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ゲラント・トーマスが2022ツール・ド・フランスで乗ったPinarello Dogma

機材情報
Image credit: Simon von Bromley
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チーム内の予想を裏切る走りでケラント・トーマスは2022ツール・ド・フランスで総合3位を獲得。

これについて、チームGMのデイブ・ブレイルスフォードも管理の誤りだったと認めている。36歳という年齢だけでは推し量れない経験と力があったということだ。

ゲラント・トーマスが乗ったPinarello Dogmaを見てみよう。

 

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Pinarello Dogma

Image credit: Simon von Bromley

 

この特別なバイクは、2018年のツール・ド・フランスのチャンピオンであるゲラン・トーマスのものだ。

シートチューブ上部の小さな黄色いストライプは元チャンピオンであることを示している。

トーマスは、2018年当時、リムブレーキとチューブラーホイールを備えたエアロロードバイク、ピナレロ・ドグマF10に乗ってその勝利を手にした。

しかし、それ以来、バイクの技術は大きく進歩した。

現在、油圧式ロードディスクブレーキ、チューブレスタイヤ、最新の12速電子グループセットを搭載したバイクを使用している。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

ドグマFは、ピナレロの特徴的な波状のオンダフォークを備えている。前モデルであるドグマF12よりも剛性、軽量性、エアロダイナミクスが向上していると言われている。

ドグマFは、ピナレロ独特の波状チューブデザイン哲学を継承しており、特にキンクしたオンダフォークが特徴的。

このフレームセットはまた、非対称チューブプロファイルを採用しており、ピナレロは、非対称なペダリングとブレーキ力のバランスを取るのに役立つと主張している。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

Ondaの「フォークフラップ」は空力特性を向上させるという。

 

軽量オールラウンダー

Image credit: Simon von Bromley

 

ピナレロ・ドグマFは、ディスクブレーキ、12速ギア、チューブレスタイヤなど、ロードバイクの最新技術を惜しみなく投入している。

デンマークのコペンハーゲンで開催されたツールのグランデパールで見たプロバイクは、どれも7.6~8.3kg程度だったが、ゲラント・トーマスが乗るピナレロ・ドグマFの重量は公表されていない。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

しかし、発売当時、ピナレロは、シマノ・デュラエースDi2 R9100(前世代の11速)とDTスイスARC1400ホイールで組んだ53cmサイズのドグマFの重量を6.8kgと主張し、UCIの自転車最低重量制限にぴったりとはまっていた。

トーマスは56cmのフレームを使用し、シマノ・デュラエースR9100ペダル、アウトフロントコンピューターマウント、Elite Leggero carbonボトルケージ2個などを装備していた。

また、最新の12速シマノ・デュラエースDi2 R9200グループセットを搭載し、以前のR9100グループセットより約35g重くなっている。

ただし、トーマスはまだ古いR9100-Pパワーメータークランクセットを使用している。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

コペンハーゲンのチームホテルで撮影したトーマスのバイクには、シマノ・デュラエースR9200 C50 TLカーボンホイールとコンチネンタルGP5000S TRタイヤが装着されていた。

トーマスもピドコックも、アルプスの山岳ステージでは、リム深さが50mmから36mmになり、やや軽量で浅いデュラエースR9200 C36 TLカーボンホイールに交換して走っている。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

トーマスのバイクには、54-40tのクランクセットが装備。

アマチュアのサイクリストには大きく見えるかもしれないが、54-40tはプロでは新しい標準になりつつあり、モンスターチェーンリングは今年のツールの重要な技術トレンドとなっている。

このチェーンリングに加え、リアには11-34tカセットを搭載し、アルプ・デュエズやガリビエのような大きな登り坂でも十分なレンジを確保している。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

INEOS Grenadiersは、K-Edgeのチェーンキャッチャーを使用しており、シマノのパワーメーター用のマグネットも取り付けられている。

 

X-Light

Image credit: Simon von Bromley

 

過去には、ピナレロがINEOS Grenadiers(旧チームスカイ)に、元チームライダー(ツール4勝)のクリス・フルームが使用したドグマF10 X-ライトのような特別軽量バージョンを提供したことがある。

X-Lightバイクは、特殊なカーボンレイアップと最小限の塗装で、最後の1グラムまで削り取ることができるのが特徴だ。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

しかし、ゲラント・トーマスとトム・ピドコックは、チーム支給の塗装を施した標準的なドグマFフレームセットを使用している。

このバイクの重量は正確にはわからないが、おそらくチームはこのバイクを「十分に軽い」と判断したのだろう。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

フロントには、Most Talonの統合ハンドルバーを使用。

これは、エアロプロファイルのバーとステムを持ち、油圧ホースをフレームセット内部に完全にルーティングするのに役立つ。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

トーマスはステムの下に5mmのスペーサーを1つだけ装着している。

インラインシートポストと組み合わせることで、プロでは珍しいことではないが、彼のバイクはかなりアグレッシブなポジションになっている。

また、トーマスのハンドルバーには、非常にきれいなハンドルバーテープが貼られている、トップのエンドを固定するための電気テープは使われていない。接着剤で固定かな。

 

Image credit: Simon von Bromley

 

FizikのArione Rカーボンサドルは、トーマスが好んで使うサドル。ロードバイクのサドルの多くが短くなってきている中、かなり長い、昔ながらのサドルだ。

しかし、トーマスはこのサドルをキャリアを通じて使い続けており、彼に合っていることは明らかだ。

 

 

Image credit: Simon von Bromley

 

ツール・ド・フランスでは、INEOS Grenadiersがチューブレス化を推進。

ゲラント・トーマスの今後のレーススケジュールは

  • 7月30日 クラシカ・サンセバスティアン
  • 8月4日 コモンウェールズ ITT
  • 8月16日 ツール・ド・デンマーク

 

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