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2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第19ステージ ゴールはギリギリの結末!

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Photo credit: Jesús Iglesias on VisualHunt
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クイーンステージが終わり、今日は丘陵ステージ。

まだ、勝利のないチームは全力で逃げに乗ってくるだろう。スタートから逃げが決まるまでは、全開でペースが落ちない展開が続きそうだ。

だが、すぐに登りとなるので登れるライダーでないと、逃げても振るい落とされそうだ。

 

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第19ステージ タピア〜モンフォルテ・デ・レモス 191.2km

第19ステージ photo lavuelta

 

コース的には、逃げ向きのコース。スプリントに持ち込むには、相当頑張って集団をリードしないと無理だ。

それと、獲得標高は3,200mもあるのでスプリンターに足が残っている必要もある。やはり、逃げたライダーが勝利を奪いそうだ。

 

  1. 3級山岳   アルト・デ・セラ・デ・エントルシカ  9.9km・4.1%
  2. 2級山岳    アルト・デ・ガルガンタ 10.3㎞・5.5%
  3. 2級山岳    アルト・デ・バルベイトス 11.9㎞・3.7%
  4. スプリントポイント ウラル  ボーナスタイム

ゴール手前1kmには、90度のカーブが2箇所ある。集団だと位置取りが大切になっていくる。

 

スタート前

photo /La_Vuelta ストリーミングより 以下同様

Team Qhubeka NextHashのファビオ・アルは、残り3ステージで引退。逃げにも何度も乗ってアタックも見せてくれた。

まだ、走れるのに勿体ない。

 

2日連続の逃げを見せてくれたエガン・ベルナル。やはり、必要だったのはレース数だったのだろうか。後半の調子でブエルタに来れていたら、結果は相当変わっていたはず。

 

クイーンステージでは、ライバルを最後には突き放す王者の貫禄をみせつけた。ミゲルアンヘル・ロペスには追いつかなかったけれど、全く問題はない。

今日は集団に埋もれて無事にゴールするだけだ。

 

第19ステージ スタートでの4賞

  • 総合 プリモッシュ・ログリッチ(Team Jumbo-Visma)
  • ポイント賞   ファビオ・ヤコブセン(Deceuninck-Quick-Step)
  • 山岳賞 マイケル・ストーラー(Team DSM)
  • 新人賞 エガン・ベルナル(INEOS Grenadiers)

 

18人の逃げ

スタートからスパート。

 

 

30人くらいの逃げから、登りで絞られて18人になっている。ただ、タイム差が全く与えられない。

  1. ミカル・シュレル AG2R Citroën Team
  2. ダミアン・トゥゼ AG2R Citroën Team
  3. ジェイ・ヴァイン Alpecin-Fenix
  4. マーク・パデュン Bahrain Victorious
  5. サンチェス・ ペライオ Burgos-BH
  6. アリツ・パグエス Caja Rural – Seguros RGA
  7. アンドレア・パジオーリ Deceuninck-Quick-Step
  8. ローソン・クラドック EF Education-Nippo
  9. マグナスコルト・ニールセン EF Education-Nippo
  10. アントニオ・ソト Euskaltel – Euskadi
  11. アントニー・ルー Groupama-FDJ
  12. アンドレアス・クロン Lotto Soudal
  13. ロバート・スタナード Team BikeExchange
  14. ニコ・デンツ  Team DSM
  15. ファビオ・アル Team Qhubeka NextHash
  16. クイン・シモンズ Trek-Segafredo
  17. ルイ・オリヴィラ UAE Team Emirates
  18. ヤン・ポランツ UAE Team Emirates

 

山岳賞のマイケル・ストーラーが全開で集団を引く。Team DSMはスプリントに持ち込みたいと思っている。

 

そのためロマン・バルデが先頭を引きまくる。アルベルト・ダイネーゼはここまで、4位、3位、2位、3位、5位と良い走りを見せているけど。

 

ファビオ・ヤコブセンが10分以上遅れているので、どこのスプリンターチームも引いてくれない。Team DSMの努力は実るかな。

 

先頭では、次々とアタックの掛け合いがおこる。まずは、ローソン・クラドック。

 

ルイ・オリヴィラがアタックをかける。これは決まりそうだ。

 

ルイ・オリヴィラは、時折後ろを見て援軍がくるのを望んでいる。

 

