ニューヨークのWeis Manufacturingは、変わったフレームのバイクを手作りしている。
今回紹介するHammer Gravel SLも、左右非対称のシートステイとなっているが、それ以外のバイクもほとんどが非対称のシートステイとチェーンステイになっているのが特徴だ。
チェーンステイが非対称のロードバイクは見かけるけど、シートステイが非対称というのは珍しい。
Hammer Gravel SL

Image credit: weismfg
Hammer Gravel SLは、自社のロードマシンとトラックマシンのDNAを悪路に持ち込んでいるとブランドは言う。
「Brett’s Bike」と名付けられたこの特定のモデルは、7000シリーズのアルミニウムとカーボンファイバーのフレームセットに、ダブルカラースプラッターペイントジョブを施している。

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このフレームセットは、2年以上の開発とテストの結果であり、このマシンのすべての機能の設計を深く掘り下げている。
非対称のシートステイとチェーンステイは、剛性と応答性の高いスプリントを行うことが出来るという。

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この特定のモデルは、Cane Creekブラシ仕上げチタンのeeWingsクランクが使ってある。これだけでも、かなり高価。
Cane Creekは、400g未満のクランクが同程度の重量のプレミアム カーボンクランクよりも20~30% 剛性が高いと約束している。

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カーボンとアルミニウムのデザインのおかげで、Hammer Gravel SL は 1.30kg (サイズ 54) というフレーム重量となっている。
シートポストは一体型カーボンファイバーで減衰した乗り心地を目指している。

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フレームの後部には、フレームの将来性を保証し、耐衝撃性を高めることを目的とした、社内で設計されたドロップアウトがある。
ブランドは、
「交換可能なハンガーシステムとSyntaceインサートを使用することで、ディレイラー ハンガーを曲げたり、車軸を交差させたりしてフレームを台無しにすることは決してありません。交換品を取り付けるだけで、道路に戻ることができます」
と述べている。

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23mmのEnve G23ホイールが装着されており、Panaracer GravelKing TLC タイヤはチューブレスとなっている。
フレームセットは3450ドル(約48万円)から。現在、注文はすでに締め切られている。
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