先日行われたコルティナオリンピッククロスカントリースキーのレース、皆さんはご覧になりましたか?
見事金メダルを獲得したノルウェーの英雄、ヨハンネス・クレボ(Johannes Høsflot Klæbo)選手が見せたあの圧倒的なパフォーマンスは、まさに鳥肌。
特に世界中を驚かせたのが、勝負を決めたラストの急勾配。長距離を走り抜いて他の選手が疲労困憊の中、クレボ選手はスキー板を履いたまま、まるで陸上競技の短距離走のように激坂を「走って」駆け上がっていくというクレボステップの登坂力を見せつけた。
レースの最終盤で、あのような爆発的なスプリントを繰り出せる無尽蔵のスタミナと強靭な脚力は、一体どのようにして作られているのだろうか?
それにはUno-X Mobilityと5年間の契約を結んで走っていたという事実がある。
激坂ダッシュをクレボステップ
ヨハンネス・クレボ選手といえば、クロスカントリースキー界において「生ける伝説」とも言える存在。
彼が得意とする、スキー板を履いたまま急勾配を走るように駆け上がるクレボステップは、圧倒的な心肺機能と下半身のパワーがなければ到底成り立たない。
そんな彼の、あの常識外れなラストスパートを根底で支えているのが、本格的な自転車トレーニングなのだ。
さらに、彼のInstagramを覗いてみると、プロのロードレーサーにしか見えないような姿が度々アップされている。
Uno-X Mobilityで得られるもの
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彼が身にまとっているジャージは、Uno-X Mobilityのもの。実はクレボ選手、趣味の延長でロードバイクに乗っているわけではなく、2020年に同チーム(当時は育成部門など)と異例の5年契約を結んでいる。
その最大の理由は、レース終盤の激坂で爆発するための「世界最高峰の有酸素ベース」を構築するためだ。
クロスカントリースキーのトップ選手は年間800〜1000時間以上という途方もないトレーニングを行う。だけど、ランニングや雪上での練習ばかりでは関節や腱が悲鳴を上げてしまう。
そこで、関節への衝撃が少なく、かつ極限まで心肺機能を追い込めるロードバイクが究極のクロストレーニングとなる。
クレボ選手は、プロのサイクリストたちと共に4〜6時間にも及ぶロングライドを敢行する。この途方もない長時間のペダリングが、あのレース最終盤の苦しい場面で、他の選手を置き去りにして坂を走って駆け上がるための巨大なエンジンを作り上げているのだ。
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さらに、Uno-Xの環境に身を置くことで、パワーメーターを用いた出力の解析やペース配分、長時間のエンデュランス競技における最新の栄養管理、補給食のタイミングなどといった、最先端のスポーツ科学を自身のスキー競技に還元している。
あの激坂での圧巻の勝利は、雪上での血のにじむような努力と、アスファルトの上でプロレーサーたちとペダルを回し続けた日々が見事に結実した瞬間だったと言える。
最強の冬のトップアスリートは、最強のサイクリストでもある。フェムケ・コック選手に続き、クレボ選手もまた、その事実を力強く証明してくれた。
公式サイトでも書かれてある通り、2020年から2025年までのUno-X Mobilityのメンバーとして契約していた。UCI公認レースとかには出ていない。




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