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2026 ツール・ド・フランス第4ステージ 何故、ポガチャルとヴィンゲゴーは逃げ集団の追走を見送ったのか?

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2026 ツール・ド・フランス第4ステージは、マッズ・ピーダスン(Lidl – Trek)の見事な逃げ切り勝利と、トースタイン・トレーエン(Uno-X Mobility)へのマイヨ・ジョーヌ移動という劇的な結末を迎えた。

しかし、疑問に思うのは、総合大本命であるタデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates – XRG)とヨナス・ヴィンゲゴー(Team Visma | Lease a Bike)を擁するメインプロトンが、なぜ逃げ集団に13分もの大差を容認し、追走を見送ったのかという点だ。

 

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3週間の長期戦を見据えた駆け引き

 

レース序盤から34名という異例の大型逃げ集団が形成された第4ステージは、午後には気温が40℃まで上昇する極限の暑さに見舞われた。

途中の映像では体感温度は37℃。ただ天気情報を見ると湿度は10%ということだから、日本のように蒸し暑いということはない。ただ、冷やせばなんとかなるという気温ではないのは確か。

UAE Team Emirates – XRGは、メインプロトンでニルス・ポリッツやフロリアン・フェルメルシュに集団を牽引させ、一時はタイム差を4分程度にコントロールしていた。

しかし、他の総合有力チームが一切ローテーションに加わらず、UAEだけに集団牽引の負担を押し付ける構図が続いた。

これに対し、UAEのチームカーが出した結論は明快だった。他チームが働く意思を見せないなかで、自分たちのアシスト陣だけを無駄に消耗させてタイム差をキープする合理的な理由はない。

チームはマイヨ・ジョーヌを保持していたが、それを何が何でも死守することに固執していなかった。

 

 

13分遅れでフィニッシュした結果、ポガチャルは総合首位から一歩退く形となったが、これは大会全体の長期戦を見据えた極めて高度な判断となる。

総合リーダーから退くことは、レース後の表彰式や記者会見、メディア対応といった義務から解放され、ディフェンディングチャンピオンにとって最も重要な回復時間(リカバリータイム)を1時間半近く多く生み出すメリットがある。

ホテルにも早く帰れるのだ。マッサージ、食事、ミーティングをしても早く寝て回復できる。

これから控えるピレネーの本格山岳やアルプスでの決戦など、本当に総合争いが決する重要なステージに向けて、ポガチャルとヴィンゲゴーはエネルギーを温存し、牙を研ぐ選択をした。

しかし、トースタイン・トレーエンのリードは7分53秒。これはかなり長い間マイヨジョーヌを着用できそうだ。しばらく厳しい山岳もない。

この間総合勢は体力温存が可能。第3週まで持ち越せば面白い。ただ、何があるかわからないので最後の総合順位がどうなるかは神のみぞ知ることになる。

何もアクシデントがなく、タイム差を少しずつ削っていく展開となると面白い。

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