残り54.5kmでようやく援軍が到着。

  1. ダミアン・トゥゼ AG2R Citroën Team
  2. マーク・パデュン Bahrain Victorious
  3. アンドレア・パジオーリ Deceuninck-Quick-Step
  4. ローソン・クラドック EF Education-Nippo
  5. マグナスコルト・ニールセン EF Education-Nippo
  6. アントニオ・ソト Euskaltel – Euskadi
  7. アントニー・ルー Groupama-FDJ
  8. アンドレアス・クロン Lotto Soudal
  9. ニコ・デンツ  Team DSM
  10. クイン・シモンズ Trek-Segafredo
  11. ルイ・オリヴィラ UAE Team Emirates

 

先頭を引くTeam DSMに、ようやく援軍が。Team BikeExchangeが一人牽引を出してくれた。

 

残り44.9kmで1分9秒差。まだ逃げ切りが確定しない。Team DSMに軍配が上がるか。

 

Team DSMのメンバーが登りで遅れてしまう。

 

集団で落車。Deceuninck-Quick-Stepのジェームス・ノックスとISNのルイス・メインチェスだ。総合10位まで上がってきたのに、これで終わってしまうのか。起き上がれない。

 

Team DSMに代わって、Team BikeExchangeが先頭に立つ。

 

マイケル・マシューズのためにサイモン・イェーツも先頭を引く。

 

アスタナのヨン・イサギレも落車してしまう。なんとか乗車して再スタート。

 

先頭は、残り34.5kmで37秒まで迫られてきた。次のスプリントポイントの登り前にはアタックをかけて逃げ切りを目指さないと捕まってしまう。

 

先頭からアタックをかけたのはクイン・シモンズだ。

 

クイン・シモンズにルイ・オリヴィラが追いついた。

 

二人は、すぐに27秒稼ぎだす。

 

ここで、クイン・シモンズがルイ・オリヴィラを引き離した。

 

後続は5人で追っている。

  1. アンドレア・パジオーリ Deceuninck-Quick-Step
  2. ローソン・クラドック EF Education-Nippo
  3. マグナスコルト・ニールセン EF Education-Nippo
  4. アントニー・ルー Groupama-FDJ
  5. アンドレアス・クロン Lotto Soudal

 

ルイ・オリヴェイラは、またクイン・シモンズに追いつく。

 

スプリントポイント ウラル  ボーナスタイム

クイン・シモンズ先頭でスプリントポイントを越える。

  1. クイン・シモンズ Trek-Segafredo 20ポイント 3秒
  2. ルイ・オリヴィラ UAE Team Emirates 17ポイント 2秒
  3. ローソン・クラドック EF Education-Nippo 15ポイント 1秒
  4. アンドレア・パジオーリ Deceuninck-Quick-Step 13ポイント
  5. アンドレアス・クロン Lotto Soudal 10ポイント

 

先頭二人は後続に追いつかれる。7人の先頭集団となる。

  1. アンドレア・パジオーリ Deceuninck-Quick-Step
  2. ローソン・クラドック EF Education-Nippo
  3. マグナスコルト・ニールセン EF Education-Nippo
  4. アントニー・ルー Groupama-FDJ
  5. アンドレアス・クロン Lotto Soudal
  6. クイン・シモンズ Trek-Segafredo
  7. ルイ・オリヴィラ UAE Team Emirates

 

Team DSMが再び、先頭に3人送り込んだ。これで7対10の引き合いとなる。

 

残り12kmのゲートを越えたが、20秒まで迫られた。

 

ロマン・バルデも全開で先頭を引いて追い詰めていく。あと20秒だ。

 

先頭7人は短い間隔で先頭交代してペースを落とさない。20秒から再び30秒に盛り返す。

 

Team DSMとTeam BikeExchangeの連合では、追いつかないかもしれない。

 

残り4.2kmで32秒。これは逃げ切った。もうゴールが近い。1km手前には90度カーブがあるので集団は速く追いついておく必要があった。

このまま行くと、マグナスコルト・ニールセンが有利だ。

 

残り1.6kmでまだ、7人で回している。もう決まりだ。あとは、誰が勝つかだ。

 

ローソン・クラドックが先頭を引く。2人いるので当然のセオリーだ。

 

後ろに集団が見えてきた。

 

ローソン・クラドック先頭で最後のカーブを曲がる。

 

ローソン・クラドックをクイン・シモンズが抜きにかかる。

 

クイン・シモンズが先頭でスプリント!

