2019世界選手権ジュニアでクイン・シモンズは2位以下に1分近い差をつけて優勝した。
クイン・シモンズはU23を通り越して、18歳にしてトレック・セガレードと2年契約を結んだ。
U23を通り越して、ブロ契約するのは昨年のレムコに続いて2年連続でのこと。
トレック・セガフレードは、ジュニアタイムトライヤルで優勝したアントニオ・ティベーリ(18)を、2020年8月からテスト生として採用する。
クイン・シモンズはロードレースを初めて19か月
トレック・セガフレードは二人の契約を同時に発表。
💥 Team News 💥
— Trek-Segafredo (@TrekSegafredo) September 26, 2019
We are thrilled to announce 2 signings of 2 World Champions! 🌈 🌈
Join us in welcoming Junior Road World Champion @QuinnSimmons9 who signed for 2 years starting in 2020, and Junior Time Trial World Champion Antonio Tiberi (joining the team in 2021 for 2 years). pic.twitter.com/RC9R2tvPUh
「私の目標は勝つことでしたが、もし勝つなら、長い道のりからソロでやることです。勝つための最もクールな方法だと思います」
公約通りに残り30キロ以上を独走して勝利したクイン・シモンズ。普通は、実力が伯仲してたらそんな勝ち方は出来ない。いかに、ずば抜けているかがわかる。
彼の足跡をたどってみると、マウンテンバイクのトレーニングに役立つかもしれないと思って始めたのがロードバイク。
やがて彼は夢中になり、ロードレースは1時間死ぬ気で走るマウンテンバイクよりも楽しいものだと気づいた。
2018年2月に最初のレースに出場。16歳で、いきなり20kmのタイムトライヤルとロードで優勝。
翌月、ヨーロッパでの最初のレースGent-Wevelgemで3位。その後破竹の勢いで勝利を重ねた。
2019年の成績が凄い。
タイムトライヤルにも強く、世界選手権でも4位となっており独走力を生かせる走りが得意なようだ。
アメリカでマウンテンパイクでは、活躍の場が限られている。だが、ロードならば世界で勝負出来ると考えたのも、ロードバイクにはまった理由のようだ。
多くのブロチームが関心をよせる
スペシャライズドのつながりで、BORA – hansgrohe、Deceuninck – Quick Stepとも7月にトレーニングしている。
Sumwebで、ブロとのトレーニングに招待され、Sumvebマネージャーはシモンズに2020年のU23開発チームのスポットを提供することを約束していた。
さらに、Trek – SegafredoとEF Education Firstからもオファーを受けていた。
結局彼が選んだのはTrek – Segafredo。選んだ理由は、金銭的なものではなくレーススケジュールとチームの方針だという。
Trek – Segafredoはクラシックに強いジョン・デゲンコルプが移籍しており、シモンズにはクラッック出場へのチャンスがあるのが、その理由だという。
その他のチームでは、1年目からクラシックに出場するなんて無理だというのもある。
マウンテン出身の彼は、ツアー・オブ・カリフォルリアでレースしてから、ダーティカンザとリードビル100のレースにも出場する。いずれもグラベルロードだ。
彼は、SumwebのU23チームで時間を使っているヒマはないと考えたという。
多くのライダーはU23からブロへの道でも、厳しいのにいきなりのブロデビュー。
クイン・シモンズはレムコ・エヴェネプールのように1年目から活躍出来るのでしょうか?
風貌は18歳とは見えないので大丈夫かもしれませんが、走りのほうはブロで通用するんでしょうかねえ~。
まずは、ツアー・オブ・カリフォルニアでの走りに注目しておいたい。
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