ブエルタ・ア・エスパーニャの舞台で、Shimanoの次期フラッグシップコンポーネントとみられる新型Dura-Aceが、実際にレースで使用されていることが確認された。
8月22日の第1ステージ、モナコのスタート地点でAlpecin-Premier Techのバイクに装着されたプロトタイプをCyclingnewsとEscape Collectiveが撮影。
最大の注目は、現行Dura-Ace R9200シリーズの12速から増えた、13枚のスプロケットだった。今回は以前の記事の続報となる。
13速化は実現、それでもセミワイヤレス
Thanks to Quentin I could have the look before everyone else at new Shimano 13-speed Dura Ace… and now you can too.
The prototype features a new 13-cog cassette, updated shifters and power meter, while Shimano appears to be sticking with its semi-wireless Di2 setup. The… pic.twitter.com/RChfjN3F7y
— Lukáš Ronald Lukács (@lucxsronald) August 27, 2026
ブエルタ・ア・エスパーニャで姿を現したShimanoの次期Dura-Aceとみられる「R9300」。
現時点で確認されている最大の変更は、現行R9200の12速から13速へと増えたカセットだ。しかし、実車の写真が増えてくるにつれて、もう一つ気になることが見えてきた。
それは、完全ワイヤレスになっていないことだ。上記写真を見てほしい。
リアディレーラーからフレームへケーブルが伸びていることが確認されており、前後ディレーラーはフレーム内のバッテリーに接続する、現行Dura-Aceと同じセミワイヤレス方式とみられている。
これは少し意外だ。
ShimanoはすでにMTBのXTR Di2などで完全ワイヤレスのシステムを実現している。さらに13速の完全ワイヤレスロード用システムにつながる特許も存在している。
それだけに、次期フラッグシップなら「ついにロードも完全ワイヤレスへ」と考えていたユーザーは多かったはずだ。
Update to Shimano’s flagship road groupset gains an extra cassette cog and satellite hood shifters while remaining semi-wireless https://t.co/n6TNf9Ht6Y
— Cycling Weekly (@cyclingweekly) August 23, 2026
もちろん、セミワイヤレスにはメリットもある。
バッテリーを一つに集約でき、稼働時間や信頼性の面では合理的だ。だから「ワイヤレスではない=性能が悪い」という話ではない。
ただ、Dura-Aceは単に動けばいいコンポーネントではない。Shimanoの最先端技術を最初に体験するためのフラッグシップでもある。
そう考えると、13速化だけでは少し物足りなく見えてくる。
現段階ではプロトタイプであり、Shimano自身もまだ正式な仕様を発表していない。
それでも、現時点で見える情報だけを整理すると、
- 13速化が確認
- 新型シフターも確認
- クランクやリアディレーラーも変更
- しかし完全ワイヤレスにはなっていない
まだこれぞ新型Dura-Aceという決定的な新技術は見えていない。果たしてShimanoは、このまま堅実な進化を選ぶのか。
それとも正式発表の場で、まだ隠している「Shimanoらしい一手」を見せてくるのか。個人的には、真っ黒ではないクランクが見たかったかな。
新型Dura-Ace R9300の本当の姿が見えるのは、これからだと思うけど、どうなるか。



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