2023 ツール・ド・ランカウェイ第8ステージ　av48km/hの最終ステージを勝ち取ったスプリンターは?

ランカウェイは、最終ステージ。最後もスプリントで決着だ。ここまでのスプリンターステージの結果は

• 第1ステージ　アーヴィッド・デクレイン　Tudor Pro Cycling Team
• 第2ステージ　グレブ・シリツァ　Astana Qazaqstan Team
• 第4ステージ　ダニエル・バボール　Caja Rural – Seguros RGA
• 第6ステージ　アーヴィッド・デクレイン　Tudor Pro Cycling Team
• 第7ステージ　サーシャ・ウィーマーズ　Human Powered Health

 

アーヴィッド・デクレインが唯一2勝をあげている。ただ、この数日鼻づまりで調子を落としている。さて、最終ステージは誰がゴールを勝ち取るだろうか。

 

第8ステージ  セティア・アラム～クアラルンプール 156.5km

 

最終ステージは、クアラルンプールでゴールとなる。452mのペトロナス ツインタワーの目の前にある、広い大通りでスプリントだ。

 

1. 4級山岳　Puncak Alam 　0.4km・6.7%
2. 4級山岳　Meru 　0.2km・5.7%
3. スプリントポイント　Kapar
4. スプリントポイント　Sungai Buloh
5. スプリントポイント　Paya Jaras

 

スタート前

気温30度の中スタートを待つ。

 

さあ、オフィシャルスタート。

 

Team CorratecSelle Italiaが二人で攻撃。

1. QUARTUCCI Lorenzo (Team Corratec – Selle Italia)
2. BALDACCINI Davide (Team Corratec – Selle Italia)

 

さあ、リードが築けるか。しかし、カメラが後ろを映している間に捕まっている。

 

次に集団から抜け出したのは、二人。

1.  カルロス・ガルシア (Equipo Kern Pharma)
2.  JUARISTI Txomin (Euskaltel – Euskadi)

 

後ろから二人が合流。

1.  SCALCO Matteo (Green Project-Bardiani CSF-Faizanè)
2.  BOSTOCK Matthew (Bolton Equities Black Spoke)

 

さらにライダーが追いついてくる。

 

追いついたライダー2人がそのままアタック。

1.  SAINBAYAR Jambaljamts (Terengganu Polygon Cycling Team)
2.  ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia)

 

後ろから、Team UKYOの山本ら3人が追いついた。

1.  ミケル・ビズカーラ (Euskaltel – Euskadi)
2.  YAMAMOTO Masaki (JCL Team UKYO)
3.  YAOWARAT Ratchanon (Thailand Continental Cycling Team)

 

日本チャンピオンは、今日も長い逃げに乗れるか。

 

あ～、ダメだ。集団がきてしまった。

 

4級山岳　Puncak Alam 　0.4km・6.7%

ここはシャビエル・イササがトップ通過。

1. シャビエル・イササ　Euskaltel – Euskadi　2ポイント
2. ルカ・コーヴィ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　1ポイント

 

4級山岳　Meru 　0.2km・5.7%

スプリントポイント獲得順位は

1. Polychronis Tzortzakis(Roojai Online Insurance) 2ポイント
2. Robin Froidevaux(Tudor Pro Cycling Team)  1ポイント

 

4人が少しリード。

1.  TAROZZI Manuele (Green Project-Bardiani CSF-Faizanè)
2.  RAILEANU Cristian (Hengxiang Cycling Team)
3.  CAMPOS Roniel (Li Ning Star)
4.  ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia)

 

スプリントポイント　Kapar

集団に追いつかれながらポイント通過。

1. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia)　3ポイント・3秒
2. TAROZZI Manuele (Green Project-Bardiani CSF-Faizanè)　2ポイント・2秒
3. RAILEANU Cristian (Hengxiang Cycling Team)　1ポイント・1秒

 

単独で走るマレーシアのライダーに二人が追いつく。

 

さらにライダーが追いついたが、集団もすぐ後ろにいる。

 

後ろから追走がきている。Astana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァが乗っているぞ。

 

後続が追いついた。

 

グレブ・シリツァがいては、スプリンターチームが絶対に逃がさないだろう。何故、ゴール勝負を選ばないのか。

 

先頭には山岳賞のシモン・ペロー(Tudor Pro Cycling Team)も乗っている。

 

残り114kmで48秒差に。

 

スプリントポイント　Sungai Buloh

スプリントポイント獲得順位は

1. Muhammad Shaiful Adlan Mohd Shukri (Malaysia)　3ポイント・3秒
2. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team　2ポイント・2秒
3. Txomin Juaristi(Euskaltel – Euskadi )  1ポイント・1秒

 

残り100km。集団はEquipo Kern Pharma、EF Education-EasyPostが引く。47秒差となった。まだ、スプリンターチームは前に来ない。

 

残り90kmで1分15秒差に。

 

先頭にはBolton Equities Black Spokeから一人、Tudor Pro Cycling Teamから2人、Human Powered Healthからも1人乗っている。しかも、先頭交代している。他のスプリンターチームのアシストに引かせるためか。

 

山岳賞のシモン・ペローのバイクはしっかりと赤玉模様のカラーリングにしてある。

 

残り63kmでタイム差38秒に。

 

