2022世界選手権ロードを独走で勝利したレムコ・エヴェネプール。そして、女子ロードで12位に入り、U23王者となった二アム・フィッシャーブラック(Team SD Worx)。
二人共、バイクはS-Works Tarmac SL7に乗っている。二人のバイクの詳細を見てみよう。
レムコ・エヴェネプールのS-Works Tarmac SL7

Image credit: Specialized 以下同様
レムコの世界チャンピオンのバイクは、横からみると凄くシンプル。アルカンシェルを表すレインボーカラーは、横からではシートチューブにわずかに見える程度。
トップチューブに世界選手権獲得のロゴとレムコの名前がある。
レムコのTarmacは、統合D-Aクランクセット・パワーメーターを含む12速Shimano Dura-Ace Di2(54/40T x 11-30T)とCeramicSpeedベアリングを内部に搭載している。
フロントディレイラーには、パワーメーターのケイデンスマグネットを取り付けるマウントを兼ねた、クラシックなレインボーのチェーンキャッチャーが見られる。
Tarmac IntegratedステムとPRO Vibe Aero SLカーボンバー。ブレーキパットは内側に向けてエアロポジションになるようにしている。
Supacazテープを巻いた2ピースコクピット。サドルは、3DプリントされたS-Works Power Mirrorサドル。
サドルは、SpecializedがProject Black(サドル・エアロバー・タイヤ)と呼ぶ開発中の新型を試しているかもしれない。
多くのライダーがハンドルとステムが統合されたコクピットを使うが、レムコはバーとステムを使用し、ケーブルはステムの下に外付けされている。
ホイールは超軽量でチューブレス対応のRoval Alpinist CLX II 、タイヤは26mmのS-Works Turbo RapidAir。Variaマウントないが、シートポスト裏に直接ナンバープレートブラケットを装着している。
ステムフェースプレートに取り付けられたカスタムレインボーK-EdgeアウトフロントCPSマウント。ウルフパックを意識したデザインも施されている。
かなり控えめなデザインだけど、逆にシンプルでいいかもしれない。
二アム・フィッシャーブラックのS-Works Tarmac SL7
22歳の二アム・フィッシャーブラックは、UAE Team Emiratesで走るフィン・フィッシャーブラックの妹。
フィン・フィッシャーブラックのリハビリでは、最初にバイクに一緒に乗っている。
レムコ・エヴェネプールのバイクとデザインは同じですね。
シートステイには、目立たないように文字が書かれている。
フィッシャーブラックのレースバイクは、SRAM Red eTap AXSグループセット(48/35T x 10-33T)12速に、Quarq AXSパワーメータースパイダーを装備している。
アルカンシェルカラーは、シートチューブの裏側だけ。見た目の良さは、SRAMのほうがいいですね。
アルミ製のTarmac IntegratedステムとZipp Service Course SLアルミバー、Supacazテープを組み合わせた2ピースのコックピット。
ペダルは、ミッドスペックのコンポジット製Time Xpro 10ペダル。エアロシートポストには、Garmin Variaレーダー+カメラ+テールライトが新たに搭載されている。
ホイールはRoval Rapide CLXで、S-Works Turbo RapidAirタイヤが装着されている。
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