Stein&Fentonのフレームは、米国イリノイ州ポーニーで手作業で作られている。イリノイ州ポーニーの人口は2,500人で、ガソリンスタンドは1つあるが、信号機は1つもない。
3Dプリントチタンとカーボンファイバーチューブの最新技術を組み合わせた新しいPrestigeフレームは、最新のテクノロジーと個々の職人技を組み合わせたもの。
Stein&Fentonのこれまでの手作りのバイクをインスタグラムで見てみると芸術品としか思えないような作品ばかりとなっている。
Prestige Road Bike

Image credit: steinfenton
Stein&Fentonは、世界で最も軽量、最速、または最も空力的なバイクを製造していると主張しているわけではない。
彼らが、非常に誇りに思っていると言うバイクを設計および製造している。
Prestigeは、現代のロードバイクのすべての設備を提供すると同時に、オールロードセットアップにも適していると言われている。

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PrestigeはT47スレッドボトムブラケットを装備し、リアは12×142のスペーシングで、32cまでのタイヤを装着することができる。
また、完全に統合された内部ケーブルルーティングと、統合されたシートウェッジクランプが装備されている。
Stein&Fentonによれば、Silca Mattoneサドルバッグ、SilcaまたはAlpitudeボトルケージ、ペダル(顧客が選択)、コンピュータマウントが付属した状態で出荷される。
全ては、ユーザーの好みで自由に変えることが出来る。

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16時間のプリント時間と8時間の硬化時間を経て、3Dプリントされたチタンのラグは、6al-4vチタンのビレットの密度の99.5%以上になる。
しかし、この時点では、このラグはまだフレームを作るには十分ではない。フレーム製作に使用できるようになるまでには、CNC後の機械加工と仕上げにさらに10時間かかる。

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Stein&Fenton社によると、管理されたガイドラインのもと、カーボンファイバー・チューブを手作業で積層し、4,000psi以上のせん断強度に耐えられるよう下準備をした表面に接着している。
3Dチタンラグとハンドレイアウトのカーボンチューブの組み合わせは、現代のテクノロジーと職人技を見事に融合させている。

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Stein&Fentonは完成車のみを製造する予定となっている。つまり、フレームセットは販売されない。
SRAM Red AXSまたはShimano Dura Ace 9200グループで提供。
これらのビルドには、ENVE SES ホイールと Chris King ハブ、Darimoシートポスト、ワンピースバー/ステムコンボ、そして「他の優先サプライヤーパーツ」が付属する。
全て最高級のパーツばかりだ。
アップグレードは、ほぼすべてのコンポーネントをアラカルトで購入できる。また、ラグやチューブの仕上げのオプションも選ぶことが可能。

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サイズは、49cmから61cmまで1cm刻みで提供。また、カスタムサイズのジオメトリーも、追加料金と長いリードタイムで提供可能となる。
完成車価格は15,500ドル(約216万円)からとなる。
Stein&Fentonは、「私たちは単にバイクを作るだけではありません。世界最高の製品を使用せずに、どのようにして世界で最高のバイクを構築できるのでしょうか。」と述べている。
芸術品の値段だ。
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