残り61kmで先頭からアタックが。

1. ダヴィデ・ガッブロ (Green Project-Bardiani CSF-Faizanè)
2.  シモン・ペロー (Tudor Pro Cycling Team)
3.  ZIJLAARD Maikel (Tudor Pro Cycling Team)
4.  MUDGWAY Luke (Bolton Equities Black Spoke)

 

後方はお見合いになってしまって追えない。

 

残り60kmで先頭から一人きれそう。

1.  MUDGWAY Luke (Bolton Equities Black Spoke)

 

踏みとどまって4人のまま。

 

4人でどこまでいけるのか。

 

残り54km。先頭4人は、集団まで1分4秒差。

 

情報では、Bolton Equities Black Spokeはチームの存続が危ういらしい。ライダーは目だってアピールしないといけない。

 

Green Project-Bardiani CSF-Faizanèのダヴィデ・ガッブロは補給中。サポートカーは借りているんでしょうね。

 

残り41km。追走は集団に捕まっており、逃げは4人だけに。タイム差1分22秒。

 

残り32kmでTeam CorratecSelle Italiaの二人がアタック。しかし、これは捕まる。

 

残り32km。タイム差1分40秒に。

 

残り30kmで1分53秒差に。集団はTudor Pro Cycling Team、Bolton Equities Black Spoke、Green Project-Bardiani CSF-Faizanèが引かないので、まとまりがない。EF Education-EasyPostは逃げ切られても全く問題ない。

 

あっと、日本王者の山本が落車だ。残念ながらリタイヤとなってしまった。

 

集団先頭にHuman Powered Healthがライダーを送る。しかし、一人で4人を相手にしするのは厳しい。

 

残り24kmで2分12秒差に。まさかの逃げ切りが見えてくるのか。

 

残り18kmで1分40秒差に。さすがに無理か～。

 

残り17kmでもタイム差変わらず。逃げ切りならば、Tudor Pro Cycling Teamが二人いるので有利。

 

集団は、Astana Qazaqstan Team、Caja Rural – Seguros RGA、Human Powered Healthも先頭交代を始めたのでタイム差が一気に縮まってきた。

 

残り13kmで集団からCaja Rural – Seguros RGAのライダーがアタック。

 

残り12kmで、カメラが後ろを映している時に、シモン・ペローがアタック!

 

残り12kmで40秒差。いけるか?

 

残り12kmで、また4人に戻るか。

 

残り10kmで36秒差に。

 

逃げていた2人が捕まる。

 

シモン・ペローは、25秒差に。ただ、このタイム差はあてにならない。

 

チームメイトが追いついた。

 

残り7km。集団は20秒差に。やや下っているので集団有利だ。

 

残り7kmで14秒差に。

1.  シモン・ペロー (Tudor Pro Cycling Team)
2.  ZIJLAARD Maikel (Tudor Pro Cycling Team)

 

残り5kmで集団が後ろに迫る。

 

残り5kmでCaja Rural – Seguros RGAのライダーが先頭で引く。

 

残り5kmで二人は追い抜かれてしまった。

 

残り3km。道端が広いので一杯に広がる。

 

残り1km。

 

残り300m。

 

ゴール前でBolton Equities Black Spokeのリードアウトが外れる。

 

これまでのステージ優勝者が曲がってきた。

 

アーヴィッド・デクレインが後ろからまくり上げる。

 

左からHuman Powered Healthのサーシャ・ウィーマーズ、Tudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレイン、Caja Rural – Seguros RGAのダニエル・バボール、Astana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァ。

 

先頭はCaja Rural – Seguros RGAのダニエル・バボール、Astana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァ。

 

ほぼ同時にゴール!

 

勝ったのは誰なんだ?

 

写真判定の末に勝ったのはAstana Qazaqstan Team のグレブ・シリツァだった。だが、ゴールを駆け抜けた3人は勝者が分かっていたようだ。

これでグレブ・シリツァは、ランカウェイ2勝目。キャリアでの勝利は全てランカウェイでの3勝だ。

 

リザルト

グレブ・シリツァのコメント

私にとってツール・ド・ランカウイはとても良かったです。昨年は優勝し、今年は2回優勝しました…私は超幸せ。 今日はサドルで大変な一日だった。そして自分は早めの逃げグループに属していた…私のチームはゴール直前まで私をよく助けてくれた。

 

2位のダニエル・バボールのコメント

2位でレースを終えることができて本当にうれしい。今日のステージはクラッシュが多く、ハードで超クレイジーなステージだった。全体的に見て、私にとって良いレースだった。ここマレーシアでの遠征にはとても満足している。

 

第8ステージリザルト

総合

サイモン・カーのコメント

総合タイトルを獲得した初の英国人ライダーとして、勝利に本当に満足している。特別な気分です…今日はとてもハードなステージだったが、特に離脱グループを取り戻すという点では、我々の選手たちはよく頑張った。

この勝利が私にとってより良いことへの始まりとなり、より大きなプロキャリアへの足がかりとなることを願っている。レースごとに少しずつ進歩しているし、ここでのレースは私にとって間違いなく良いレースだった。

 

ポイント賞

アーヴィッド・デクレインのコメント

全体として、私たちはここマレーシアで多くの表彰台を獲得し、良い成績を収め、2つのジャージを家に持ち帰ることができた…とても素晴らしいです。結果に満足している。

山岳賞