エガン・ベルナルは2020ツール・ド・フランスで背中の痛みのためにリタイヤ。
それ以来、リハビリを続けていた。エトワール・ド・ベセージュで復帰を飾ったが、あまり目立つことなく総合64位で終えている。
だが、続くツール・ド・ラ・プロヴァンスでは逃げにも乗り、総合3位を獲得する活躍を見せる。
そして、イタリアのセミクラシックレース、トロフェオ・ライグエーリアでは何度もアタックをかける姿が見られた。
強いエガン・ベルナルが帰ってきたのではないかな。
攻撃するのが好きなベルナルの復活か
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トロフェオ・ライグエーリアでのエガン・ベルナルのアタックは凄まじかった。アタックのチェックにも入っており、当初はアシストとして働いているのかと思っていたが。
スタート前にジャンニ・モスコンは落車の影響で出走せず。ミハウ・クフィアトコフスキ、サルヴァトーレ・プッチョ、セバスティアン・エナオはゴール出来ていない。
ミハウ・クフィアトコフスキは、アンドレア・パジオーリと共に落車してしまった。
アンドレア・パジオーリ(Deceuninck – Quick Step)は顔面から出血しており、左眉の上を縫うひどいケガとなっている。
イネオスで完走出来たのは、カルロス・ロドリゲスとエディ・ダンバーの3人だけ。
レース前にベルナルは
今年のジロの私の目標は、攻撃するのが好きなエガン、落とされることを恐れないエガンに戻ることだ。
エトワール・ド・ベセージュでは、背中はあまり痛みを感じなかった。残念ながら、少なくとも今年は痛みを抱えて生きなければならないことはわかっている。
私はレースを楽しみたいだけだ。数年待ってほしい。何が起こるか、見ていきたい。
痛みを抱えながら、レースしないといけないと言っているが、トロフェオ・ライグエーリアの走りを見る限りは、痛みがあるようには見えなかった。
しかも、ミハウ・クフィアトコフスキを失ってから、急遽自分が勝利を目指さないといけなくなったのにちゃんと対応しているところは凄い。
さらにゴールでも、2位争いのスプリントをきっちりと決めている。背中に不安があれば全力スプリントなんて出来ないだろう。
ベルナルのレーススケジュール
Vai Vaiiii @Eganbernal!
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) March 3, 2021
The Grenadier is pushing hard at #TrofeoLaigueglia. He’s repeatedly tried to distance a select lead group. 10km to go 🔥 pic.twitter.com/3QZOUXHk0k
エガン・ベルナルはジロに向けて100%の準備をする。ジロに出場しようとすると、常に何かが起こる。
2019年には鎖骨骨折してジロには出場出来なかった。代わりにツールで優勝出来たけど。
イタリアはベルナルが最初に欧州での拠点として走っていた場所だ。道も良く知っており、友達も多いと言う。
調子が良ければオリンピック出場も考えるというから面白いことになるのではないかな。攻撃的なベルナルが帰ってくれば成績もついてくるはずだ。
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