先月39歳の誕生日を迎えたオランダのピーター・ウェーニング(Pieter Weening)がTrek-Segafredoと契約するというニュースが入ってきた。
ピーター・ウェーニングはRoompot-Nederlandse Loterijのプロコンチネンタルチームで走っていたが、2019年限りで契約は切れている。
2020年の契約はあるのか?
コロナ危機の真っ最中に、アメリカのチームがライダーを増やすことは驚くべきこと。
実は、欧州でコロナウィルスの発生直前にすでに契約は合意していたと言う。UCIの遅延のため、契約はまだサインされていないとの情報もある。
このウイルスが今後数か月間目立たないようになり、ピーター・ウェーニングが2020年にTrek-Segafredoで走ることが期待されている。
Trek-Segafredoは、これまで27人のライダーと契約していた。これは、ワールドツアーチームに必要な最低限度の人数。30歳以上のライダーは7名だけで、必要な経験が不足していた。
そのため、2004年からプロとして走っているピーター・ウェーニングの獲得に動いていたのだ。
ピーター・ウェーニングのキャリア
2004年にRabobank ProTeamでプロとしてのキャリアを開始。その年にブエルタ・ア・エスパーニャに出場。
1年後、ツール・ド・フランスで初優勝を獲得。第8ステージでアンドレアス・クローデンを2mmの差で破っている。
2012年にオーストラリアの新しいチームOrica-GreenEdgeに移籍。2013年にはポーランドツアーで優勝。2014年には、再びジロ・デ・イタリアで優勝。
2016年に、Roompot-Oranje Pelotonに加わり4年間で6勝をあげている。2016年のツール・ド・スイス第6ステージでは後続に2分以上の差をつけて独走勝利しており、彼の最も美しい勝利だと言われた。
2019年にルクセンブルクツアーで最後の勝利をあげ、2019年の世界選手権にもオランダチーム代表として走り、マチュー・ファンデルプールをアシストした。
これほどの選手が何故、コンチネンタルで走っていたのか不思議だ。
ピーター・ウェーニングの経験と走りをTrek-Segafredoは買っている。無事に契約が発表されれば、あとは2020年シーズンで走れるかどうかだけだ。
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