 

クイン・シモンズが勝利するのか。

 

マグナスコルト・ニールセンがまくりに入る。

 

ルイ・オリヴェイラも並んでくる!

 

だが、最後はマグナスコルト・ニールセンだ~!

なんと、マグナスコルト・ニールセンは、第6・第12ステージに続いて、ブエルタでハットトリックを決めた。厳しい逃げの状況の中で、最後まで7人が協調して走ったのが幸いした。

だが、今回もローソン・クラドックがいたことが大きい。感謝しかないだろう。集団は18秒後に帰ってきた。

集団トップは、アルベルト・ダイネーゼ。Team DSMが早くから集団を引いていた期待に応えている。まあ、追いつかないと意味はなかったのだけど。

あと、1チーム支援してくれたら追いついていただろうけど、これもレースだ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第19ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 CORT Magnus
EF Education – Nippo 100 80 4:24:54
2
 OLIVEIRA Rui
UAE-Team Emirates 40 50 ,,
3
 SIMMONS Quinn
Trek – Segafredo 20 35 ,,
4
 BAGIOLI Andrea
Deceuninck – Quick Step 12 25 ,,
5
 ROUX Anthony
Groupama – FDJ 4 18 ,,
6
 KRON Andreas
Lotto Soudal   15 ,,
7
 CRADDOCK Lawson
EF Education – Nippo   12 0:05
8
 DAINESE Alberto
Team DSM   10 0:18
9
 TRENTIN Matteo
UAE-Team Emirates   8 ,,
10
 KRIEGER Alexander
Alpecin-Fenix   6 ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma 20 77:49:37
2 2
 MAS Enric
Movistar Team   2:30
3 3
 LÓPEZ Miguel Ángel
Movistar Team   2:53
4 4
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious   4:36
5 5
 BERNAL Egan
INEOS Grenadiers   4:43
6 6
 YATES Adam
INEOS Grenadiers   5:44
7 7
 KUSS Sepp
Team Jumbo-Visma   6:02
8 8
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious   7:48
9 9
 MARTIN Guillaume
Cofidis, Solutions Crédits   8:31
10 11 ▲1
 DE LA CRUZ David
UAE-Team Emirates   9:24

落車した Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのメイス・メンチェスはリタイヤしたので総合10位にダビ・デラクルスが上がってきた。顔、肩、腰に複数の怪我で意識が一時なかったので、病院で入院して観察している。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Pnt Points
1 1
 JAKOBSEN Fabio
Deceuninck – Quick Step     250
2 2
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma     162
3 4 ▲1
 CORT Magnus
EF Education – Nippo     144
4 3 ▼1
 TRENTIN Matteo
UAE-Team Emirates     132
5 6 ▲1
 DAINESE Alberto
Team DSM     120
6 5 ▼1
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange     114
7 16 ▲9
 BAGIOLI Andrea
Deceuninck – Quick Step     101
8 7 ▼1
 MAS Enric
Movistar Team     100
9 8 ▼1
 LÓPEZ Miguel Ángel
Movistar Team     92
10 9 ▼1
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ     91

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Pnt Points
1 1
 STORER Michael
Team DSM     59
2 2
 BARDET Romain
Team DSM     54
3 3
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma     48
4 4
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     33
5 5
 MAJKA Rafał
UAE-Team Emirates     33
6 6
 LÓPEZ Miguel Ángel
Movistar Team     28
7 7
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious     23
8 8
 KUSS Sepp
Team Jumbo-Visma     19
9 9
 MAS Enric
Movistar Team     17
10 10
 BERNAL Egan
INEOS Grenadiers     16

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 BERNAL Egan
INEOS Grenadiers 77:54:20
2 2
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 3:05
3 3
 LÓPEZ Juan Pedro
Trek – Segafredo 13:20
4 4
 ROCHAS Rémy
Cofidis, Solutions Crédits 34:31
5 5
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 47:32
6 6
 CRAS Steff
Lotto Soudal 1:05:55
7 8 ▲1
 CEPEDA Jefferson Alveiro
Caja Rural – Seguros RGA 1:23:09
8 7 ▼1
 VLASOV Aleksandr
Astana – Premier Tech 1:33:13
9 9
 MARTÍN Gotzon
Euskaltel – Euskadi 1:36:16
10 10
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 1:38:23

 

 

 

 

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