Rene Herse Cyclesは、レトロな機械式のアナログディレラーのNivexリアディレラーを発売した。
Nivexは、ツインケーブル設計であり、従来の機械式ディレイラーのように、一方の方向をケーブルプルに、もう一方の方向にスプリングテンションに依存するのではなく、シフトアップとダウンシフトの両方にポジティブアクションを使用する。
簡単にいうと、シフトはダウンチューブにあるシフトで行わないといけない。最近乗り始めた人は、見たこともないシフトシステムだろう。
Nivex リアディレーラー

Image credit: renehersecycles
フレームに取り付けるには鉄フレームにロウ付けが必要だし、シフトレバーに機械式ケーブルも必要だ。それでも、初期ロットはすでに完売。つぎは1月まで待たないといけない状態。
Nivexの美学は独特。50以上の部品で構成されており、強いレトロな風味にもかかわらず、その角張った機械加工されたラインは美しい。
Nivexの主なセールスポイントは、3大グループセットメーカーの多くのコンポーネントとは異なり、完全に再構築できるように設計されており、René Herseがすべての部品を在庫すること。
ディレイラーピボットは耐久性のあるブロンズブッシングを使用しており、プーリーは標準のベアリングで動作しながら、シフターケーブルは設計のおかげで事実上永遠に続くとブランドは述べている。
部品がいつまでもあるというのは安心だ。最近の製品だと数年で在庫がなくなるので買い換えないといけなくなる。
ディレイラーの重量はわずか176gで、レバーは54g。機械式Dura-Ace R9100リアディレイラーは、158gなので、ほとんど変わらないほど軽量だ。

シフトレバー Image credit: renehersecycles
Nivexは最大30歯のカセットスプロケットをサポートし、発売時にはインデックス付きの11速シフトレバーのみが利用可能。今後、7、8、10、12速レバーが登場する。
かなりマニアックな製品とも言える。
Nivex リアディレーラー spec

Image credit: renehersecycles
パリ-ブレスト-パリ、オレゴンアウトバック、アンバウンドなどで、10,000マイル以上のテストが行われており耐久性と性能は万全だ。
- 最大リアコグサイズ:30歯
- 容量:35歯
- 9-11スピード : 12-28から11-30
- 6-8速 : 13-26から11-30
- 10歯または12歯の下部プーリーを使用して、チェーンの長さと張力を最適化
- 重量:176g
- シアトルと台湾製
- 価格 : リアディレイラー729ドル(約9万円) シフター 249ドル(約3万4千円)
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