Specializedから新しく発売されたS-Works Prevail II Vent。
Ventと名前がついているように、通気性は抜群だ。フォームブリッジが7つ削除されており、通気領域が20%増加している。
S-Works Prevail II Vent
スペシャライズドがスポンサーとなっているプロライダーを見てみると、2つの異なるヘルメットが使用されていることがわかる。
スプリンターとブレイクアウェイライダーは、風を騙すエアロクレームでS-Works Evadeを好む傾向があり、クライマーはS-Works PrevailIIの追加のベンチレーションを求めている。
大規模な冷却力により、体温をより適切に調整して体を涼しく保つことができるため、ライドが熱くなったときに最適なのでクライマーとかは良いだろう。
Prevail II Ventは、標準のPrevailIIヘルメットの後継オプション。
主な違いは、前後のセクション間の7つのEPSフォームブリッジが削除されていること。これにより、空気の流れを妨げたり遅くしたりする障害物が取り除かれた。
ヘルメット内の空気の流れを増やすために、エンジニアはヘルメットの内部骨格を完全に再設計した。
ロボットで回転させたアラミドロープを利用して、内部強度を高め、中央と側面からフォームの「ブリッジ」を完全に取り外して、より効果的な換気チャネルを作成している。
上の写真のように、アラミドロープは内部骨格を形成し、センターチャンネルと2つのサイドチャンネルを接続している。
Specializedは独占権を持つMipsSLウォッチバンドシステムを使っている。
Prevail II Ventは、ほとんどのMipsヘルメットの内側にある通常のプラスチックライナーの代わりに、滑らかなプラスチック裏地付きのパッドを備えている。
これは、パッドに対して最大15mmのシェルの動きを可能にするように設計された「ウォッチバンド」によって所定の位置に保持される。
衝突の際に脳に作用するいくつかの回転力を減らすのに役立つと主張されている。
他のMIPSシステムと同じくらいの保護を提供し、Virginia Tech HelmetRatingsテストラボから5つ星の安全性評価を受けている。
オプションで、ANGiセンサーもつけることが出来る。これは、衝突のような衝撃を検出し、スマートフォンへのBluetooth接続を介して、事故にあったと思われる場合に緊急連絡先に警告していくれる。
重量はMサイズで274g。価格は£240.00(約3万6千円)。
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