シーズン最初のワールドツアーレースであるサントス・ツアー・ダウンアンダーの2日前に行われたダウンアンダー・クラシック。
こちらのレースはUCI公認レースではありません。このレースでサガンが乗っていたのはアルミフレームのSpecialized Allez Sprint Disc。
なんと、このフレームの価格は151,200円。結局何乗っても速い人は速いということ??
Specialized Allez Sprint Disc

https://bikerumor.com/
ダウンアンダー・クラシックのワンレースだけ使用されたアルミフレームのAllez Sprint Disc。
このレースは、完璧なリードアウトを得たポケット・ロケットことカレブ・ユアンが見事にスプリントを制した。
ユアンの乗っているリドレーについては以下でどうぞ。
その今シーズン最初のオープニングレースで、サガンはこのアルミフレームでユアンを追い詰めての2位でした。
BORA-hansgroheチームメイトの何人かもアルミフレームでレースしていた。

ダウンアンダー・クラシックのコース
今回のダウンアンダー・クラシックは、1周1.7kmの周回レース。
1時間走ったら、あと1周でゴールとなる特殊なレース。コーナーが4箇所で高速な立ち上がりの多い周回コース。
UCI非公式レースでポイントもつかない。だから、サガンの所属するBORAもアルミフレームを使用したのだと思われます。
普通だったら、エアロフレームのスーパーカーボンバイクS-Works Vengeを使用するはずです。
まあ、サガンが乗ってレースしたとなると宣伝になりますしね。
2018年のダウンアンダー・クラシックではサガンが勝ってますから、チームとしてはスポンサーのためにも勝ちたかったでしょう。
それでも2位だから、十分な宣伝にはなったと思います。
- Allez Sprint Discのフレームセット 151,200円
- S-WORKS VENGE DISC フレームセット 540,000円
コンポは、パワーメーター装備のShimano Dura-Ace R9170 Di2。サガンは54×39を使用。
ステムは、シール貼ってますけどZipp Sprint SL 150mm。これも長いですねえ~。剛性が高くないとハンドルがたわんでしまいそうです。
アルミフレームならではの接合です。
タイヤは、S-Works Turbo RapidAir 26mm。Roval CLX 64のホイール。ついにチューブレスですか。
ボトルもフレームもチームカラーで統一されてます。
RETULって、刻印されてます。RETULでポジション出しを行っているんでしょうか?
スペシャライズドのAllez Sprint DiscフレームセットはD’Alusio Smart Weld(DSW)技術を採用しており、剛性と快適性の向上を求めて従来の溶接を再配置しています。

スペシャライズドのDSWシステムは従来の場所から溶接部を移動させ、全体としてより強くより堅いフレームをもたらすと主張されています
サドルはS-Works Romin Evo
BBはセラミックスピード
サガンの乗るAllez Sprint Discバイクスペック
- Frameset:Specialized Allez Sprint Disc, size 56cm
- Front brake:Shimano Dura-Ace R9120, 160mm rotor
- Rear brake: Shimano Dura-Ace R9120, 140mm rotor
- Brake/shift levers: Shimano Dura-Ace R9170
- Front derailleur: Shimano Dura-Ace R9150
- Rear derailleur: Shimano Dura-Ace R9150
- Cassette:Shimano Dura-Ace R9100, 11-28
- Chain: Shimano Dura-Ace R9100
- Crankset: Shimano Dura-Ace R9100, 54/39 chainrings, 172.5mm cranks, Specialized power meter
- Bottom bracket:CeramicSpeed
- Wheelset:Roval CLX 64
- Tyres: S-Works Turbo RapidAir, 26mm tubeless
- Stem:Unmarked Zipp Sprint SL, 150mm
- Handlebars:S-Works Aerofly, 420mm
- Tape/grips:Supacaz Super Sticky Kush
- Pedals:Shimano Dura-Ace R9100
- Saddle: S-Works Romin Evo
- Seat post:Specialized Venge Aero seat post, FACT Carbon
- Bottle cages: Tacx Ciro
- Computer:Wahoo Elemnt Bolt (not photographed)
- Other accessories:K-Edge chain catcher and K-Edge Wahoo Elemnt Bolt Aero out-front computer mount
- Rider height: 1.84m
- Weight:8.00kg
フレームの形状もエアロっぽく仕上がってます。E5高品質アルミ合金製フレームは、今までのアルミフレームよりも450g軽くなっています。
サガンがレースで使用して結果を出したとなると15万円のフレームでも十分となりそうです。ただ、VENGEよりも硬いフレームとなると体幹がしっかりしてないと長距離は厳しいかもしれないですね。
以下のビデオでバイクの詳細がゆっくりと見れます。
コメント