サイモン・イェーツは2018年のジロ・デ・イタリアでは第18ステージまで1位をキープ。
しかし、第19ステージで、クリス・フルームの歴史に残る80kmの独走劇で逆転を許してしまう。
続く、2018ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝。ついに初のグランツール初制覇となった。
2019ジロでは総合8位。2020年のジロでは、コロナ陽性反応となってしまいチームごとリタイヤ。今年は、ジロ初制覇を目指して走ることになる。
のメンバー
#Giro
— Team BikeExchange (@GreenEDGEteam) May 3, 2021
It’s so close we can almost taste it!
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サイモン・イエーツをアシストする山岳ライダーは、ミケル・ニエベとタネル・カンゲルトとなる。
オーストラリアチャンピオンのキャメロン・マイヤーは平地担当かな。
サイモン・イエーツはジロに向けて
ジロはとても好きなレースだ。パーカー、食べ物、ファン。私はイタリアでのレースを本当に楽しんでいる。
今年のルートは非常に難しい。以前ジロを走った時と大きな違いがある。
タイムトライアルは私の専門ではないので、そこでの損失を制限しようとしている。また、グラベルロードのあるステージがいくつかある。
1つはグラベルの長いセクションがあり、もう1つはフィニッシュまでの上り坂で約1.5 kmのグラベルがあるので、いつものようにテストレースになるだろう。ジロ・デ・イタリアは決して簡単なことではない。
タイムトライヤルは2回。第1ステージは8.6kmと短い。最終21ステージは29.4kmと長く、山岳でリードしていても、ここで逆転される可能性は高い。
サイモン・イェーツは山岳でライバルを引き離しておかなくてはならないだろう。2分でも足らないかもしれない。
第9ステージのゴール前3kmは未舗装路。更に、第11ステージでは未舗装路の道路が用意されている。
下のコースプロフィールのグレーの部分がグラベルロードだ。3級山岳の登りもグラベルなのだから相当厳しい。
ペルージアからモンタルチーノに向けて走る162㎞のコースの内、35.2㎞がグラベルロードとなる。しかも、足の削られた後半にあるのだから厳しい。
多分、序盤は逃げるライダーを追って高速なレースになるのではないかな。
ここは、グラベルロードの戦いとなり、得意なライダーが速く走れるコースだ。機材、そして走りについても対策していないと一気に差がついてしまいそうだ。
直前のツアー・オブ・アルプスを制したサイモン・イェーツは、どんな走りを見せてくれるだろう。初制覇には、TTでの頑張りと山岳でのリードが必要だ。
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