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2024 グラン・ピエモンテ なんとクレイジーな逃げ!

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Photo credit: thomaspetermueller on VisualHunt.com
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グラン・ピエモンテは、アペニン山脈を舞台とする、ワンデーのProレース。Gran Piemonte(1.Pro)

2008年まではジロ・デル・ピエモンテ(Giro del Piemonte)の名称で知られていた。

例年欧州ロードレースシーズンの終盤、10月に開催される。また、イル・ロンバルディアとの日程間隔が短いこともあり、調整レースとして使う選手もいる。

 

過去の優勝者は

  • 2023    アンドレア・バジオーリ
  • 2022   イバン・ガルシア
  • 2021   マシュー・ウォールズ
  • 2020    ジョージ・ベネット
  • 2019 エガン・ベルナル
  • 2018 ソンニ・コルブレッリ
  • 2016 ジャコモ・ニッツォーロ
  • 2015 ヤン・バークランツ
  • 2012 リゴベルト・ウラン

 

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ヴァルデンゴ ~ ボルゴマネロ  182 km 

コースマップ  photo ilgranpiemonte

 

グラン・ピエモンテのルートは、レース名が示すとおり、イタリアの北西部に位置するピエモンテ州を通過する。

コースは昨年とは変わり、パット見はミラノ~サンレモのコースのような感じ。

グラン・ピエモンテの序盤はまだ平坦。レースの最初の100キロメートルでは、主にヴィコルンゴに向かう谷を走り、そこでイタリアのボルゴマネロ市に向かって北に曲がる。

レースはボルゴマネロ周辺の11.2kmのローカルラップを走ってゴールとなる。

 

コースプロフィール photo ilgranpiemonte

 

  1. 山岳 コルマ峠 (8.6 km・5.5%)
  2. 山岳 クレモシナ (4.9 km・2.9%)
  3. 山岳 トラヴェルサーニャ (3.1 km・4.1%)

 

注目のライダーは

  • Movistar Team アレクサンデル・アランブル、イバン・ガルシア、ロレンゾ・ミレジ
  • Alpecin-Deceuninck カーデン・グローブス、スタン・ファントリヒト
  • Astana Qazaqstan Team アルベルト・ベッティオル、ケース・ボル、マックス・カンター
  • Bahrain – Victorious マテイ・モホリッチ、ダミアーノ・カルーゾ、フレッド・ライト
  • Red Bull-BORA-hansgrohe マッテオ・ソブレロ、ボブ・ユンゲルス、セルジオ・イギータ
  • Cofidis バンジャマン・トマ、アクセル・ザングレ、ステファノ・オルダーニ
  • EF Education-EasyPost ルイ・コスタ、ミッケルフレーリク・ホノレ、ニールソン・ポーレス、マライン・ファンデンベルフ
  • INEOS Grenadiers フィリッポ・ガンナ、テイメン・アレンスマン、イーサン・ヘイター、コナー・スウィフト、トム・ピドコック、ベン・ターナー
  • Intermarché – Circus – Wanty ロレンツォ・ロタ、リリアン・カルメージャヌ
  • Israel – Premier Tech サイモン・クラーク、ユーゴ・ウル、コービン・ストロング
  • Lidl – Trek ジュリオ・チッコーネ
  • Lotto Dstny シルヴァン・モニケ、アレック・セガート、フロリアン・フェルメルシュ
  • Team dsm-firmenich PostNL ロマン・バルデ、フランク・ファン・デン・ブルック
  • Team Jayco AlUla アレッサンドロ・デマルキ
  • UAE Team Emirates ディエゴ・ウリッシ、ヤン・クリステン、アレッサンドロ・コーヴィ
  • Uno-X Mobility アンドレアス・レックネスン、トビアスハラン・ヨハンネンセン
  • Tudor Pro Cycling Team マッテオ・トレンティン
  • Arkéa – B&B Hotels ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

来シーズンが最後となるTeam dsm-firmenich PostNLのロマン・バルデ。今日は山岳で見せ場を作るか。

 

EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスは、この1年はどうだったと聞かれていたけど、勝利がなかったから、それほど良いシーズンでもなかったようだ。

春は膝の痛みのためにクラシックシーズンも走れていない。

 

 INEOS Grenadiersのフィリッポ・ガンナもこのレースが今シーズンの最終レース。タイムトライヤルで3勝を今シーズンあげている。

 

Cofidisは、アクセル・ザングレで狙うか。

 

Red Bull-BORA-hansgroheは5人しかいない。

 

UAE Team Emiratesは、ここで勝てるだろうか。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。Lotto Dstnyのハーム・ファンフックがファーストアタック。

 

4人の逃げ

4人が逃げている。

  1. アンドリー・ポノマル Team Corratec – Vini Fantini
  2. ニコラス・ズコウスキーー Q36.5 Pro Cycling Team
  3. フランシスコ・ムニョス Team Polti Kometa
  4. ルカ・コルナギ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

