以前から噂のあったリッチー・ポートのイネオス・グレナディアーズへの移籍が正式に発表された。
リッチー・ポートはツール・ド・フランス総合3位と自身の過去最高の成績を収めての移籍となる。
そして、ユンボ・ヴィズマのローレンス・デプルスも移籍。こちらも依然から噂されていた通りとなった。
リッチー・ポートは2年契約
Thank you @richie_porte for the emotions and great memories over the past two years. Good luck on your next chapter! pic.twitter.com/vP5YARLf5b
— Trek-Segafredo (@TrekSegafredo) September 25, 2020
Trek – Segafredoには2年在籍。2019年はツアー・ダウンアンダー2位。
その後は気管支炎になったりと2019年シーズンはさっぱりだった。
だが、2020年シーズンは違う。ツアー・ダウンアンダーでは2017年以来の2度目の総合優勝を決める。
ロックダウン解除後は、登りでの調子の良さをみせる。モン・ヴァントゥチャレンジで2位。これは今年は違うのかと思っていると。
そのタイムはトム・デュムランと同タイム。素晴らしい走りだった。
ここまで、成績を上げてしまうと移籍してからの処遇も難しくなるのだろうか。まあチームにはベルナル、カラパス、ゲラント・トーマスもいる。
リッチー・ポートは開幕戦のツアー・ダウンアンダーでは間違いなくリーダーだろう。あとは1週間程度のステージでもリーダーを務めるはず。
グランツツールでは山岳アシストの一人となることが予想される。今年の山岳での強さを保ったまま来シーズンも走れるとは限らないが、チームが強くなることは間違いない。
リッチー・ポートは、キャリアの終盤を6年振りに戻るチームで迎えることになる。
ローレンス・デプルスも獲得
ユンボ・ヴィズマの有望な若手ライダー、ローレンス・デプルスもイネオスに移籍を正式に発表。これも噂通りとなった。
ローレンス・デプルスは、Quick-Step Floorsで3年走り、2019年にJumbo-Vismに移籍。
2019ジロ・デ・イタリアでは、プリモシュ・ログリッチをサポートするために投入されたが、開幕後に体調を崩してしまう。回復する時間がなく、第7ステージで断念せざるを得なかった。
ちなみに、ジュリアン・アラフィリップが表彰台を降りたステージは、ローレンス・デプルスの強烈な引きによるものだった。
8月にはBinckBankツアーで総合優勝し躍進を確認。
Jumbo-Vismにとってはプラス効果しかないと思われており、彼自身もオランダのトップチームでの将来について熱く語っていた。
ローレンス・デプルスは2020シーズン、病気のためにUAEツアーをリタイヤ。9月22日のベルギー選手権ロードもリタイヤしている。
彼が復活出来るのかはわからないが、今年の成績だけを見て彼を移籍させたのだとしたら数年後にヴィズマは後悔するかもしれない。
是非とも、ローレンス・デプルスには復活した走りを見せて貰いたい。
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