2020ブエルタでプリモッシュ・ログリッチと死闘を繰り広げたリチャル・カラパス。
2021ツール・ド・フランスでは、落車してリタイヤしたゲラント・トーマスに代わってエースを務めツール総合3位という成績をおさめる。
更に、東京オリンピックロードではブランドン・マクナリティと逃げだして、最後は単独でゴールしてオリンピック金メダル獲得。
このブエルタでは、プリモッシュ・ログリッチとの再度の対決が期待されていたのだが。
第14ステージで
Hay que dejar que fluya. Gracias @ineosgrenadiers por la oportunidad en @lavuelta 🇪🇸 Trabajamos desde ya en 2022 👊🏽 Gracias a todos quienes se sumaron a ese grito de aliento les envío un saludo mijines 🖖🏾 pic.twitter.com/C4oaCSPQRT
— Richard Carapaz M (@RichardCarapazM) August 28, 2021
ツール・ド・フランスが7月18日に終了して、その足で東京オリンピックに。7月24日にロードを走りブエルタに備えた。
ブエルタの開幕は8月14日。初日の個人タイムトライヤルを35位の25秒差で終えた。だが、その後リチャル・カラパスは第3ステージの登りで遅れ、不調をあらわす。
その後も、苦しい走りが続いていた。集団最後尾を走る姿もしばしば目撃される。
そう、完全に疲労困憊していたのだ。ツール・ド・スイスでステージ優勝に総合優勝。
ツール前から好調を維持していたが、さすがに3週間のツールを走り、時差を越えて東京ロードも走った身体にエネルギーは残っていなかったようだ。
カラパスは、第14ステージをゴールすることなくリタイヤとなった。
今シーズンは、61レース、9365kmを走っており、昨年よりもレース数が多い。昨年はツール総合13位からブエルタ総合2位となっており、チームはダブルツールも問題ないと考えていたのだろう。
このブエルタも連日暑い日が続き、疲労はピークに達したということだ。
カラパスは、ツール総合3位にオリンピック金メダルと十分な働きをしている。2022年に向けてゆっくりと休養する時だ。
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