ツール・ド・フランス第8ステージの最後の1級山岳ではダディ・ボカチャルの後を追う、総合勢の中からダッシュして1級山岳ペイルスルド峠を登ったナイロ・キンタナ。
キンタナのペースアップについていけたのは、プリモッシュ・ログリッチだけ。
キンタナは、7月の交通事故による膝の負傷はかなり良くなったようだ。 クリテリウム・デュ・ドーフィネでは最終ステージを途中で降りるほど膝の調子が良くなかったのに良く治ったものだ。
だが、ナイロ・キンタナはゴール後に悲しい知らせを受け取ってしまう。
ディエゴ・ローザの喪失
ディエゴ・ローザは、超級山岳パレ峠からの下りカーブで前輪が滑ってしまい落車。
ナイロ・キンタナは大事な山岳アシストを一人失ってしまうことになる。これでアルケア・サムシックは7人で戦うことになる。
ナイロ・キンタナをアシスト出来るのはワレン・バルギルとウィネル・アナコナの2人だけとなりそうだ。
第9ステージも厳しい山岳ステージとなっており、キンタナが一人で孤立するのは目に見えている。
現在キンタナは13秒差の総合5位。少しでもアシストに残っておいて欲しかったことだろう。
覚えているだろうか? ツール第1ステージでナイロ・キンタナが落車した時。
多くのライダーが犠牲となったこのレースでナイロ・キンタナはなんでもないところで落車。
このような心強いアシストがいなくなるのはナイロ・キンタナにとって大きな損失だろう。
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