面白い発想だ。
一つのホイールのリムハイトをエアロカバーを取り換えることで可能としたStreamline AIR システムが、スコットランドの新興企業Streamline Cyclingから発売されている。
Streamline AIR システム

Image credit: Streamline Cycling
AIRシステム (Aerodynamic Interchangeable Rim) は、ライドの条件や分野に合わせてほんの数分で深いセクションのホイールに変換できるカバーを使用する。
元のホイールは、ハブ (DT Swiss 240 または Bitex) とスポーク (Sapim CX-Ray) を備えた 32mm エアロベースリムが含まれている。
幅40mmまでのタイヤを装着できるため、シクロクロスホイールとしても使用可能。
ベースリムは、安定性を向上させるように設計された深さとU字型の後縁の両方によって、強風でもぶれないエアロ効果をもたらすと主張されている。

Image credit: Streamline Cycling
AIR システムの最もメリットがあるのは、ディープホイールのエアロカバー。ディスクホイールをかわなくても、エアロカバーで効果が得られる。
エアロカバーは、カバーに組み込まれている6つの1/4 回転アタッチメントを使用して、ベースリムに取り付ける。
マイナスドライバーで締めているけど、実際の作業状況の動画などがないので、どうやって固定しているのか詳細は良くわからない。

Image credit: Streamline Cycling
32mmベース ホイールを 64mmディープ セクションホイールに変換し、Streamline Cyclingは、風洞テストで、エアロカバーが DT Swiss ARC 1400 DICUT 80mm ホイールよりも広い範囲のヨー角でより速い結果が得られたと述べている。
確かに、上記のテスト結果では、エアロカバーをつけたホイールの性能が良いように見える。
カバーは鈍いV 字型を特徴としており、スポークニップルを隠して空力効果を高めている。

Image credit: Streamline Cycling
現在のカバーは最大29mmのタイヤを装着できる。
カバーのセット (前面または背面) の重量は200gで、価格は 224ポンド(3万6千円)。 ベース ホイールの重量は ~1,400g (標準モデル) および ~1,300g (軽量) で、価格は898 ポンド(約14万円)。
タイムトライアリストとトライアスリート向けの Streamlineフルディスクカバーの重量は250gで、価格は249ポンド(約4万円)。
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