第7ステージのゴールは、残り3kmから非常に狭い道路幅で前に上がるのが困難な状態だった。
このゴールは2010年にマーク・カヴェンディシュが勝利した場所。13年の時を経てマーク・カヴェンディシュが再び疾走した。
ゴール前700mでも、マーク・カヴェンディシュの姿はかなり後ろ。だが、マチュー・ファンデルプールが右側にリードアウトしていったために、突然マーク・カヴェンディシュの前に道が開けた。
ここで、カヴは全開で疾走。見ていた、私はあ~っ、やった~、いけ~と思ったのだけど、ゴール手前で、フィリップセンに抜かれてしまう。実に惜しかった。
最後まで、駆け抜けられなかった理由についてマーク・カヴェンディシュが答えている。
ギアの問題
🇫🇷 PHOTO of the day: @LeTour
It was impressive, @MarkCavendish was so fast today… yeah, second place 🥈 in the end of the day, but everything is still possible!#TDF2023 #AstanaQazaqstanTeam
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— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) July 7, 2023
いつものカヴならば、先頭に立てば最後までスピードに乗って駆け抜けたはず。それが、やや失速したように見えたのには理由があった。
ジャスパー・フィリップセンに勝てる可能性はありますか?
勝てると思う。 選手たちは素晴らしい仕事をしてくれた。ケース・ボルが最後の1kmで完璧に私を前に押し出してくれたんだ。ケース・ボルは本物の殺人者のように働く。
少し、リリースが早すぎるかもしれないが、まさに 2010 年に私が勝利した場所だ。飛び出したいときに飛び出せたが、ギアに問題があった。
その時になって初めて、私のギアは動き始めた。チェーンはイレブン(最大のリアギア)から飛び降りた。12まで。
ギアを11に戻すために私は座らなければならなかったが、再び立ち上がると、ギアは再び12にジャンプした。勝利するべきではないような感じだった。
35回目の勝利ではなく、4回目の2位となった。前の勝利との違いは何でしょうか?
私がレースで対戦した何人もの選手たちが、今ではおじいちゃんになっているのよ(笑)。
ああ、今、ポジティブになるのは同じくらい難しい。ジャスパー・フィリップセンが少し乱暴にドアを閉める日が来るでしょう。彼にはそれすら必要ないのに。
ボルドーでも、ラスト300mでは最速タイムはの74.7km/hに達してました。ハッピーエンドが訪れる時がくる?
私にはまだ誰にも負けないスピードがあると思う。フィリップセンも。ちなみに、いくつかのチームが彼に対して怒っていることは想像できるが、私は怒っていない。彼は私を気にしなかった。(ニヤリと笑う)
彼はただ左から右へ来ただけだ。でも、彼は私をまったく気にしなかったので、それについて議論するのは私の仕事ではない。
とてもがっかりしている、本当に本当にがっかりしている。しかし、我々は努力を続けるつもりだ、我々は少年達の進歩を見てきた。
ギアの問題で、スプリントの最中に座りなおしていたとは~。ゴールスプリントの動画を見返してみると、確かに先頭に出た時に、一度腰をおろして下を見ている。これがなければと言った感じか。
リードアウトしたケース・ボルは
マーク・カヴェンディシュをリードアウトしたケース・ボルはカヴから称賛を受けているが、すべての結果に完全に満足しているわけではない。
ラインから500mの時点で、我々はスピードを出して内側にいたが、少し遠すぎた。 右側に沿って来る必要があることはわかっていた。あそこははるかに短かったからだ。
風も右側から吹いていたので、そっち側も完全にフリーだった。だから私は彼をそこで降ろしたのだが、もう少し遠くまで連れて行きたかった。
私たちも今日は非常にモチベーションが高かった。なぜなら、このスプリントがマークにぴったりで、彼がここで良い思い出を持っていることを知っていたからだ。しかし、うまくいかなかった。
またヒットする可能性があるということですか?
私たちはそれをずっと前から知っていた(笑)。
まだ、チャンスはある。しかし、限りなく勝利に近い2位だけど、ギアの問題がなければと言った感じか。
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