残り86.3km。タイム差は4分52秒。EF Education-EasyPost、Alpecin-Deceuninck、Israel – Premier Techの後ろはTeam Jayco AlUlaが続いている。

 

逃げに乗っている、Team Corratec – Vini Fantiniのアンドリー・ポノマルは、2021年には、ウクライナ選手権ロードチャンピオン。

昨年までArkéa – B&B Hotelsに在籍。

 

 INEOS Grenadiersのトム・ピドコックが集団復帰中。まだ契約が残っているのに、Q36.5 Pro Cycling Teamが狙っているとのニュースもある。

 

残り72.8km。各チームが横一線で追い出す。そろそろコルマ峠に。

 

山岳 コルマ峠 (8.6 km・5.5%)

4分21秒差でコルマ峠がスタート。

 

残り68.3km。集団はTeam dsm-firmenich PostNLが引き出す。後方ではIsrael – Premier Techのサイモン・クラークが切れていた。

 

先頭からVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのルカ・コルナギが遅れそう。

 

先頭は2人となった。

  1. ニコラス・ズコウスキーー Q36.5 Pro Cycling Team
  2. フランシスコ・ムニョス Team Polti Kometa

 

あら~、フィリッポ・ガンナが切れている。

 

ゴールまでに下りで追いつくだろうか。フィリッポ・ガンナは、この後リタイヤ。

 

先頭はQ36.5 Pro Cycling Teamのニコラス・ズコウスキーだけとなった。

 

集団は2分17秒差に。Team dsm-firmenich PostNLのハイム・レームライズが引いている。

 

Team dsm-firmenich PostNLのケヴィン・ヴェルマーケが攻撃開始。

 

Lidl – Trekのジュリオ・チッコーネが抜け出した。

 

先頭にTeam Polti Kometaのフランシスコ・ムニョスが復帰。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのニコラス・ズコウスキー先頭でクリアー。

 

ジュリオ・チッコーネは捕まる。

 

Alpecin-Deceuninckのカーデン・グローブスも遅れている。スプリントで勝つには追いつかないと。

 

雨上がりなのか、路面が濡れているので下りは危険。

 

下りで3人が抜け出している。

  1. マテイ・モホリッチ Bahrain Victorious
  2. ジュリオ・チッコーネ Lidl – Trek
  3. ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost

 

Team Polti Kometaのアンドリー・ポノマルも先頭に復帰。タイム差は28秒に。

 

追走の3人に後続が追いつく。最後尾は INEOS Grenadiersのトム・ピドコック。

 

残り46.7km。先頭は二人に。

 

カーデン・グローブス、マッテオ・トレンティンがいるメイン集団は1分41秒遅れ。

 

先頭の二人が捕まる。

 

マテイ・モホリッチがフロンタイヤのパンク。ここでパンクは痛い。

 

山岳 クレモシナ (4.9 km・2.9%)

Lidl – Trekのジュリアン・ベルナールが少し前に。

 

EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスがアタック。

 

誰も反応しない。

 

ニールソン・ポーレスはどこまで逃げれるか。

 

追走は23秒離れた。

 

残り38.5km。追走まで25秒。集団まで2分6秒開いた。

 

追走から3人が抜け出しそう。

 

残り31.2km。タイム差38秒。

 

残り30.5km。追走はIsrael – Premier Techのマルコ・フリゴが引く。

 

山岳 トラヴェルサーニャ (3.1 km・4.1%)

最後の山岳に。

 

タイム差は22秒に。追走でIntermarché – Wantyのゲオルク・ツィンマーマンが追ってきている。

 

Movistar Teamのアレクサンデル・アランブル、ジュリオ・チッコーネが追ってくる。

 

残り23.1km。タイム差は19秒に。

 

追走1番手のゲオルク・ツィンマーマンも捕まる。

 

残り19.3km。13秒差に。

 

残り17km。再び20秒差に。泳がされているのかニールソン・ポーレスが凄いのか。

 

残り15.4km。追走はまとまっていない。

 

あっと落車。Lidl – Trekのジュリアン・ベルナールだ。カーブでガードレールに。立ち上がれない。3番目と4番目を走っていたのに、ハウスしたように見えた。

  •  サム・オーメン (Lidl – Trek)
  •  ジュリアン・ベルナール (Lidl – Trek)

 

残り12.3km。なんとタイム差は38秒に。落車の影響で少し集団のペースが落ちている。

 

残り1周

残り11.4km。38秒差で逃げ切れるのか。

 

追走は33秒差で通過。

 

 

 

トム・ピドコックもテイメン・アレンスマンも追走の中。

 

メイン集団は追いつかない。1分43秒離れている。スプリンターステージとはならなかった。

 

残り8.9kmで33秒差。

 

4人が抜け出して追っている。

 

残り6.7kmで13秒。

 

Movistar Teamの、アレクサンデル・アランブルがアタック。

 

残り5.4km。ニールソン・ポーレスは驚異的な粘りだ。

 

残り3.9km。 INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマンが引く。

 

残り3.2kmで17秒。タイム差は変わっていない。

 

残り2.2km。16秒。

 

残り1.3km。18秒!  逃げ切った!

