スーパープレスティージュ2023-2024第2戦ロッデルヴォールデの勝者は?

スーパープレスティージュ第1戦はエリ・イーゼルビットが勝利。

2度目の落車を最後に、ティボー・ネイスがしなければ、ゴールシーンは違うものになっていたかもしれない。

ただ、この第2戦には、女子エリートにフェム・ファンエンペルがおらず、男子エリートにティボー・ネイスがいない。オープンな戦いとなりそうだ。

果たして第2戦の勝者は?

 

第2戦ロッデルヴォールデ　

 

コンパクトなコースなので、カーブが多くテクニカル。インターバルな高速クロスとなりそう。

 

女子エリート

女子エリートのスタート。

 

出足の良かったのは、ゾーイ・バクステッド。

 

だが、ストレートですぐにマリン・シュライバーに抜かれる。

 

トップは、マリン・シュライバー。セイリン・アラマバードと続く。

 

マリン・シュライバーがリードを築くか。

 

このコースは水はけが良いので、雨の影響が全く残っていない。

 

マリン・シュライバーが3位に後退。

 

残り5周

1周を終わって、先頭は777のアンネマリー・ワースト。セイリン・アラマバードがピッタリとつけている。

 

先頭はインゲ・ファンデルヘイデンにかわる。

 

残り3周

先頭は、セイリン・アラマバードとアンネマリー・ワーストの二人に。

 

サンドはセイリン・アラマバードが速い。雨でもあまりドロドロになっていない。

 

少しずつ差が開いていくか。

 

アンネマリー・ワーストが近づくと、スパートしてセイリン・アラマバードが差を広げる。特に、砂場は強い。

 

二人のタイム差は11秒と広がる。

 

残り2周

元世界チャンピンは、大きく差をつけた。

 

3番手は、マリオン・ノルベルト・リベロル。すでに33秒離れている。

 

すでに、2位のアンネマリー・ワーストはかなり離れている。

 

残り1周

アンネマリー・ワーストは17秒差でラスト1周に。

 

22秒引き離しており、勝利は確実。

 

セイリン・アラマバードが今シーズンの初勝利をあげた。3強がいなければ、元世界チャンピンが強いということか。

 

2位はアンネマリー・ワーストが入った。

 

リザルト

セイリン・アラマバードのコメント

レース序盤はとにかくスパイシーだった。ラップはタフだったし、速いライディングもあった。レース後半は自分のフィーリングに合っていた。

第2パートで、アンネマリー・ワーストと距離をとった。抜け出すのは難しかった？

かなり難しかった。ここではすぐにミスを犯すし、路面のせいで、ペダルの踏み込みがうまくいかないこともあった。結局、疲労が2人を翻弄し、それが勝敗を分けたんだ。

大本命だったかもしれないけど、私自身はそうは思っていなかった。プレッシャーも感じていないわ。来週のヨーロッパ選手権には、いい勇気をもって臨める。

可能な限り最高の結果を残して帰りたいし、いい予感がしている。

 

2位のアンネマリー・ワーストのコメント

とてもタフなレースだった。スタートは良くなければならない。今日もそうだった。ただただ、タフなラウンドだった。

セイリンが逃げ切るまでは4周目までかかった。ギャップはずっと変わらなかったけど、また縮めることはできなかった。残念だった。

終わったと思ったのは？

残り2周の時点で、差を縮めることができなかった。幸運にもギャップは変わらなかったが、近づくことができなかった。

道中、何度も死んだよ。リズムをつかむことができなかった。バイクを降りて、また乗って、また降りて……。泥にまみれて走れなかった。とてもタフなラウンドだった。

いいレースができたときはいつもうれしい。いいレースに乗れたことは、いつも自信になる。

 

3位のマリオン・ノルベルト・リベロルのコメント

脚は良かった。コースに新しいセクションがあって、簡単ではなかった。1周目は完璧ではなかったが、先週末のオーベレルエイセよりは良かった。

3位入賞については?

これは予想外だった。というのも、オーベレルエイセは私にとって難しいコースだったから。

ファン・アルフェンやインゲ・ファンデルヘイデンに追いついたとき、表彰台を狙えると思った。コーナーやサーキットのところどころでフィーリングが良くなっていた。

それでもアンネマリー・ワーストに戻ろうとしたし、まだ可能だと思っていた。これには満足している。

 

男子エリート

スタート前。手前は、ヨリス・ニューウェンハイス。2022年までTeam DSMのワールドチームのエリートライダー。

 

さあ、スタート。

 

トップは、ケビン・クーンか。

 

マイケル・ファントーレンハウトがトップに。

 

エリ・イーゼルビットがすぐに先頭に。

 

またも、マイケル・ファントーレンハウトが先頭に。

 

高速コースなので、先頭はクルクル代わる。ニルス・ファンデプッテが先頭に。

 

ニルス・ファンデプッテが柵のクイに引っかかる。

 

残り8周

先頭はケビン・クーン。マイケル・ファントーレンハウト、ヨリス・ニューウェンハイスと続く。

 

トップは、ヨリス・ニューウェンハイスに。高速コースなのでロードマン向けか。

 

テクニカルなパートとなると、マイケル・ファントーレンハウトがトップに躍り出る。

 

マイケル・ファントーレンハウトがリードを少し広げる。2位はヨリス・ニューウェンハイス。

 

残り7周

マイケル・ファントーレンハウトが、ややリードして残り6周に。

 

