ロードバイクで、もっとも劇的に変わるアップグレードといえばホイールだ。
ホイールを変えることで、走りが全く変わってくる。
最高のロードホイールは主に空気力学に重点を置いているが、技術の進歩により、これまでになく軽量化されている。
ライディングにも適している必要がある。たとえば、冬の間、汚れた道路を走るには、超豪華なレースホイールのセットが最適だろうか。
チューブレス、フレックスリム、ディスクホイールも一般的になってきており、新車を買う場合にはリムブレーキモデルを探すのが難しくなってきている。
実用的なホイールはどれになるのか見てみよう。
Zipp 303 Firecrest

Zipp 303 Firecrest Image credit: Zipp
- リムハイト:45mm
- ブレーキ:ディスク
- タイヤフォーマット:チューブレス
- リム内部幅:25mm
- スポーク数:24/24フロント/リア
- 重量:1,410g(チューブレスバルブ付)
- 価格 : フロントが114,100円、リアが120,000円
Zipp 303Firecrestは、ロードホイールの境界を押し広げ、オンロードとオフロードの両方で驚異的なパフォーマンスを発揮する。
それらは、路上でかみそりのような鋭いハンドリングと卓越した滑らかさを提供し、登りでも軽量なので十分に対応できる。
チューブレスによる印象的な衝撃強度を考慮すると、その重量は驚くべきもで、303Firecrestsは高速でオフロードで使用するための優れたホイールになる。
デメリットは、Zippの推奨によれば、28mm以上のタイヤに制限されていること。だが、実際にはそれがトレンドの流れとなっている。
Bontrager Aeolus RSL 37

Bontrager Aeolus RSL 37 photo trekbikes
- 素材:カーボン
- リムハイト: 37mm
- ブレーキ:ディスク
- タイヤフォーマット:チューブレス
- リム幅(内部): 21mm
- スポーク数: フロント24/リア24
- 重量: 1,325g (フロント:600g リア:725g)
- 税込価格:フロント138,000円。リア156,000円
21mmのリム内部幅は、すべての最高のロードバイクタイヤに対応する。チューブレスタイヤで空気圧を下げ、グリップとハンドリングを高めてくれる。
チューブレスのセットアップも簡単で、安価なトラックポンプを使用するだけ良い。
特に横風に関しては、乗り心地は完璧。 DTSwissの新しいRatchetEXPハブが装着。これは軽量で、剛性があり、耐久性があり、保守が非常に簡単となる。
Cadex 65

Image credit: Cadex
- リムハイト:65mm
- ブレーキ:ディスク、リム
- タイヤフォーマット:チューブレス
- リム内部幅:22.4mm
- スポーク数:21/24フロント/リア
- 重量:1,540g
リムハイト65mmだけど、重量は1,540gと軽量。これは最高の軽量ホイールほどではないけれど、優れたオールラウンダーとして使える。
チューブレスだけど、シーラントなしで、バルブコアを取り外さずに、バジェットトラックポンプを使用してすぐに使える。
フレックスリムとエアロスボークで、スピードに関しては問題ない。
HUNT RACE AERO WIDE WHEELSET

Image credit: Hunt
- 素材:アルミ
- リムハイト: 31mm
- ブレーキ:リム
- タイヤフォーマット:チューブレス、クリンチャー
- リム幅(内部): 19mm
- スポーク数: フロント20/リア21
- 重量: 1,496g
- 価格 : 67,030円
Hunts Race Aero Wideホイールセットほど安価なチューブレス対応のホイールはないかも。この価格帯では、匹敵するものが見当たらない。
リムブレーキ対応なので、最新とは言えないかもしれない。年間通して乗れるホイールで、オフロードでも使用できる安価なホイールセットだ。
Roval Rapide CLX

photo Roval
- リムタイプ:カーボン
- タイヤフォーマット : クリンチャー
- リムの幅:F–内部21mm、外部35mm・R–内部21mm、外部30.7mm
- リムハイト:F– 51mm・R– 60mm
- スポーク数:F 18本・R 24本
- スポークの種類:DT Swiss エアロライトTヘッド
- ハブ:Roval AeroFlange Disc
- 重量:フロント649g。リア751g。計 1400g
- 価格 : 143,000円/170,000円(税抜)(F/R)
RovalがRapideCLXホイールセットを発売したとき、2つの主要な論点があった。
1つはチューブレスタイヤに対応していないこと。2つ目は、安定性の向上はスピードを殺すミスの減少に等しいという考え方で、リム成形の根本的な再設計にある。
これを実現するために、最も顕著な特徴はフロントホイールのリム幅。
内部リム幅21mmで、外部幅は30.7mmと対になっている。フロントとリアのリム形状も全く違う。
重量は1,400gで、DTSwissの最新かつ最高のRatchetEXPフリーハブを備えている。
Shimano Ultegra RS-700

Shimano Ultegra RS-700 Image credit: shimano
- リムハイト:31mm
- ブレーキ:リムブレーキ
- タイヤフォーマット:チューブレス(23mm~32mm)
- リム内部幅:20.8mm
- スポーク数:フロント16・リア21
- 重量:1,540g
最新のUltegraグループセットとともにリリースされた、RS700およびRS770(ディスクブレーキバージョン)ホイール。
Dura-Aceバージョンと同様に、リムハイトは31mmで、リムとディスクの両方の種類が用意されている。
日常のトレーニング用として使え、どちらもチューブレス対応で、20.8mmの内部リム幅を備えている。
市場で最も幅が広く、最も軽いホイールではない。だが、Dura-Aceと同じように、カップとコーンのベアリングのメンテナンスが簡単となっている。
Campagnolo Zonda C17

Campagnolo Zonda C17 Image credit: Campagnolo
- リムハイト:フロント24mm、リア30mm
- ブレーキ:リム、ディスク
- タイヤフォーマット:クリンチャー
- リム外部幅:22mm
- スポーク数:フロント16・リア21
- 重量:1,540g
カンパニョーロの最も売れているホイールの1つとして、Zondaがあげられる。
アルミリムは非常に剛性が高く、幅の広いタイヤとのペアリングを改善するために幅が広くなっている。
Mega-G3スポークパターンで組まれており、このスポークの配置は、驚くほど頑丈なホイールとなる。
リムの幅はタイヤに合わせて広くなっていく傾向がある。ただ、タイヤ幅32mmとかになるとバイクが対応していないと取り付けることも出来ない。
また、リムブレーキモデルだとタイヤ幅も限られるので注意が必要だ。
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