 

集団も追い込む。

 

ニールソン・ポーレスがゴールエリアに。

 

250mを切った!

 

集団が迫るが。

 

ゴール手前からバンザイだ。

 

後ろを見る余裕も。

 

ニールソン・ポーレスは、不可能を可能とした。

 

なんと42kmの独走。しかも、タイム差は1分以内でずっと逃げ続けたのだから驚異的だ。シーズン前半の膝の不調は全く感じられない。

 

ニールソン・ポーレスは、これが今シーズンの初勝利。残るは、イル・ロンバルディアとジャパンカップだ。日本では、また素晴らしい逃げ切りを見せてくれるのでは。

 

この差だ。ニールソン・ポーレスは、クレイジーな逃げを成功させてしまった。

 

2位はMovistar Teamのアレクサンデル・アランブル、3位はIsrael – Premier Techのコービン・ストロング。

 

これはEF Education-EasyPostにとっても嬉しい勝利だ。チームの23勝目。

 

リザルト

優勝したEF Education-EasyPostのニールソン・ポーレス

これが私がサイクリストである理由ですか? 100パーセントだ。これに匹敵する感情はあまりない。すべてのサイクリストは、大事な日にすべてがうまくいくことを願いながら、一年中懸命に働いている。今日はこれがうまくいったのでとてもうれしい。

残り43キロでアタックしましたね。

自分は本能に従っていただけだ。ゴールまで60キロの長い登り以来。下山後は20名のライダーと一緒だったため、非常に戦術的なものになった。

人々は攻撃し、誰も働いていなかった。私たちチームは二人だったので、何かを試してみる必要があった。私はゲオルグ・シュタインハウザーに、Lidl – Trekが攻撃したときに飛び込んでくるように頼んだが、自分が反撃し、それが決定的な動きとなった。

そしてその後は振り返ることもなく、ただ運転するだけだった?

正直に言うと、かなり過去を振り返った(笑)。タイム差がわからなかったので、誰が追いかけているのかずっと後ろを向いていた。私はすべてを与えた。

登りでは少し速く、平地では少し遅くして安定して走ることができた。今、自分は信じられないほど幸せを感じている。嫌な瞬間をすべて忘れて本当に幸せだ。

春は私にとってあまりうまくいかなった。しかし、家族はリハビリのプロセス全体を通して私をサポートし続けた。そして、長いトレーニングセッション、トレーニングキャンプ、レースのためにいつも離れていた。

私の夢を追いかけるために家族がしてくれているのは素晴らしいことだ。今日ではそれが功を奏している。

土曜日は、イル・ロンバルディアのスタートにも参加しますね。今日の勝利で、そのレースでアプローチに何か変化はあるだろうか。

多分。今日は40キロを一人で走るとは予想していなかったので、時間内に回復できることを願っている(笑)。

 

3位 Israel – Premier Techのコービン・ストロング

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POWLESS Neilson
EF Education – EasyPost 200 3:57:36
2
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech 150 0:07
3
 ARANBURU Alex
Movistar Team 125 ,,
4
 MAGLI Filippo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 100 ,,
5
 MEURISSE Xandro
Alpecin – Deceuninck 85 ,,
6
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Mobility 70 ,,
7
 TESFATSION Natnael
Lidl – Trek 60 ,,
8
 BUSATTO Francesco
Intermarché – Wanty 50 ,,
9
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious 40 ,,
10
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 35 ,,
11
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Wanty 30 ,,
12
 FOLDAGER Anders
Team Jayco AlUla 25 ,,
13
 BARONCINI Filippo
UAE Team Emirates 20 ,,
14
 TUSVELD Martijn
Team dsm-firmenich PostNL 15 ,,
15
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 10 ,,
16
 PINARELLO Alessandro
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5 ,,
17
 MILESI Lorenzo
Movistar Team 5 ,,
18
 SOBRERO Matteo
Red Bull – BORA – hansgrohe 5 ,,
19
 COVILI Luca
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5 ,,
20
 WOOD Harrison
Cofidis 5 ,,
21
 MONIQUET Sylvain
Lotto Dstny 5 ,,
22
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty 5 ,,
23
 HUYS Laurens
Arkéa – B&B Hotels 5 ,,
24
 SWIFT Ben
INEOS Grenadiers 5 ,,
25
 ZUKOWSKY Nickolas 
Q36.5 Pro Cycling Team 5 ,,
26
 MUÑOZ Francisco 
Team Polti Kometa 5 ,,
27
 ENGELHARDT Felix
Team Jayco AlUla 5 ,,
28
 GUALDI Simone
Intermarché – Wanty 5 ,,
29
 STEINHAUSER Georg
EF Education – EasyPost 5 ,,
30
 CICCONE Giulio
Lidl – Trek 5 ,,

 

 

 

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