したか。ヘリからの映像ばかりでわかりにくい。

1. マティス・ルーヴェル　Arkéa – B&B Hotels
2. フィリップ・マチエユク　Red Bull-BORA-hansgrohe
3. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team
4. リリアン・リリアン・カルメジャーヌ　Intermarché – Wanty

 

10秒ほどリード。Intermarché – Wantyはリリアン・リリアン・カルメジャーヌ。

 

残り25.1km。31秒と開く。

 

先頭はミールの登りに。

 

リリアン・リリアン・カルメジャーヌ先頭で登ってきた。

 

スプリントポイント　チュアン　残り2周

残り2周に。

 

集団は1分41秒差で通過。

 

残り16.1kmで1分47秒差。

 

残り13.2km。1分6秒差。

 

石畳の登りを上がる。

 

スプリントポイント　チュアン　残り1周

残り1周だ。

 

集団と38秒差に。これは逃げ切れないか。

 

Intermarché – Wantyのルーン・ヘレゴッツなど、3人が追走している。

 

追走は集団に捕まった。

 

先頭が割れる。Red Bull-BORA-hansgroheのフィリップ・マチエユクがアタック。

 

ドリース・デポンドが追いつく。

 

二人が追走に。

 

Israel – Premier Techが引いている。コービン・ストロングで逆転を狙う。

 

残り5.1km。また元に戻った。

 

残り3.1km。14秒差だ。

 

残り2.3km。後ろに集団が見えてきた。

 

残り1.2km。最後の登りに。

 

あ～、集団に追い付かれる。

 

リリアン・リリアン・カルメジャーヌとドリース・デポンドが粘る。

 

Groupama – FDJのサムエレ・ワトソンが二人を凄い勢いで抜いていく。

 

 

サムエレ・ワトソンがリードする。

 

これは素晴らしい抜け出しだ。

 

この差だ。22歳の英国人はいきがいい。

 

後ろに誰も見えない。集団を一人で突き放した。

 

サムエレ・ワトソンが大きくリードで逃げ切り勝利だ!

 

サムエレ・ワトソンは、2023年に開発チームから昇格。これがプロ初勝利となった。見事な走りだ。

 

 

集団トップはIsrael – Premier Techのコービン・ストロング。2位のボーナスタイム6秒を獲得。マッテオ・トレンティンと同タイムの総合2位となった。

これは、過去のレース結果の順位から決定されてい。コービン・ストロングとしては、出来る限りのことをしている。サムエレ・ワトソンの走りが凄すぎた。

 

リザルト

優勝したGroupama – FDJのサムエレ・ワトソン

計画では最後の登りで先頭に立つつもりだったので、私がしなければならなかったのは一生懸命行くことだけだった。チーム、特に最後はルイス・アスキーがこの仕事を完璧にしてくれたと言わざるを得ない。

私がしなければならなかったのは、すべてを手放すことだけだった。クレイジーだよ。

この勝利を長い間待っていて、あと一歩のところまで来ることが多かったので、とてもうれしい。ソロなら尚更。

今週を通してとても調子が良くて、昨日のアタックをフォローできたことは大きな自信になった。私に信頼と今日のチャンスを与えてくれたチームに感謝したいと思う。それが実現できてただただ嬉しい。

 

ステージ2位　Israel – Premier Techのコービン・ストロング

チームメイトたちは、この1週間そうであったように、私の面倒を見てくれて、勝つチャンスを与えてくれた。残念ながら、今日は1人の選手がクリアしてフィニッシュまで残り、ボーナスタイムの10秒を奪ってしまった。

私は6秒差でフィニッシュすることができたので、マッテオ・トレンティンと同タイムでフィニッシュしたのはかなり残念だった。昨日の降格でカウントバックが決まってしまったからね。でも、ここでのレースはとても楽しかった。

 

第1ステージ　リザルト

総合

マッテオ・トレンティンのコメント(大会公式サイトより)

私の目標の1つはオリンピックに出場することだったが、国内選手権以来、出場できないことは分かっていた。それでも、来週はプログラムのおかげで体調が整えられるはずだ。

とにかくツール・ド・ワロニーは理想的な準備だったので、新たな目標を持って前進するだけだった。とにかく素晴らしい状態でここに到着することが目標だった。

Groupama – FDJがポール・ペンホーエに乗るのかと思ったが、結局攻めたのはサムエレ・ワトソンだった。私が従わなかったのは間違いだったが、逆に彼が先行していても問題はなかった。

なぜなら彼は全体的に危険ではなかったし、他のランナーにとって重要だったであろうボーナスを獲得するつもりだったからだ。 5日間の厳しい戦いの末に最終的に順位が決まるのも素晴らしいことだ。

私のチームのライダーたちがこれまでにないほど働いているのを見た。彼らにゴールを与えるだけで、彼らも私がその仕事をやり遂げて勝利を持ち帰ることができると理解しているのんだ。

きっと将来またこの人たちに会えると思う。私としては、沿道でイタリアなまりで私の名前を叫んでくれたファン全員に感謝したい。ワロン地域ではイタリア人コミュニティが歴史的に重要であることは知っている。ここで勝ててよかった！

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞

チーム賞