2024 ジロ・アブルッツォ第1ステージ　あ～JCL Team UKYO

ジロ・ディ・シチリアは今年のサイクリングカレンダーから外れたが、主催者のRCSは代替となるジロ・アブルッツォを復活させている。Giro d’Abruzzo(2.1)

前回開催されたのは2007年。今回は第4回目となる。全4ステージで行われる1クラスのレースだ。

 

第1ステージ　ヴァスト～ペスカーラ　161km

 

第1ステージは、海辺の町ヴァストからスタートして、内陸を回って、また海沿いのペスカーラに戻ってくる。

まず第1ステージはスプリントで決着だ。

 

1. スプリントポイント　Rocca San Giovanni
2. 1級山岳　Chieti (3.1 km・5.6%)

 

注目のライダーは

• Astana Qazaqstan Team　アレクセイ・ルツェンコ、マックス・カンター
• Team Corratec – Vini Fantini　ニッコロ・ボニファツィオ、ヴァレリオ・コンティ
• Israel – Premier Tech　ジョージ・ベネット、デレク・ジー
• JCL Team UKYO　石橋学、増田成幸、山本大喜、鎌田晃輝
• Tudor Pro Cycling Team
• UAE Team Emirates　アダム・イェーツ、パヴェル・シヴァコフ、ディエゴ・ウリッシ、ヤン・クリステン
• VF Group – Bardiani CSF – Faizanè　ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ

 

スタート前

UAE Team Emiratesのアダム・イェーツは、UAEツアーの落車からの復帰。どう考えても優勝候補の筆頭だ。

 

 

JCL Team UKYOはエースのマッテオ・マルチェッリがイタリア人なのでインタビューに。日本人4人が出場しているけど、逃げとかで走りを見せて貰いたい。

 

Team Corratec – Vini Fantiniに移籍した、ニッコロ・ボニファツィオは、スプリントで勝利を狙う。

 

Astana Qazaqstan Teamのスプリンターは、マックス・カンター。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

8人の逃げ

スタートから10kmで8人が逃げている。

1. Nicola Rossi (Beltrami TSA – Tre Colli)
2. Tommaso Dati (Biesse – Carrera)
3. Gergő Orosz (Epronex – Hungary Cycling Team)
4. Matteo Spreafico (Mg.K Vis – Colors for Peace)
5. Bernardo Suaza (Petrolike)
6. Diego Bracalente (Team MBH Bank Colpack Ballan)
7. Nicholas Tonioli (UM Tools Caffé Mokambo)
8. Andrea Guerra (Zalf Euromobil Fior)

 

スプリントポイント　Rocca San Giovanni

スプリントポイント獲得順位は

1. Andrea Guerra (Zalf Euromobil Fior)　5ポイント
2. Bernardo Suaza (Petrolike)　3ポイント
3. Tommaso Dati (Biesse – Carrera)　2ポイント
4. Nicola Rossi (Beltrami TSA – Tre Colli)　1ポイント

 

残り63.3kmで2分23秒差。先頭は6人となっている。

1. Nicola Rossi (Beltrami TSA – Tre Colli)
2. Tommaso Dati (Biesse – Carrera)
3. Matteo Spreafico (Mg.K Vis – Colors for Peace)
4. Bernardo Suaza (Petrolike)
5. Diego Bracalente (Team MBH Bank Colpack Ballan)
6. Andrea Guerra (Zalf Euromobil Fior)

 

1級山岳　Chieti (3.1 km・5.6%)

ポイント獲得順位は

1. Andrea Guerra (Zalf Euromobil Fior)　5ポイント
2. Bernardo Suaza (Petrolike)　3ポイント
3. Tommaso Dati (Biesse – Carrera)　2ポイント
4. Diego Bracalente (Team MBH Bank Colpack Ballan)　1ポイント

 

先頭は3人に。

1. Andrea Guerra (Zalf Euromobil Fior)　
2. Tommaso Dati (Biesse – Carrera)　
3. Diego Bracalente (Team MBH Bank Colpack Ballan)　

 

集団からJCL Team UKYOの石橋学が3人で追走に。

1.  石橋学 (JCL Team UKYO)
2.  GRANGER Ben (Mg.K Vis – Colors for Peace)
3.  GARIBBO Nicolò (Team Technipes #inEmiliaRomagna)

 

