日本ではコロナ第3波が襲ってきていおり、それはヨーロッパでも同じ。
すでに、シーズン開幕を告げるサントス・ツアー・ダウンアンダーとグレートオーシャンロードレースが中止となっている。
では、本場ヨーロッパではどうだろうか?
現在、開催に向けて動いているレースには多くのプロチームが参加を希望している。
検疫期間の問題をクリアー
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ヨーロッパに主なプロチームがある現状では、海外に選手を送るのは検疫期間の問題があり難しい。
シーズン当初に開催される、UAEツアーなど中東のレースも不確実な情勢。
こんな中で開催に向けて動いているのは、スペインのボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ。2月3日から2月7日までの開催予定。
歴代優勝者には凄いメンバーが並ぶ
- 2020 タデイ・ポガチャル
- 2019 イルヌル・ザカリン
- 2018 アレハンドロ・バルベルデ
- 2017 ナイロ・キンタナ
アレハンドロ・バルベルデは過去3回優勝しているステージレースだ。
もう、一つもスペインのステージレースで、ブエルタ・ア・アンダルシア(Ruta del Sol)。こちらは、2月17日〜21日の開催を目指している。
これらのレースには、16のワールドツアーチームが出場を懇願しているようだ。理由は、一つの国にとどまることで、コロナに感染するリスクを減らせること。
そして、スペインやアンドラ公国に住むライダーが多いことも挙げられる。Mitchelton-Scottなども、スペインに住むライダーが多く移動の心配がないので助かっていると。
男子ヨーロッパのレースカレンダーは、1月28日から31日に設定されたマヨルカチャレンジが1月下旬にスペインで開催される。
つまり、スペインのマヨルカ島やグラン・カナリアでキャンプを行い、そのままスペインに滞在して、1月下旬からレースに参戦するというパターンだ。
まあ、選手は長い間、ホテル住まいになるでしょうけど。
フランスでもキャンプからレースまで
同じことはフランスのチームでも同様に考えられている。
1月にシーズン初期のトレーニングキャンプを行う。そして、フランス国内でのレースに参加。
GPマルセイユ、エトワール・ド・ベセージュ、ツール・ド・ラ・プロヴァンス、オーヴァル、アルデーシュなどのレースだ。
これらのレースで、2月のフランスのカレンダーは埋め尽くされている。
一つの国の中だけならば、移動のリスクもなく同じ集団内で生活をすることで感染のリスクもなくなる。
来シーズンは、フランスとスペインでのレースに注目が集まるかもしれない。ただ、ロックダウンなどがなければの話だ。
今の所、ジロやツールなども通常の開催日程に戻る予定だが、これもどうなるのかな。早く、ワクチンなどによって収まってくれると良いのですけど。
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