アレックス・ダウセットは世界選手権個人TTの英国代表。もう一人の英国代表のゲラント・トーマスと共に上位進出を狙う。
問題となっているのは、アレックス・ダウセットがヨーロッパ選手権では黒塗りのバイクで出走したこと。
この黒塗りのバイクで世界選手権も走るのかということだ。
ステージレースではFactorバイクを使用
上記のようにティレーノ・アドリアッコのTTではアレックス・ダウセットもチームバイクFactor SLiCKに乗っている。
だが、ダウセットはヨーロッパ選手権個人タイムトライヤルで黒塗りのタイムトライヤルバイクで出走した。
バイクのブランドがわからないようにフレームは黒塗りされている。
彼の乗ったバイクは、Specialized S-Works Shiv TT。ヘルメットもPOC Temporに変更されている。
UCI Road World Championshipsは、世界チャンピオンの称号を目指して国を代表するライダーが好きなテクノロジーを使用できる年1回のイベント。
ヨーロッパ選手権も世界選手権も国を代表して走っている。だがらOKではあるのだが、チームがサポートしていないブランドを使うというのはスポンサーには受けが悪いだろう。
なにより、FactorがSpecializedのTTバイクに比べて遅いと宣伝しているようなものだ。
ローハン・デニスも昨年の世界選手権ではバーレーン-メリダから提供されたMerida Time Warp TTバイクの代わりにBMC Teammachineに乗った。
この時には契約問題もはっきりしていない時期だったが、アレックス・ダウセットも来年の契約は決定していない。ひょっとして??
アレックス・ダウセットが乗ったSpecialized S-Works Shiv TT
- フレーム:Specialized S-Works Shiv TT
- フロントホイール:Revolver Troika TMD(Trispoke Mini Disc)チューブラーディスク
- リアホイール:Roval Rapide 321ディスク(イモラではチューブレスを使用すると噂されている)
- フロントタイヤ:ヴィットーリアコルサスピードチューブラー
- リアタイヤ:Vittoria Corsa Speedチューブラー(Specialized Turbo RapidAirの使用が噂されている)
- グループセット:Dura-Ace Di2 Disc、Ceramicspeed OSPW
- クランクセット:Rotor Aldhu
- パワーメーター:Power2Maxパワーメーター
- コックピット:Aerocoach Ascalon
- ヘルメット:POC Tempor
- スキンスーツ:Kalas Brios Aero
- 靴:カスタム成形GBトラックシューズ
- サングラス:オークリーフライトジャケット
アレックス・ダウセットは機器についてとてもうるさいマニア。それは彼のYouTubeチャンネルを見ても良くわかる。より速いタイムが出せるならば妥協せずに良いものを使うのは理解できる。
英国のサイクリング連盟はトラックにしても、最新のバイクを使うのでより良いものを選択しているのかもしれない。
クリス・フルームは来シーズンFactorのバイクで満足するのだろうか?
アレックス・ダウセットは51番目のスタート。日本時間22時45分の出走。ちょっと注目してみておきたい。
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