マイケル・ファントーレンハウト、ニルス・ファンデプッテ、エリ・イーゼルビットと続く。

 

下りでエリ・イーゼルビットが前に。

 

残り6周

4位グループの先頭は、ラース・ファンデルハール。

 

高速コースなので、抜け出すのは至難の業だ。こうなるとミスすると遅れる感じか。

 

エリがペースを上げる。

 

足の問題を解決した、ローレンス・スウィークが3番手に上がってきた。

 

カメラが後方から切り替わると、先頭はマイケル・ファントーレンハウトに代わっている。エリは3番手に。

 

残り5周

先頭はラース・ファンデルハールに。

 

ラース・ファンデルハールがトップ。

 

階段で、マイケル・ファントーレンハウトがラース・ファンデルハールを抜く。

 

順位はコロコロと変わるけど、メンバーは6人に絞られてきた。

 

今度は後方からケビン・クーンが2番手に上がってくる。

 

残り5周

先頭は3人が少し抜け出す。

 

後続も追いつき、まだ決着はつかない。

 

2番手にローレンス・スウィークが上がる。

 

残り4周

大きな集団となってきた。

 

ますます混戦に。

 

先頭はエリ・イーゼルビット。ラース・ファンデルハール、マイケル・ファントーレンハウトと続く。

 

エリ・イーゼルビットがペースを作っている。

 

エリ・イーゼルビットが、クイに引っかかってしまい、ラース・ファンデルハールが前に出る。

 

先頭はラース・ファンデルハール。

 

残り2周

ラース・ファンデルハール先頭で残り1周に。

 

エリ・イーゼルビットがカーブで滑って足をついてしまう。またもミスだ。

 

3人ともに最後のバイク交換に。

 

少し、マイケル・ファントーレンハウトが足をついてしまう。

 

残り1周

ラース・ファンデルハール先頭でラスト周回に。

 

カーブでエリ・イーゼルビットが前に出る。

 

エリがペースを上げた!

 

さあ、アタックだ。

 

さあ、差がついたぞ。

 

ラース・ファンデルハールが粘るが。

 

エリ・イーゼルビットが最後は抜け出して勝利となった。これで第1戦につづいて連勝となった。また、ロッデルヴォールデでは4回目の勝利となっている。

 

2位には、ラース・ファンデルハールが入る。

 

3位は欧州チャンピオンジャージのマイケル・ファントーレンハウト。

 

リザルト

エリ・イーゼルビットのコメント

トリッキーなコースだった。ミスが多かった。最後のラップがほぼ完璧でよかった。

そのミスはどこから来たのか？

超スリッピーで、プロファイルを重くして走っていなかったんだ。それから滑って滑って。コースも周回ごとに変わるから、左、右、真ん中のどれに乗ればいいのかわからない。だから本当にトリッキーなんだ。

最終ラップは、小さな山でラースの前に出なければならないと思っていた。それがうまくいって、あとは自分のペースで走ることができた。

ロッデルヴォールデでは長い間、一緒にいた。どうして？

新しいコースでは、テクニカルな部分がとても近くて、戻ってくるストレートがたくさんあった。3、4人のライダーがスピンをしていなかったから、僕たちも沈黙が続いた。僕たちはアタックしていたんだ。だから多くのライダーが戻ってきたんだ。

2連勝を飾ったので、自信を持って来週末のヨーロッパ選手権に臨むに違いない。そうだろう？

ヨーロッパ選手権では、私は間違いなく優勝候補ではない。現実的には、ティボー・ネイスだ。今回ばかりは、優勝候補になることなく、ヨーロッパ選手権に臨むのは不思議な気分だ。

 

2位のラース・ファンデルハールのコメント

レース中盤にアタックを試みたが、実際には期待外れだった。トップで1周すると、自分自身と戦うことになる。その後、しばらくペダルに力が入らず、最後尾まで落ちてしまった。

決勝では、とにかく走り続けようと思った。彼らがチームプレーをできないようにプレッシャーをかけたかった。もし彼らがミスをしたら、僕は消えてしまうかもしれない。でも残念だった。

とてもトリッキーだった。時々、予期せぬ瞬間にミスをしてしまうことがあった。砂地ではもう少し間隔を空けたかったが、いずれにせよ後方で自転車を漕がなければならないことが多かった。

レースは驚くほどうまくいった。時折、小さな違いはあったものの、長い間、大きな集団が一緒にいた。僕たち3人とも、うまくいかなかった。

自分自身、限界だと感じていたし、彼らも限界だと感じていた。どうしてそうなったのかはわからない。ここで誰かに向かってうまく走れたからかもしれない。

また、風に対して誰かのステアリングを握った時点で、大きな違いがあったと言わなければならない。

 

3位のマイケル・ファントーレンハウトのコメント

それ自体には満足している。最終ラップで6、7人に抜かれそうになった。でも、僕がやったことは明らかに報われなかった。でも、これから素晴らしいことがたくさんある。だから、少しでも良くなるようにコースをハードにしようと思っているんだ。

途中までは、ロードで少しづつまとまっていた。風も強かったから、やりすぎたかもしれない。小さな山でも前に出るつもりだった。そうでなければ常に追いかけなければならないからだ。多分、先頭で走りすぎたのだろう。

脚はどうだった？

ギャップを作れると感じていた。でも、それをキープする脚がなかった。最後には少し萎んでしまった。ここ数週間、どんどん良くなってきていると感じている。コッペンベルグでは、その間にまた非常にタフなレースが待っている。