さらに4人がジョインして追走は7人に。先頭まで1分14秒差。

1.  石橋学 (JCL Team UKYO)
2.  GRANGER Ben (Mg.K Vis – Colors for Peace)
3. GARIBBO Nicolò (Team Technipes #inEmiliaRomagna)
4. Alex Martín (Team Polti Kometa)
5. フィリッポ・マグリ (VF Group – Bardiani CSF – Faizanè)
6. Giovanni Bortoluzzi (General Store – Essegibi – F.Lli Curia) 
7. ディミトリ・ペイスケンス (Bingoal WB)

 

追走からアタックが。

 

追走は7人に戻る。

 

第1ステージから日本人選手が逃げてくれるのは嬉しい。

 

残り21.2kmで先頭は、集団まで1分7秒差。

 

残り21kmで追走は集団に捕まる。

 

集団はUAE Team Emiratesが引いている。

 

残り16.3km。Team Corratec – Vini Fantiniもニッコロ・ボニファツィオのために集団を引く。

 

集団からUAE Team Emiratesのヤン・クリステンがアタック。

 

さあ、単独で先頭まで追い付くか。

 

ヤン・クリステンは集団を引きつれて先頭を捕まえた。

 

牽制から、Israel – Premier Techのジョージ・ベネットがアタック。

 

ジョージ・ベネットが抜け出したけど、これは捕まる。

 

残り8.7km。ここからはスプリンターチームが逃さないだろう。

 

Team Corratec – Vini Fantiniのヴァレリオ・コンティがアタック。

 

落車が。JCL Team UKYOの日本王者、山本大喜が落車している。無理やり立たされたが走れそうもない。なんということだ。

•  CIRLINCIONE Domenico (General Store – Essegibi – F.Lli Curia)
•  山本大喜 (JCL Team UKYO)

 

JCL Team UKYOの攻撃。ジョヴァンニ・カルボーニだ。

 

4人が前にでた。先頭はAstana Qazaqstan Teamのアレクセイ・ルツェンコだ。

1. アレクセイ・ルツェンコ　Astana Qazaqstan Team
2. ディエゴ・ウリッシ　UAE Team Emirates
3. ジョヴァンニ・カルボーニ　JCL Team UKYO
4. フィリッポ・マグリ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

残り2.8km。わずかなリード。

 

先頭はJCL Team UKYOのジョヴァンニ・カルボーニ。昨年までEquipo Kern Pharmaで走っていた。

 

残り1.7km。4人は捕まりそうだ。

 

残り1.2kmで4人は捕まってしまう。

 

残り1kmのゲートをくぐった。

 

Tudor Pro Cycling Teamの攻撃。

 

これは捕まる。

 

さあ、スプリントだ。

 

Astana Qazaqstan Teamがマックス・カンターをセットアップ。

 

マックス・カンターが発射される。しかし、まだゴールまで150m以上ある。

 

マックス・カンターにJCL Team UKYOのマッティオ・マルチェリがまくりに入った

 

左からVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのエンリコ・ザノンチェッロがまくってくる。

 

 

エンリコ・ザノンチェッロとマッティオ・マルチェリの一騎打ちだ。

 

二人がフェンス際で追い込む。

 

二人がハンドルを投げた!

 

勝ったのはどっちだ?

 

わずかに、VF Group – Bardiani CSF – Faizanèのエンリコ・ザノンチェッロが速い。

 

ゴールして、すぐにエンリコ・ザノンチェッロがガッツポーズ。

 

写真判定の前に勝利を確信していた。エンリコ・ザノンチェッロはキャリア4勝目。VF Group – Bardiani CSF – Faizanèにシーズン3勝目をプレゼントした。

惜しかったのはJCL Team UKYOのマッティオ・マルチェリ。チームに初勝利をもたらすかと思っていただけに残念。さらに日本王者、山本大喜のケガも気になる。

山本大喜は121位でゴールしている。

 

リザルト

優勝したエンリコ・ザノンチェッロのコメント(チーム公式サイトより)

ホームで勝利をプレゼントできてうれしい。フィニッシュがとても速く、動きのある厳しいステージだったので、フィナーレで勝負するためにエネルギーを温存した。

最後の最後で、数ミリ差で勝つことができた。ヨーロッパ以外では常に優勝していた1年だったから、この勝利は僕にとって大きな意味がある。明日はマリア・アッズーラをキープし、総合で良い成績を収めたいキャプテンのドメニコ・ポッツォヴィーヴォを助けるためにレースをしたい。

26歳になった今、この勝利がチームに私をジロ・デ・イタリアに連れて行くよう説得してくれることを願っている。

 

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