ミハウ・クフィアトコフスキ(Team INEOS)は2016年から続いたチームとの契約の最終年となっている。
彼自身は、チームに留まりたいと思っているが、チームは来シーズンの構想をどう考えているのか。
2018年は、最強のアシストして最後まで山岳で残っていたライダーだったが、昨シーズンは不調にあえいだ。
トレーニングキャンプ中
ミカルは、イタリアとの国境近く、ニースの北90kmに位置するイソラ 2000スキー場で現在キャンプ中だ。
イネオスチームのライダーは、クリス・フルーム、ゲラント・トーマス、パヴェル・シヴァコフ、ディラン・ファンバーレの6人。
モナコやニースの地域から簡単に国境を越えずに到達することができる場所だ。
これは最初のグループ化なので、これらの内部プロトコルは非常に維持されている。参加者はそれぞれコロナウイルスの2つのテストに合格しなければならなかった。お察しの通りネガティブだったけど。
と説明してくれる。
イギリスチームの選手たちにとっては、長い休み明けの最初の合宿となる。キャンプは6月14日~28日まで14日間行われる。ミカルはStravaにデータをあげているので、フルームと一緒に走っていることがわかる。
自宅でも低酸素テントを使っていたので、比較的スムーズに高度での練習に入っていけたようだ。慣れないと1500mでも心拍がきついと言っている。
将来のこと
2017年に契約したものは、年末に契約満了となる。通常の状況下では、交渉はすでに春のレース中に行われる。だが、現在の状況では、ほとんどのチームが非常に複雑となっている。
英国の石油化学大手がスポンサーとなっているイネオスは、予算削減ではあまりニュースにならないチームの一つではあるけれど。
契約は上司が担当している。私に何ができるの?
自分のできることを精一杯やっている。このチームに残りたいし、残ると信じている。私がやった仕事を評価してくれているはずだ。
アスリートがレースに出られないのは このチームにとっては 二の次の問題だと思う。フェアプレーを繰り返し確認しているから。
と説明してくれた。
ミカルは、移籍した当初の2016年には成功したシーズンとは言えなった。だが、2017年彼はクラシックレーサーからステージレーサーとして輝く場を見つけることが出来た。
昨年は慢性疲労の影響からか、成功率の低かったシーズンを経ても、彼の背後にはまだチームのサポートがあると考えている。
私にとって一番大切なのは、人に信頼され、最後まで信じてもらえることだとミカルは言う。
スポーツには常に浮き沈みがあることを実感している。転んだり失敗したりして信じなくなった人がいたら、ここではダメだ。
私の周りには、信じてくれる人たちがいて、遅かれ早かれ勝利を許す形があることを知っている。
そして、それが彼らにとって重要なことなのだ。そのような形を提示し、常に勝つための応援があれば、レースは必要ない。このチームでは、スポーツの結果だけでなく、スポーツへの取り組み方も観察している。
以前は、ポーランドのCCC Teamのエースとして移籍するという噂もあったが、本人は自分がエースとして走るよりも、アシストとして支えるほうが良いと思っているのだろう。
本人の希望はあくまでもチーム残留だ。
果たして、チームとの延長契約は勝ち取れるのだろうか? もうすぐ答えが出るだろう。
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