Netflixがツール・ド・フランスを舞台にしたドキュメンタリーを作成することはすでに知られている。
だけど、優勝候補を抱えるUAE Team EmiratesはNetflixに登場しない。主役となるはずのタデイ・ポガチャルを追わなくては話題性にかけてしまうと思うのだけど。
参加するチームは
サイクリングドキュメンタリーに参加する8チームは、
- Quick-Step Alpha Vinyl
- EF Education-EasyPost
- Jumbo-Visma
- Groupama-FDJ
- INEOS Grenadiers
- AG2R Citroën
- Alpecin-Fenix
- Movistar
ツール・ド・フランスシリーズの主な目的は、主にプロのサイクリングに完全に精通しない人に向けて情報を発信していくこと。
その他の目標には、
- ファンを引き付けて維持するための前例のない追加のコンテンツを提供する
- 最高のライダーの知名度を上げ、スーパースターの地位に昇格させる
などがある。
ただ、主役のタデイ・ポガチャルを追わないのはどうなんだろうか。
推定800万ユーロ(約10億円)の制作費は、Netflixが負担する。
Netflixは、さまざまな株主の間で分割される100万ユーロのライセンス料を支払うことを約束しており、ASOとフランステレビジョンはそれぞれ25万ユーロが支払われる。
その後、8つのチームが残りの€500,000(約6,400万円)を分割。各チームに€62,000(約800万円)が支払われる。
800万円貰えるならば、カメラに追いかけられてもライダーも文句言わないだろう。負けた時には撮ってほしくないだろうけど。
それにしてもNetflixは、2021年には77億900万ドル(約9000億円)の売り上げがあるので、10億くらいはなんでもないのかな。
UAE Team Emiratesが出演しない理由
We’re home 🏡 #WeAreUAE 🇦🇪 pic.twitter.com/4dBIV8kCRJ
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) March 13, 2022
UAE Team Emiratesの最高執行責任者であるアンドレア・アゴスティーニは、Netflixのオファーを拒否する理由を以下のように語る。
非常に良いプロジェクトであり、自転車界に多くのものをもたらすことができる。しかし、それは同時に問題も生み出す。
そのようなシリーズは、今の私たちにとっては優先順位が低いのです。将来、Netflixが参加のドアを開けておくと決めたらそうなるかもしれないが、今は興味がありません。
物理的にも難しいことも指摘している。
ツアー前とツアー中は、Netflixのカメラマンがフォローし、カメラマン、メディア向けの担当者もいます。うちのバスはそんなに広くないんですよ。
すべてを管理するのは難しい場合もある。ライダーとスタッフのバランスも取れてきた。
そうすると、みんなすごく喜んで、やる気になってくれるんです。私たちは今、完璧なマシンになったんだ。
もちろん隠すことはないが、チーム内で一定のバランスを保つことは非常に重要だ。
主役が登場しないのでは、面白みもかけるけど来年も続くならばUAE Team Emiratesも出演するかもしれない。
ファンとしては見てみたいけど、こればっかりは仕方ないですね。
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