カーボンを駆使した超軽量パーツを展開するドイツのブランドTHM-Carbonesは、Sensitivus Gaugeと提携して、片面パワーメーターを超軽量カーボンクランクセットのClavicula SERoadに搭載した。
その重量はコンパクトドライブで320g、セミコンパクトで329gと世界最軽量となっている。
THM Carbones ClaviculaSEロードパワーメーター
THMと提携したSensitivus Gaugeは、パワーメーター技術を専門とするデンマークの企業。以前にも紹介したが、パワーメーターを6ドル以下で作れる技術を持っている。
このSensitivus Gaugeは、パワーメーターの自作の方法を公開。キットも販売している会社。
Sensitivus Gaugeが開発したパワーメーターのひずみゲージは27g。もともとTHMのClavicula SERoadもオールカーボンで軽量。カーボンクランクにバワーメーターを搭載するために、新しく技術を開発した。
両者が合体しても軽いのは当たり前だ。
Clavicula SEクランクセットはパワーに加えて、ケイデンス、トルク効果、ペダルの滑らかさも測定可能。
Sensitivusひずみゲージと軽量の電子モジュールが車軸に配置されていおり、充電式リチウムイオン電池は150時間動作可能となっている。
重量を考慮すると、Shimano Dura-Ace R9100Pパワーメーターチェーンセットの重量は、クランクの長さとチェーンリングのサイズにもよるが約695g。
SRM Originパワーメーターは、663g(チェーンリングを含む)。
THMは、Praxis Worksチェーンリングをクランクセットに取り付けることを推奨しており、52/36Tセットの重量は158gで、合計しても487gとなる。コンパクトならば、更に軽量だ。
THM Carbones Clavicula SE Roadクランクセットは、クランク長170mm、172.5mm、175mmが選択でき価格は1,975ユーロ(約24万円)。
バワーメーターなしの単体のクランクだと、1195ユーロ(約15万円)なので、パワーメーターの値段がかなり高いように思いますね。
パワーメーターありでも、もう少し安く出来なかったのかちょっと疑問。
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